インターフォン復活
インターフォン、ようやく回復。昨年、来客があっても分からず、確めたらインターフォンが鳴らない。故障? 電気屋さんへ。電池 切れたんじゃないと、あっさり きっぱり。あるある故障なのだろう。
電池? 電池で動いてる? 最初、メカニズムが分からず、玄関の押すボタンの装置を疑った。ドライバーで蓋を開いても、電池など見当たらない。
そんなところに電池を入れてどうする! よふやく電池は部屋の中の装置に入っていると気付く。玄関でボタンを押して、その信号が伝線で伝わって、電池の力でピンポ~ンと鳴る。こんな簡単なことに気付くのに半年を費やした。今年の春だったろうか。だが……
部屋……茶の間で鳴っていたんだから、装置は茶の間にある……はず。が、見付からない。台所や仏間や座敷や寝室じゃなく、絶対 茶の間。だが、見付からない。額(浮世絵)などが10個ほど掛けてある桟の上にあるはず。が、見付からない。
意地になって むきになって捜索すること半年。もうダメだ。スマホに繋がる最新式のインターフォンを買うか……。が、決心できない。納得できない。何故、見付からない? 今朝、改めて探し始めた、ら、すぐに見付かった。何故だー?! あれだけ探したのに。捜索すること9か月近く、やっと!
見れば、そう言えば何度も見たよなーという懐かしいな装置。蓋を開くと、単2電池が4個。逸る気持ちを抑え、午後、スーパーへ。真っ先に電池を買い物かごへ。さきほど、電池を交換。玄関でボタンを押したら、懐かしいピンポ~ンの音が。これで、宅配での不在票の紙が溜まることもなくなる。
こんな情けないことは誰にも言えない。口外無用だよ。
蛇足で、なぜこんなに解決に手間取ったのか、軽く心理分析(← 大袈裟)してみました。結論から言うと、億劫だからとなります。直すのが面倒ってこともありますが、何より来客対応が億劫。インターフォンの不具合を口実に居留守を決め込んでしまった。親戚など知り合いなら携帯で連絡してくるはず。あるいは、施錠してなければ、住職だって勝手に入ってくる。あとは、何かの売り込みかその類い。ということで、インターフォンのチャイムが鳴らないことをいいことに、居留守を使うという安楽な生活に流れた。怠惰! …それとも年齢かも。
夕方、銭湯へ。一週間に一度は行きたいのだが、タイミングが合わず、約二週間ぶり。久しぶりにシャンプーで洗髪した。普段は、お湯か石鹸で洗っている。
帰宅時、嬉しくてインターフォンを押した。ピンポ~ン! いい響き。玄関からこれだけ鳴るなら、茶の間なら煩い?
昨夜、ラジオ(FM)で聴いたベートーベンのピアノソナタ、良かった。ビアニストも曲名も分からない。今、調べてみたら、アンドラーシュ・シフ(ピアノ)による「ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 作品109」(ベートーベン:作曲)だった。
← アルフレッド・ウェゲナー著『大陸と海洋の起源』(竹内 均訳 解説:鎌田 浩毅 講談社ブルーバックス)「永久不変と考えられていた大陸は、長い年月をかけてゆっくりと移動していた。常識を覆す「大陸移動説」はどのように生まれたのか。ウェゲナーが生涯をかけて取り組んだ研究の集大成となる一冊を、竹内均博士が全訳し、その後の地球科学の発展について鎌田浩毅博士の解説を加えた決定版」
アルフレッド・ウェゲナー著の『大陸と海洋の起源』を読了した。
本文については、自説である大陸移動説に自信を持ちつつも、反対もあって次第に追い詰められていく中、少しでも傍証を得ようと懸命な姿が垣間見られて感動というか、悲壮感すら感じた。
なんと彼が亡くなって半世紀ほど過ぎて、劇的な復活を遂げたのである。
大陸移動説が着想したのは、1910年。「世界地図を眺めながら、大西洋の両側の大陸の海岸線の出入りに、私は深く印象づけられ」てのこと。世界地図好きな少年なら、南アメリカとアフリカ西部の海岸の出入りに、ジグソーパズル的な閃きを覚えたことがあったかもしれない。ウェゲナーもそうだった。しかも、大陸が移動するなんて、神(定説を報じる学界の権威を含め)を冒涜する妄説だった当時に! 1912年に提唱、1915年に本書の第一版が刊行。本訳書は最終版である第四版に基づく。
ミミズなどの動物の分布や地質学などの傍証がありつつも、ウェゲナーが苦戦したのは、大陸が移動する原動力が当時は見当が付かなかったからである。マントルが関係しているという説も唱えられたが、とても反論には対抗できなかった。
大地が移動する。今ではプレートテクトニクスなど基本で、さらに研究が進んでいる。
本文通読後、本文通読。鎌田浩毅氏の解説へ。解説が素晴らしい。何処かで聞いた名前だなと思ったら、同氏の「富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ」 (ブルーバックス)を読んだことがあった。日本の国民の半数「6000万人を巻き込む激甚災害が待ち受けている。首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山などの噴火が」スタンバイ状態にある。我輩が政治的指導者なら、近い将来必ず襲う激甚災害に備え、人口の分散計画を実施する。日本海側に北海道から九州……沖縄に至る新幹線は第一歩に過ぎない。目先の経済のためじゃないんだよ。
同氏の「富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ」は、読んだショックが大きくて、「2030年前後に南海トラフの地震、連動する富士山噴火の切迫は変わらない。宝永の噴火以来300年余り。マグマが溜まっている。ひしひしと危険が迫っているの」と、あまりにあっさり。感想なんて書けなかった。読め! と命令したいほどだもの。
一昨日、伐採した枝葉、日暮れで裏の小道(私道)に山積みにして放置したままだった。先程、スーパーの帰り、外出着のままで拾い集め、納屋へ。それだけの作業で、僅か30分余りで、汗だくになった。ドブ掃除もしたけど。庭仕事は、ハードだ。だが、痩せない。何故だ~~?
第8巻である『角川書店版 夏目漱石全集〈8〉』 (1974年)を読み続けている。
「門」に続いて「思い出す事など」を読んできた。漱石の闘病(病牀)日記……記録。何度も死の淵に。医者からも見放されたことも。端からは意識を失なって危篤状態と診なされ、医者が付き添う人にもう危ういと発言。なんと漱石は意識朦朧ではあったが、意識を失なってはおらず、医者の不用意な発言に内心憮然としていた。医者としては軽率だな。死の淵にあって、幽霊などこれまで関心の外だったスピリチュアルな領域にも、弱気になった漱石は興味を抱いたり。すぐに気を取り直すのはさすが漱石だが。
これまで10回ほどは手術入院の体験のある我輩、見につまされる思いで「思い出す……」を読んでいる。漱石ならではの闘病記で漱石ファンならずとも読み応えあり!
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