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2020/09/23

思いがけず音沢発電所へツーリング

Oto2 ← 秋 風のない晴れ。ツーリング日和。宇奈月温泉へ至る途中にある、道の駅にある「うなづき友学館」へ。展覧会。が、なんと休館日。月曜が定休(それはホームページで確認した)だが、祭日の翌日も休みなんだって(そこまでは見てなかった)。ショック。せっかく遠くまで来たのに、すごすご帰宅するのも悔しい。何処か訪ねるところはないか。

 上記したように秋の快晴無風という絶好の天気に恵まれた。これはツーリングに行くしかない。約一か月ぶりだ。
 帰宅してからは、夏目漱石と井波律子の両氏の本をじっくり読む。漱石は、書簡の部に至っている。若い弟子(?)たちを叱咤激励する漱石。勝手に励まされる思いで読んでいた。井波氏の書評集は、読むほどに自分の無知さ、未読の書の多さに絶望的な気分になる。

 ところで、「うなづき友学館」で何を目当てに行ったかというと、「第16回特別展「新川の鉱山物語 ―近世から現代―」」である。関連する話は、拙稿「越中エル・ドラド 七かね山

Oto3 ← 訪ねたのは、「関西電力(株)音沢発電所」。大きな地図でないと見付からないような小さな発電所。昭和60(1985)年7月18日:運用開始とか。「水力発電所ギャラリー 関西電力音沢発電所 - 水力ドットコム」が詳しいので、参照のこと。我輩のツーリング(富山県内見学)のターゲットは、ありふれた観光地じゃなく、富山らしい場所。寺社や遺跡、古蹟など。更に富山は(も)急流が幾つも流れている。ダムや発電所、渓流などを見学したい。近くには、愛本刎橋なる(富山では)有名な橋がある。か、やはり、イベントが催される時期でないと面白くない。

Oto4 ← 発電所というと、送電線そして鉄塔。山峡の峠道を走るたび、ひょいと見上げると送電線……鉄塔が。当然の如く、山の天辺、峰筋に鉄塔が並び送電線が走る。発電所から数十キロあるいは数百キロの彼方へ。あんな場所での設置工事は大変だろう。テレビなどでも、工事の様子の紹介は見たことがない。観たいものだ。「送電鉄塔見聞録」「豪雪から送電線を守り抜く。送電鉄塔の雪降ろし | 安全・安定供給 | 関西電力送配電株式会社」 あれこれ関連サイトを物色していたら、「新柳河原水力発電所の鉄構」などを紹介する絶好のサイトが見つかった。

Oto5 ← 富山県には、北陸電力という地元の大きな電力会社がある。が、あの黒四ダムなどは関西電力のもの。この音沢発電所も関西電力の施設である。立ち入り禁止で、鉄柵越しにしか眺められなかった。手前のスクーターは、我輩の愛車。650ccだよ。

 バイクの奥に見えるのは、黒部川水系の水力発電所で使用されていた水車とバルブ。間近で見ると、迫力がある。
 説明の掲示板によると:

     旧柳河原発電所の展示物について

 旧河原発電所は黒部川地域電源開発の魁となった歴史的な発電所ですが、宇奈月ダムの建設に伴い、平成5年に新柳河原発電所として生まれ変わりました。ここに古き発電所の主要部品を展示し、黒部川の変遷を見続け、地域の皆様と共に歩んだ柳河原発電所の面影を偲びたいと思います。

        柳河原発電所の歩み

大正5年 高峰譲吉博士らが日米合同のアルミニウム精錬事業のため、黒部川電源開発計画をを立てる。

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