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2020/11/10

ツワブキの名の覚え方

Tuwabuki_20201110200701 ← その気はないのだが、またむきになって庭木の剪定……枝葉の伐採作業。燃えるゴミの日なので、溜まった枝葉3袋を出して、ちょっと庭を見て回ったら……自制出来ず、部屋着のまま、さすがに手袋はめて、高枝切鋏で。今日は裏庭。杉や薔薇や柘植などの枝葉が家屋の壁面と擦れている。藪みたいになっていて、樹木が繁茂してる。……そうだ、裏庭の石蕗が咲き出すのを観ようと裏庭に回ったら、庭木の惨状が目に付いたのが、にわか作業の発端だったんだな。石蕗……ツワブキ……名前を(この読書メーターで!)教えてもらって、珍しく(!)一回で覚えられた。覚える際、蕗(フキ)という名前があったなと…。

  寒い。脱衣場は、ストーブで暖めて。シャワーも直さないと。
 台所のガス瞬間湯沸し器も不調だ。仕事で帰宅して、ガス瞬間湯沸し器での洗髪が出来ないじゃないか!

Stone ← 山田 英春 著『奇妙で美しい 石の世界』(:ちくま新書)「この世に無数に存在する石の中には、目を引く美しい模様を持ち、人を不思議な気持にさせるものが多くある。本書は、瑪瑙を中心に、美しい石のカラー写真を多数掲載。さらに、石に魅了された人たちの数奇な人生や歴史上の逸話など、国内外のさまざまな石の物語を語る」

 一昨日より、山田 英春 著の『奇妙で美しい 石の世界』を読み始めている。仕事の合間の楽しみに。石。なんと無機質な響き。が、なんと奥深い、神秘な沈黙。最初の章では、山田英春著の「風景の石 パエジナ」 (不思議で奇麗な石の本)を思い出した。パエジナ 素晴らしいよ! 同じ著者じゃないか。

 リチャード・O・プラム 著の『美の進化 性選択は人間と動物をどう変えたか』を相変わらず読み続けている。昨日は仕事が速く終わったので、夜から今日、ずっと本書に掛かりっきり。漱石はちょっとお預け。

 ヒトが体毛を失った理由。草原を獲物を追って長距離を走る際、汗をかいて体温を下げるため、というのが定説、乃至、多数意見。(他にヒトは水辺で進化したという異端のアクア説もある)が、我輩は、十数年来、性的進化、美的理由を唱えてきた。本書にそうした説が唱えられているのを知り、意を強くした。夜半までに、我がブログから、我輩の妄想的持論を見つけ出して、ここに紹介したい。
はだかの起原、海の惨劇
はだかの起源 言語の起源
ヒトはいかにして人となったか

 ある種のカモの凄まじい性的進化。雌と雄との生存闘争。この話題だけでも、本書は読む値打ちがある。が……もっと醍醐味を感じさせる章が待っていた。

Bird_20201110201001  ← リチャード・O・プラム 著『美の進化 性選択は人間と動物をどう変えたか』(黒沢令子 訳 白揚社)「世界的鳥類学者が、美の進化にまつわるダーウィンの〈危険思想〉をよみがえらせ、刺激的な新説を提唱する。華麗な鳥の羽から人間の同性愛やオーガズム、性的自律性の進化まで、従来の進化論では説き明かせない美と性の謎に斬り込む野心作」

「ヒトの先天性陰茎骨欠失 創世記二章二一~二三節の生殖骨」(by ギルバート&ゼヴィト)なる科学論文が二〇〇一年 学会誌に。「創世記の天地創造譚が生まれてから二五〇〇年あまりして、神がイヴをアダムの肋骨からではなく陰茎骨から作ったと創世記は示していると提唱」。「古代イスラエル人は誰でも、男性と女性の肋骨の数が同じであることを容易に観察できたので、「肋骨譚」は誤りだと気づいただろう。さらに、肋骨には「もともと生殖力が備わっていない」ので、アダムの肋骨譚は物語としても精彩に欠けるとけなしている」(本書p.288)。ヒトが陰茎骨を失った理由は古来より難題だった。特に聖書を至上とする、ユダヤ教徒やキリスト教徒には、悩ましい謎だった。実際、ヒト(♂)の陰茎には、骨がないとは、男女ともに周知の事実だろうし。


 さらに続きがあった。「創世記二章二一節には、病因学的な詳細情報がもう一つ含まれている。「神はその跡を肉でふさがれた」というくだいりだ。これは、ヒトの男性のペニスと陰嚢にみられる独特な印、つまり縫線のことを説明しているのだろう。」以下は略す。
 さらに、かのリチャード・ドーキンスも、「面白いが、ありそうにない仮説として、ペニスに骨があると、健康でタフでなくても、勃起しているように見える。骨がなくても「しっかりと硬く勃起できるのは真に健康な男性や丈夫な男性だけになるので、女性は邪魔されずに診断を下せるようになる」(p.290)云々と語っているとか。有名な『利己的な遺伝子』の中で。吾輩は、そのくだりは覚えていない。再読を要する!

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