書店でレジ袋を買わされる

　←　リチャード・ドーキンス著『さらば、神よ──科学こそが道を作る』（大田直子訳 早川書房）「未来を歩むための勇気は、科学にもらった方がいいんじゃない？」

　30日に一度の通院の日(貰う薬が30日分なので)。血液検査の数値は思わしくない。
　今日、衝撃の事実が！ 体重が2キロ増えた。我輩は(自宅にも体重計があるが古い)銭湯の体重計で体重を測っている。が、過日の検診で測ったら銭湯より2キロ多い。おかしい、銭湯でしばしば測ってると先生に主張したら、その場で体重量られた。検診の数値が裏書き。クソ、銭湯の体重計は何なんだ？ 体重計、買い替えるしかないか。
　家にある体重計は、十数年前、年賀はがきで当たって両親と相談して選んだもの。さすがに耐用年数は過ぎているね。

 　リチャード・ドーキンス著の『さらば、神よ──科学こそが道を作る』を本日読了。初学者向けのドーキンス科学への入門書。二部構成になっている。第一部は神を信じる正統性の危うさを徹底的に攻撃。特に「聖書」の物語は、あくまで言い伝えであり神話であって、歴史的事実には基づかないこと。旧約聖書の神がいかに嫉妬深く残虐かをこれでもかと説く。そんな遠い昔に書かれた聖書で現代に範を示すことの愚かしさをも説いている。新約でもイエスの行いは歴史的事実じゃないと説く。第二部は、これまたドーキンスの得意な話。自然界の生物はあまりに洗練された素晴らしい仕組みでできている。どう見ても神の存在があってデザインしたに違いない……という通俗的な思いをとことん打ち砕く。ダーウィンの進化論は神なしでの生物進化を疑問の余地なく示している。科学は、宇宙についてもビッグバン理論など、創生の秘密に迫りつつある。ウェゲナーが「大陸移動説」というプレートテクトニクスの原型を示した。当初は世界の誰もがバカにした理論だ。そしてダーウィンの偉業。宇宙にも世界にも未知はまだまだある。つい弱気になって神や宗教に縋りたくなる誘惑に負けず、科学する心を大切にせよという。

　加齢臭……カレー臭……こんな駄洒落がつい浮かぶ自分が情けない。　その後も…彼 一蹴……カレー一周……彼 異臭……

　富山、34度。雨、チッとだけ降って。雨乞いの歌…………あめあめ降れ降れ 母さんが 蛇の目でお迎え あの世まで～！

　『夏目漱石全集〈2〉』 (角川書店　1973年)　を読み続けている。「我輩は猫……」を収めている本書。その４割くらい進んだかな。ゆっくりじっくり。漱石は猫嫌いだったとか。だからか、この作品の猫には名前がない。「我輩には名前がない」……最後までずっとない。猫の扱いもぞんざい。猫を猫鍋にしようかと……。猫君、はらはらしちゃって。漱石の「猫」実に面白い。

　書店で本を何冊も買うと、レジ袋も買う必要がある。レジ袋代が惜しいわけじゃない、味気ないのだ。今月後半だけで本代に４万円も使ったのに（例の１０万円で。）
　レジ袋有料化、これ幸いと時流に乗ってる。情けない。ますます本(書店)離れが顕著になる。書店を応援したいと思っている我輩ですら、そんな商法を目にすると、気持ちの上で離れていく。
　レジ袋は有料化していいけど、どさくさに紛れて紙袋も止めるなんて、根性が情けない。紙袋くれる書店をさがそ。……あるかな。
　我輩思うに、新刊ばかりじゃなく、古書も扱ってほしい。注文して調べたら、品切れや絶版でした、はい残念でした、で終わるのではなく、データを調べ、あるいは古書組合とタイアップして取り寄せる。とにかく工夫してほしい。

　連日の庭仕事や銭湯での垢擦りに疲れたのか、昨夜（２６日の夜）は１０時過ぎには寝落ち。スタンド点けっ放し、片手に本、眼鏡ブラリ……。グッスリ寝たわけもなく、未明にトイレ起き。寝不足で仕事へ。仕事の合間に居眠りしないと。