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2020/11/12

秋晴れに釣られて町中へ

Stone_20201112204301 ← 山田 英春 著『奇妙で美しい 石の世界』(:ちくま新書)「この世に無数に存在する石の中には、目を引く美しい模様を持ち、人を不思議な気持にさせるものが多くある。本書は、瑪瑙を中心に、美しい石のカラー写真を多数掲載。さらに、石に魅了された人たちの数奇な人生や歴史上の逸話など、国内外のさまざまな石の物語を語る」

 今日は、下記するように、自転車を駆って町中へ。帰宅してちょっと驚いた。歩数計が五千歩を超えている。仕事の日などは、五千に近いことは常だが、それは早朝から夜半までのこと。今日は、昼前に出てあちこち寄って、スーパーにも行ったとして、せいぜい四時間弱での歩数。密度が濃い。

 

  山田 英春 著の『奇妙で美しい 石の世界』を今朝未明、読了。石を趣味にする人は少なからずいる。庭石だったり、宝石だったり。鉱石自体に魅力を感じる人もいる。宝石だと原石を削ったり磨いたりして宝石に仕立てる。本書で扱うのは、石を綺麗に割って、その中から現れ出る模様に美を見出すもの。模様が風景に見えるパエジナについては、過日、同氏著の『風景の石 パエジナ 不思議で奇麗な石の本』を読んだ際に紹介した。そのほか、花などの植物だったり抽象芸術を先取りしたような鮮烈なアートだったり。見事としか言いようがない。読むのもいいが、豊富な画像を楽しめるのがいい。

Mosaic ← 富山市の街並みと背後にそびえる立山連峰という絵。これは、色とりどりのつま楊枝で作ったモザイクアート。高岡龍谷高校の全生徒と担当教員が制作。我輩はテレビや朝刊で情報を得て、展示されている富山県議会議事堂ロビーへ。実は秋晴れだし、これを見に行こう、せっかくだから書店へ、というのが近いかな。使ったつま楊枝の数は104万本。県の人口とほぼ同じ数。縦4メートル、横6メートル。制作期間は約2ヶ月。生徒一人あたり、約二千本のつま楊枝を刺したとか。議事堂のロビー床面に展示してある。どうやっても斜めにしか見えない。3階の回廊から眺め下ろした。

 

Toyamajo ← 富山城址。城壁がお堀に映ってる。

  リチャード・O・プラム 著の『美の進化 性選択は人間と動物をどう変えたか』(黒沢令子 訳 白揚社)を読み続けている。ヒト(オス)の陰嚢が(睾丸の小ささに比べ)大きく、歩くとブランブランする。ヒト(オス)が二足歩行したのは、それを誇示するためという俗説もあるとか。びっくり。じゃ、メスは? 陰唇を肥大化した種もあるようだ。

Jousi_20201112204101

 ← 久しぶりに自転車を転がして市内中心部の書店へ。本の纏め買いと、街中自転車散歩。通り道、城址公園に。

 ついついプラムの本に引きずられがちだが、「それから」など所収の「角川書店版 夏目漱石全集〈7〉」も相変わらず読んでいる。代助は繊細だし、頭脳明晰。頑固でもある。それだけに、凡人の吾輩には窺い知れない悩みもある。頭のいい人は、こんなふうな感じ方をするのかと、唖然とする思い。

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