秋への入り口に立つ
← 三浦佑之著『古事記の神々 付古事記神名辞典』(角川ソフィア文庫)「神々はどこからきて、どこへ行ったのか。最古の歴史書に隠された謎に迫る。なぜ出雲神話は詳細に書かれたのか? なぜヤマトタケルは悲劇の英雄なのか? 古事記には「滅びゆく者を見守る」思いがある。そこに記された敗者たちの記録とは。」
例の漬けてから十数年かそれ以上の梅干し。昨夜半、カップ麺(ソバ)の付け合わせに食べた……煮詰まっているというか、塩っ辛い! しょっぱい! 酸っぱいより塩味ばかり。塩漬けしたみたい。心配なので、念のためふた粒だけ。食べてから八時間ほど経過して生存してる。(告白:ふた粒は無理だった。小さな欠片をかじっただけ。それでも、悲鳴。やはり、せめてご飯と一緒に!)
三浦佑之著『古事記の神々 付古事記神名辞典』を読了した。仕事の合間に楽しみとして読んできたのだが、内容の濃さからして自宅で読むべきだったと反省。
三浦氏の書は、『古事記講義』『口語訳 古事記』などを読んできた。同氏は、「もともとは中西進に師事し古代文学を専門としていたが、吉本隆明『共同幻想論』の影響から『古事記』や『遠野物語』の民俗学的研究にシフト」(Wikipediaより)したとか。異色! 『口語訳 古事記』がベストセラーになったが、吾輩も流行りに乗った一人である。
明治のある時期から記紀神話が喧伝されるようになった。天皇の権威を高める一貫だったようだ。が、研究が深まるにつれ、「日本書紀」と「古事記」との異同が明らかになってきた。そもそも、「日本書紀」は、「日本書紀や風土記など古代律令国家によって編纂されたのが明らかな歴史書」だが、「古事記」は、序文以外に712年になった本という証拠はない。「古事記」は表立って言及されるようになったのは、十世紀以降らしい。三浦氏によると、「日本書紀」と「古事記」には大きな相違がある。それは、出雲神話に関すること。「古事記」には大きな要素になっている。一方、「日本書記」での扱いは、諸説ある中の一説に過ぎない。無視はできないから関連文書から引用したという程度。何故、正史には出雲神話は語られないのか。「古事記の中の出雲神話 三浦 佑之」参照。
本書には、「古事記神名辞典」が付されている。同氏によると、300以上の神々が古事記には登場する。
政治のトップもだが、日銀などのトップは年齢制限してほしい。政策が間違って、大失策大破綻となっても、その頃には責任者は悠々自適か、責任が自覚出来なくなっているかもしれないし。トップを辞めても10年は存命で責任の追求の可能性があると、緊張感があるだろう。
死刑はともかく、懲役刑はあってもいい。日銀はデタラメだよ。日本の国会。今は、予算委員会が花形だけど、これからは決算委員会がメインになるべき。
俳優・斎藤洋介さん死去 69歳 存在感のある脇役俳優でした。好きな役者がまた一人。ドラマ「臨場」での演技が印象的。
ムラサキシキブの花の話題がちらほら。昨日 庭の散策で我が家のシキブはどうかなと観たら、まだ紫が淡いけど、ちゃんと。撮影がうまくいかず、アップを控えていた。このムラサキシキブとボケとが、隣接して育っている。たまたま? 何かの意図があった?
← 表から裏へ続く小道の入り口。そして秋への入り口の光景でもある。
富山、県発出のアラート解除。昨日から先週とは激変の混雑に。車も県外ナンバー目立つ。いいのか? これで?
『夏目漱石全集〈3〉』 (1974年)を読み続けている。短篇「琴のそら音」を一昨日、読了。迷信や幽霊を話の狂言まわしの種に使う。これも漱石作品には珍しいが、本作品の結末はほのぼのとした味わいになってるのも珍しい。読後、思わず イイネしたくなった。
続いて載っている「一夜」は、奇妙な作風の作品。つかみどころがなかった。再読してみないと評価は難しい。味わい深いとも言えないことはないのだが。なんたって男二人と美人の女性が一つ部屋で一夜を過ごすのだから。漱石としては話の展開に戸惑ったのではなかろうか。春の夜長の謎の談義。
漱石作品をほぼ順を追って読んでいる。改めてじっくり読んできて、若いころに比べ少しは本をいろいろ読んできて、漱石の凄みを思い知っている。
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