疑惑の体重問題解決
← 松尾 亮太【著】『考えるナメクジ―人間をしのぐ驚異の脳機能』(さくら舎)「ナメクジは脳も生態もスゴいんです!論理思考も学習もでき、壊れると勝手に再生する、1.5ミリ角の脳の力!ナメクジの苦悩する姿にびっくり!頭の横からの産卵にどっきり!」「大学院時代はラットを用いた脳研究に従事し、「海馬長期増強に伴い発現変化する遺伝子の網羅的探索」で博士(理学)取得(中略)東京大学大学院薬学系研究科助手となり、ここでナメクジの脳研究に出会う。福岡女子大学国際文理学部にて 教授としてナメクジの学習機構、および嗅覚、視覚の研究に従事している」
猛暑の今夏、(若い女性の間で)流行ったのは、手鏡みたいな扇風機。遠目には、ペロペロキャンディー なめてるみたいだ。
たまに、糖質ゼロ、たんぱく質ゼロ、炭水化物ゼロ、エネルギーゼロと銘打ったコーラを飲む。ラベルを読むと、色素や酸味料、甘味料、香料、カフェインなどが入っているとも。これらの含有物にカロリーなどは含まれないのか?
すると、ネッ友に、人工甘味料は問題かもという指摘を頂いた。確かに!
先日の検診で、体重について疑惑の2キロ問題が起きた。拙者、銭湯の体重計で体重を測っている。が、検診で銭湯の数値より2キロ多いとされた。その後、内科医院で先生に検診の数値、おかしいよと云ったら、即座にその場にあった体重計で測られ、検診での数値が裏書きされた。
あああ、なんてことだ、銭湯へ行くのは体重を測るためでもある。なのに、体重計の数値が信用ならないとは。吾輩、納得がいかない。早速、ホームセンターへ。スリッパや長靴と併せて体重計を。一番シンプルに、体重だけを測る奴。測ってみた。銭湯の数値を裏書き。ああ、よかった! …夜、というか、たった今、改めて新品の体重計で測定。銭湯の数値を裏書き。
松尾 亮太著の『考えるナメクジ―人間をしのぐ驚異の脳機能』を仕事の合間に読んだ。本書に手が出た…というよりそもそもナメクジに関心を抱いたのは、今夏、我が家の台所の流しや風呂場にナメクジが出没したことが切っ掛け。これまでなかった現象。そうでなかったら、書店でナメクジが題名の本に目が行っただろうか。
率直に面白かった。読みながらスマホ(読書メーター)にメモ代わりに呟くものだから、読了に時間がかかった。!)脳が感覚器官としてもダイレクトに機能している。2)神経伝達物質は、哺乳類とナメクジとは、かなり共通する。グルタミン酸、アセチルコリン、GABA、セロトニン、ドーパミン、ヒスタミン、ノルアドレナリン(ほかに、一酸化窒素も)。3)クリオネ、ナメクジ、カタツムリは、同じ仲間! などなど何度呟いたことか。いつも思うことだけど、今現在生きている生物は、それぞれ進化の最先端にある。である以上は、生存する秘密(秘訣)を持っているのだ。
ナメクジは、明るいところ避ける。あまり暑い気温は嫌い。重力に逆らい高いところに上がりたがる。今月前半まで、我が家の台所や浴室にナメクジがしばしば現れたのは(帰宅して、あるいは浴室に入って存在に気付いたのは)、これらの条件からある程度推測される? それとも、庭や畑仕事している間に、作業服にくっつき、家の中に持ち込まれた……持ち込んだのだろうか。
尚、本書の最後の一章は異色。「愛と青春のナメクジ研究」。明らかに映画の題名を拝借している。ナメクジ研究というマイナーな研究の日々。その苦労がフロンティア研究とならざるを得ないことの面白さと共に、縷々。近年、門外漢の小生にも仄聞されるところだが、「どの大学も文部科学省(直接には認証評価機関)の意向に沿うよう、学生教育重視を謳い、なおかつ個性が失われてどんどん均質化していく傾向に」あると述べているのが印象的。ノーベル賞につながるような独創的な基礎研究は望むべくもないのか。最近、若手研究者のポピュラーサイエンス啓蒙本を何冊か読んだが、目先の成果に拘る国の在り方への危機感を訴えるのをしばしば目にする。お先真っ暗?
旧蔵の漱石とハーンをベースに古い本や父の蔵書などを読むというパターンをコロナ禍ということもあって、続けてきた。今月末になって、そろそろ自粛も限界、新しい本も徐々に読んでいくよ。 2020年8月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:5204ページ ナイス数:8278ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら → 「2020年8月の読書メーター」
← 出久根 達郎著『本と暮らせば』 (草思社文庫) 「本との出逢いが、人生だ。本と暮らして70年、古書店主にして直木賞作家が綴る、本と作家にまつわる芳醇エッセイ75篇」
出久根 達郎著の『本と暮らせば』 (草思社文庫)を読み始めた。さすが古書店に長年携わっただけあって、我輩の知らない本、書き手、旧き良き話題ばかり。本に対する接し方や探求の仕方が勉強になる。参考になるかどうかは、分からないが。
その中で懐かしい言葉に遭遇した。それはチチンプイプイである。
ガキの頃、転んだか何かにぶつかったかして痛がって泣く子にお袋が唱えた、ちょっとしたオマジナイ。呪文かな。チチンプイプイ。これには続きがあって、ゴヨノオンタカラ。……と言いつつ、吾輩は言われた思い出はない。この呪文には意味があるという。
その語源は「知仁武勇御代の御宝」(ちじんぶゆう ごよのおたから)だと。まあ、諸説ありますですが。
『夏目漱石全集〈2〉』 (角川書店 1973年 但し吾輩は古書市で購入した)を相変わらず読んでいる。ようやく、本文の半ばかな。
昨日(30日)は、吾輩……いや猫が果敢にも塀の細い梁の上で、3羽のカラスたちと対峙する場面。敢えなく落下に終わる。ついで、銭湯(漱石は洗湯と表記)へ。体(体毛)の汚れを落とすため。洗い場の叙述は、ドストエフスキーの作品「死の家の記録」を彷彿とする。明らかに意識してる。
『吾輩は猫である』では、随所で古今東西の古典をカリカチュアライズしている。恐らく吾輩の気づかない作品が相当にあるのだろう。奥が深いというか、一筋縄ではいかない。だから何度読んでも面白いのだ。
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