古本屋ブックエンドへ
庭の片隅に何故か育っているイモカタバミ。名前など我輩か知るよしもない。例によってメーター仲間のある方に教えていただいた。名前、すぐ忘れる我輩、小さな名札を買ってきて名前を書き込んで、その花の脇に挿しておいた。近所の方が気が付くと、へぇーと見入るらしい。
午後には雨が降るとかで、昼過ぎ自転車を駆って古本屋へ行った。久しぶりに市内中心部にある古本屋ブックエンドへ。市内に残っている数少ない古書店(古本屋と古書店の異同は?)。狭い店内に堆く古本が。角川版の漱石全集を読み続けているのだが、第11巻が欠けている。ないと思いつつも探した。店主に聴いたが、ないですねと素っ気なく。だよねー。
東京を引き上げる際 売り払った本に遭遇。懐かしくて買おうと思ったが、高い! そんな貴重な本だったとは。10冊ほど購入し、ブックエンド2へ。姉妹店?
ブックエンド2は初めて。なんと、2のほうが店舗として大きい! 既にビニール袋にいっぱい手にしている。長時間物色して疲れた。日を改めて腰を据えて物色しに行く。
← 『角川書店版 夏目漱石全集〈7〉』「それから」「満韓ところどころ」など。日記、書簡。同時代人の批評。解説・注釈:吉田精一 作品論:吉行淳之介 1974年刊
『角川書店版 夏目漱石全集〈7〉』を本日昼前読了。本巻所収のある書簡を読んでたら、「夢十夜」に似た作品をという注文があり、「永日小品」を書いたとか。道理で「永日小品」は「夢十夜」のような気味の作品だなと感じていたわけなんだ。
「それから」「満韓ところどころ」などの感想にもならない感想は随時書いてきた。本巻には、同時代人の批評ということで、何人かの同時代の作家たちの書評が載っているのだが、武者小路実篤の批評が群を抜いて優れている。機会があれば、ぜひ、武者小路実篤の「それから」評を読んでほしい。それはそれとして、美は細部にありじゃないが、小説に限らず、漱石の文章を日々(在宅の日は)せいぜい30から50頁ほどを読むだけにしている。ほとんどが初読ではないので、今回は漱石の謦咳に接するくらいの気持ちでゆっくりじっくり文章を味わっている。
早速、『角川書店版 夏目漱石全集〈8〉』 (1974年)へ。本巻は、「門」などが所収。あまり印象がないのだが。
夕方、東京か千葉でまた地震発生とか(あとで、茨城県沖と知る)。富山の我輩は、全く気付かず(気付くとしたら、阪神淡路級だろう)。東京在住30年だった我輩、当時は頻繁に地震を経験したものだ。サラリーマン当時は、倉庫内に会社があった。会社の窓の眼下……直下に首都高速が。地震が発生すると、首都高速がそれこそ飴のように揺れる。踊る首都高速だった!
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