突っ掛けで脚立はいけません
← 何だかんだと3日連続で庭仕事した。御褒美じゃないけど、銭湯へ行こうと準備。が、はたと気がついた。金曜日は銭湯休業。くそ、銭湯開始ならず。
ポール・オースター作の「ブルックリン・フォリーズ」を午前中に読了した余勢で、気分転換を兼ね、昨日に続いて庭木の剪定(トラ刈り)。長時間にならぬよう、部屋着のままで。松の木の剪定は難しい。脚立に昇っての作業ってこともあるけど、どういう風に仕上げればいいのか分からないのだ。
やってるうちに エイヤってなる。よそさまには変わり映えはしないだろうが、自分では少しはすっきりした……と思いたい。運動しない代わりになってるとも期待する。ひんやりする気温の中、汗が滲む作業してるんだもの。
あとでの反省だが、ツッカケのままで脚立はやばい。
← ポール・オースター/著『ブルックリン・フォリーズ』(柴田元幸/訳 新潮文庫)「六十歳を前に、離婚して静かに人生の結末を迎えようとブルックリンに帰ってきた主人公ネイサン。わが身を振り返り「人間愚行(フォリーズ)の書」を書く事を思いついたが、街の古本屋で甥のトムと再会してから思いもかけない冒険と幸福な出来事が起こり始める」
ポール・オースター作の『ブルックリン・フォリーズ』を読了した。ネタバレになるが、最後にはあの9・11の悲劇が待っている。それなりに明るい結末をそれぞれに持てたのに、航空機が貿易センタービルに突っ込んでいくように、あるいは彼らも悲劇のどん底に向かっていくのか。我もまたかつてアルカディアにありという、西欧では有名な理想郷を巡る言葉がある。オースターとしては珍しく明るい基調の作品だが、それでも、だれもがみないつかは、そんな夢のような時はかつての話として語るしかなくなってしまう。そういうオチを付けないといたたまれないのがオースターなのかもしれない。それにしても、オースター作品の幾つかでは(本作でも)語り手でもある主人公はややスーパーマン的。性格的な欠点や生活破綻者とエクスキューズしているが、アメリカの何処へでも自由に移動する時間もあり、必要に応じて友人らの経済的に援助もできる程度のカネがある。なんといっても、理解力があって、現実の社会での難問を解決する実務能力も長けている。しかも、大概の人を受け入れないまでも包容する人間味がある。本作は特にその傾向が強かった気がする。別に小説として欠点ではないけど、オースターカラーが若干薄まった気がした。面白かったけどね。
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