だんまりの瞬間湯沸かし器
← シモーヌ・ヴェイユ 著『神を待ちのぞむ』(今村純子 訳 河出書房新社)「自分にとって「灯台のような存在」と言い、「ユダヤ人が教会のそとにあるかぎり、じぶんはカトリック教徒にはならない」という言葉に「息もできないほど感動」した須賀。不滅の輝きを放つ名作」
瞬間湯沸かし器、とうとう点火しなくなった。電池は新品。怖いのは不完全燃焼だが、そもそも点火しないのだから大丈夫か。帰宅しての、瞬間湯沸かし器シャワーができない。浴室のシャワーもぬるま湯しかでないので、寒くてあかん。ん? ガスコンロは大丈夫だぞ。ってことは、湯沸かし器が故障か。
ガス瞬間湯沸かし器が使えない(温水が出ない)ので、食器洗いが辛い。諦めて修理か交換するか。シャワーは望めない以上、流し台での洗髪くらいは 再開したい。
水道(蛇口破損や水漏れなど)、インターフォン、電話機、風呂場(水道管やシャワー お湯が出ない など)、玄関(軒灯や玄関の戸、鍵不具合)、襖や障子(家内のほぼ全て)、梁の撓み、床(畳)の歪み(あるくと体が揺れる)、パソコンやプリンター不調、エアコン不調(送風だけ機能)、網戸ほぼ全て破れてる、などなど……そもそも耐震基準に合わない。何が先決かな。
半ば汗を流す……運動が目的でもある庭仕事。今日も曇天のもと杉などの伐採作業。大きなポリ袋3個分。毎週6袋は燃えるゴミとして出している。昔なら焚き火にして焼芋を頬張ったものだ。今は焚き火禁止。焚き火で暖房できたらいいのに。
第2波が終息しないうちにゴーツー何とかを見切り発車した罪は大きい。全国津々浦々に拡散しちゃって。対策はというと、得意の(無能な政治家の常套手段というか常套句の)自己責任に転嫁する。自己責任で済ませるなら、政治家なんて要らない。
ゴーツー何とかで 新型コロナを全国に拡散して、大手の旅行業者や老舗の旅館、旅行に出られる金持ちを優遇して(政権支持層)、とばっちりは全国民に。対策は後手に回り、しかも逐次投入。まさかの場合の準備が何もなかったとは情けない。
電気代の領収書が。暖房を使い始めたからか、先月より4000円もアップ見ると、再エネ発電腑課金が千円以上。悔しいな。金持ちは太陽光発電で恩恵を受けてるのか。
暖房費や修理費、衣料費などを節約してる。今 履いてる靴下は80年から90年代のもの。中には70年代のものも。トランクスなどの下着は最低10年。磨り減るまで。服も同じ。今の仕事用の靴も磨り減って底がスリッパみたい。モトは取れてることになるのかな?
アルフレッド・ウェゲナー著『大陸と海洋の起源』(竹内 均訳 解説:鎌田 浩毅 講談社ブルーバックス)を昨日から読み始めた。
アインシュタインが特殊相対性理論を一般相対性理論へと拡張しようと苦闘していた頃、1910年、ウェゲナーの頭に「大陸移動説」が浮かんだ。大陸は動かないが学者の間でも常識だった。そんな中 敢えて大陸移動説を唱える。大陸不動説の弱みの一つは、知られているように、離れた大陸間で似たような種の動物らの存在。さすがに学者は頭が良くて、嘗ては大陸間に橋のような陸地があった(橋を動物たちが移動した)。それがいつしか海底に沈んだ……。
ウェゲナーらは、大陸が移動したことを証明するため、月などありとあらゆる方策を練り、測定器の精度を上げ、各種機関や学者らの力を借りた。そもそも大陸は何故にどのようにして移動するのか。
← 朝食を済ませ、回覧板を回すついでに庭を一巡り。つい高枝鋏を持ち出し庭木の剪定……の真似事。やることか山ほどあって嬉しいな。裏道にひっそり群生する石蕗を撮影。
シモーヌ・ヴェイユ 著の『神を待ちのぞむ』を今朝読了。
宗教哲学というより、宗教思想家の本はあれこれ読んできた。印象的な本も幾つとなく。ブレーズ・パスカル(1623年 - 1662年)の『パンセ』、セーレン・キェルケゴール(1813年 - 1855年)の『あれかこれか』や『不安の概念』『死に至る病』など、アウグスティヌス(354年 - 430年)の『告白』、スピノザ(1632年 - 1677年)の『エチカ』、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン(1889年 - 1951年)の『論理哲学論考』(これは宗教書ではないが、極めて宗教性も高い)……。
ヴェイユの宗教的発想も極めて独自性が高い。正直、理解できたとは到底言えないし、まるでついていけない。ユダヤ人独得の神を前にしての徹底思考がひしひしと感じられる。主著とも見做される『重力と恩寵』は読まないと。
一昨日も書いたが、気軽に読了なんて言えない。あまりに凄絶な感性と知性。頭痛持ちで、且つ、数学史に名前の刻まれる数学の天才の兄に比べての劣等感に苛まれてきた。
持病の頭痛の苛まれ、その最中にこそヴェイユは神経を集中させて神や信仰、生き方への思いを考え尽くす。凡人の吾輩から見たら天才としか思えないヴェイユだが、彼女自身は劣等感の塊だったようだ。そして劣等感や肉体的ハンディを抱えるからこそ、誰よりも集中力を高められるのだという。気が緩む余裕などないのだ。神とキリスト教と教会。「ユダヤ人が教会のそとにあるかぎり、じぶんはカトリック教徒にはならない」。彼女はあくまで教会へ入ること、あるいは教団に入ることを拒む。埒外にあってこそ、あるいはあるからこそ信仰は純粋でありえるのだ……。
メラニー・ミッチェル著の『ガイドツアー複雑系の世界―サンタフェ研究所講義ノートから』(高橋 洋訳 紀伊國屋書店)を読み始めた。文系の本が続いているので、ポピュラーサイエンスではあるが、理系の本を。無論、相変わらず、「門」など所収の『角川書店版 夏目漱石全集〈8〉』を読み続けている。自宅では、この二冊を交互に。
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