「彼岸過迄」やら「アインシュタインのおもちゃ」など
← アンソニ・ズィー著『アインシュタインのおもちゃ 重力と宇宙の不思議の旅』(松田卓也/二間瀬 敏史訳 CCCメディアハウス 1992) 「アインシュタイン以来、物理学者たちの論争の的になってきた重力理論。「超ひも」など最新の理論をまじえつつ、重力と宇宙の物理学の歴史をたどった、知的興奮を誘う科学読み物」
庭の惨状。ちょっと庭を見て回るだけのつもりだった。けど、根雪の状態が昨日とまるで変わってないのに(気温が低い)、我慢ならずスノーダンプを持ち出して落雪などの根雪山崩し。少しでも日の当たる場所へ、少しでも雪の固まりを小さく。部屋着のままで、さすがに手袋と長靴を着用して せっせと作業。一時間半で汗だく。部屋に戻って、急いで着替え。茶の間で熱い御茶で寛ぐ。が、これから買い物やら洗濯など。
ついでに、晩秋に伐採したが、拾いきれなかった枝葉を拾い集めて 納屋へ。納屋 枝葉で満ぱい。焚き火はダメだし、暖炉 欲しいな。
家では、漱石の全集で「彼岸過迄」所収の巻と、上掲の本を読んでいる。「彼岸過迄」は、帝大を卒業するほどの秀才。が、神経衰弱を思わせるほどに神経過敏な男。自分でも周りの人や自分の気持ちを過剰に捏ね回す癖がある。ついには自滅しそうに。本作品の終わりは何か尻切れトンボに感じた。昔、秀才の友人を何人も知っていたが、吾輩のような鈍才には想像のつかない世界が脳みその中でグルグルしていると犇々と感じた。ま、英才の頭の動きなど理解が及ばなかったということか。
← 朝刊を取り込むついでに、燃えるゴミ出しへ。この2日は降雪はない。日射しは弱いものの、路面からは雪はおおよそ消えている。バット我が家の庭には雪がしっかり残っている。年末にはまた寒気が襲来し新たな降雪が予想されている。その前に庭の根雪を減らしたく、スノーダンプで雪の融けやすい場所へ分散させた。裏の庭にはまだたっぷり残っている。雨でも降って融けて欲しい! 雪。除雪した昨日の形状や量が変わってない!
アンソニ・ズィー著の『アインシュタインのおもちゃ 重力と宇宙の不思議の旅』を読了した。28年前刊の本。つい先日、古書店で発見し即ゲット。初めから古いことは分かって入手。それでも買ったのは最近のサイエンス本でも本書が時に参照されることがあることもあるが、非常に分かりやすい記述に惹かれた。ダークマターが問題になって間もない頃であり、,ニュートリノがその候補に挙がり、盛んに研究され、間もなく、スーパーストリング理論で、ジョン・シュワルツやマイク・グリーンらによる画期的な理論が登場して超弦理論が脚光を浴び、物理学での一番の話題になっていた頃。同時に超えられない難点に期待が凋みそうになった頃でもある。古いと言っても、門外漢の吾輩は素人にも分かりやすい、それ以上に文学的でもある記述を楽しませてもらった。
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