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2020/11/29

メッシュゴミ収集庫設置へ

Sekisi ← ジャック・ロンドン (著)『赤死病』 (辻井栄滋 (訳) 白水Uブックス 海外小説永遠の本棚)「ただ一人生き残った老人が、疫病による人類滅亡と文明崩壊の過程を語る「赤死病」に、人口が急増した中国の絶滅を図るため細菌兵器による戦争を描いた衝撃SF「比類なき侵略」と、2作に連なるエッセイ「人間の漂流」を併録」

 例の燃えるゴミ置き場のトラブル。結局、スチール製のメッシュゴミ収集庫1800なる立派なモノを設置することに。場所の提供者たる我輩の特典は、商品代の分担金がないこと、ゴミ当番もないこと。収集庫の鍵の管理や清掃などは班長に任せる。
 なんとなく、班の奥様方に上手く誘導されたような気がしてます。ただ、自分自身馬齢を重ねてきましたので、ゴミ捨ても楽なほうが(皆さんにとっても)いいのかなと。

 明日は休みなので、晩秋の青空のもと、精魂尽きるまで庭仕事。脚立と剪定鋏が我が戦友。もう納屋は枝葉が溢れてるので、伐採した枝葉は庭の片隅にフルヘッヘンド。これだけやっても、端か見たら代わり映えしないんだろうなー。というか、作業後、体重を測っても、なんだこりゃー! なのが悲しい。

 世界一のスパコン「富嶽」が、換気について意外な答えを出したとか。タクシーについては、窓を開けるより、外気循環の機能を使ったほうがずっと効果的だというのだ。吾輩は、この春から外気循環を使っている。ただ、お客さんへのアピールのため、窓も開けるようにはしてきた。吾輩の判断に間違いはなかったと嬉しい気持ちである。

 万歩計(歩数計)、昨日の仕事の日、帰宅直後に計数を確認したら、ジャスト5000だった。在宅の日は、せいぜい2000だが、仕事の日は4500から5000の間。だが、5000ジャストは初めて。意味はないのだが、なんとなくメモしておきたくなった。

  ジャック・ロンドン 著の『赤死病』を昨日、読了した。仕事の合間の読書。あまりに暇で……。
「野性の呼び声」や「白い牙」などで知られる冒険作家のロンドンだが、アラスカものや海洋もの、ボクシング小説群など多様な物語を書いている。異人種との接触譚が好きなようで、処女作がなんと「日本沿岸の台風」。社会主義関連の文明論的小説・講演・エッセイにも手を染めている。本書所収の「赤死病」やSF的な物語で細菌戦を描いた「比類なき侵略」、惑星の歴史、人類の歴史を妄想的に展望する「人間の漂流」は、このジャンル。晩年はカリフォルニア州に二人目の妻と居住し、農園経営しつつ田園小説なるジャンルに手を付けている。
「赤死病」は、感染症によるパンデミックと、その後の暗澹たる荒野を描くディストピア小説。この小説で面白いのは、人間が築き上げた文明の痕跡は消え去り、僅かに生き残った人々の原始的な生活ぶりを描くと同時に、道路やレールを廃棄土や樹木が呑み込もうとする、自然の再生力を見せつけている。人間が不在となって惑星は自然に帰ったかのようだ。
 ウィルスで中国の絶滅を図る「比類なき侵略」では、眠れる巨人中国を目覚めさせたのは日本だと、日本の右翼が喜びそうな言辞も。
 本書の解説は大矢健氏による「円環の宇宙」。ジャック・ロンドンの多彩な活躍を小生は初めて教えられた。

Hanabi_20201129200401 ← 小学4年の作品。花火……。センスある。才能が伸びていくのか、撓んでしまうのか。感性を磨いてほしい。 

 上掲の絵画へのコメントで、「磨いてほしい」とある。「磨く」で思い出した。小学校の卒業の日、担任の先生に「磨く」と書いた紙を示され、読めるか?と聞かれた。我輩は読めた。しかし、自信がなくて、小さく「読めない」と答えてしまった。間違ったら恥ずかしい……失敗を怖れる気持ち……。なんだか、その後の我輩の人生を象徴する苦い出来事として、いまだに覚えている。ほんとは、同じ失敗を繰り返すまいと心に戒めにしないといけないのに。

ある奴隷少女に起こった出来事」なる本を読んだ。長く読まれるだろう。奴隷制度のあった時代、奴隷所有者らは、奴隷には感情がない、従わない奴隷にはどんな罰を加えても構わない、奴隷は家具や馬車などと同様資産であり、自由に売買できる権利があった。我輩は、近い将来犬や猫に限らず大概の動物には感情があると理解されるようになると考えている。我輩が目を背ける蛮行は、母親から生まれたばかりの数匹の仔犬たちの中から一匹を奪い去って我が物とする行為。残酷だ。
 奴隷所有者が、女奴隷に生ませた子は所有者が勝手に売却などの処分をする。母親が嘆こうが、子供が泣こうがお構い無し。人間がペットの母子を引き裂くのも同じことを平気でやってる。ペットを奴隷扱いしてる。当たり前……何の不都合も感じない。動物には感情があると思ってないんだね。奴隷制時代のアメリカの一部の連中と同じだ。いつか恥じる日が来るだろう。

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