ナメクジ嫌い でもナメクジ本を読むよ
← 黒岩 重吾 著『飛田残月』(ちくま文庫)「飛田界隈をただよう流れ者たちの激情と吐息。酷薄さとやさしさの溶けあう筆致で淪落の者たちへの愛を描き切る傑作八篇」
黒岩 重吾 作の『飛田残月』を仕事の合間に読んでいた。
著者は、証券会社、闇ブローカー、同人誌「文学者」のグループに参加など、さすがに濃厚な人生経験の持ち主(Wikipedia参照)。多額の借金を抱え、「帰るべきところがなくなったために、退院後は釜ヶ崎(あいりん地区)のドヤ街、飛田商店街に近い東田町に移り住み、トランプ占い、キャバレーの呼び込み、「水道産業新聞」編集長などさまざまな職業を経験。飛田の娼婦たちとも顔なじみになる」という。本短編集は、特に飛田商店街に近い東田町に移り住み、飛田の娼婦たちとも顔なじみという経験が裏うちとなっている。
著者(1924年 - 2003年)の本を初めて読んだのは、四半世紀前、『茜に燃ゆ 小説額田王』だった。当時、我輩は古代史に熱中していたのだ。古代史など歴史に種を拾う作家と思っていたが、案外幅広い題材を扱う作家のようだ。
昨夜は久しぶりに雨。だが、あああ、雨、少なすぎた。恵みの雨にならなかった。ちょっとだけよ~~だった。まだ数日猛暑だって。猛暑、もうしょっとはアカンよ!
コロナ禍で収入が減り、節約生活が続く。今春からワイシャツはクリーニングに出さず、洗濯機で洗う。仕事には、自作のお茶を持参する。500ccを1本。これで百円以上節約できる。ちまちま節約しても、税金や何やらであっさり持っていかれる。悔しい。
松尾 亮太著の『考えるナメクジ―人間をしのぐ驚異の脳機能』(さくら舎)を昨日から読み始めた。やはり、仕事の合間に。
ナメクジ嫌いの我輩が本書を読む理由。その1. カタツムリとナメクジは、殻の有無ではないのか、という我輩の積年の疑問の氷塊。その2. 我が家の台所や風呂場に出現したのは何故か、の解明。
クリオネ、ナメクジ、カタツムリは、同じ仲間! 但し、種は違う。カタツムリの殻には、内臓が。よって、カタツムリの殻を取っても(取ったらカタツムリは死ぬ)ナメクジにはならない。
ナメクジは、明るいところ避ける。あまり暑い気温は嫌い。重力に逆らい高いところに上がりたがる。今月前半まで、我が家の台所や浴室にナメクジがしばしば現れたのは(帰宅して、あるいは浴室に入って存在に気付いたのは)、これらの条件からある程度推測される?
仕事の前日は早寝……はいいのだが、翌朝、早起きし過ぎる。寝不足は変わらない。ゆうべも変な夢見た。内容は粗方忘れたが。
← 松岡正剛著『宇宙と素粒子 千夜千冊エディション 』(角川ソフィア文庫)「松岡正剛が五十年にわたって読んできた科学書の中から宇宙論と素粒子論をめぐる代表的な本を厳選。ガリレオ、ケプラー、ハッブルから始まって、いったん時間の矢とエントロピーにこだわり、そこから著者が絶大な影響をうけたヘルマン・ワイルの展望台に立って、一三七億年の宇宙史を相対性理論やインフレーション理論やダークマターの謎でかいつまむ。最後はパリティの問題、部分と全体の関係の問題、ゲージ理論、ヒッグス粒子など量子力学の頭目たちの代表作が並ぶ」
松岡正剛著『宇宙と素粒子 千夜千冊エディション 』を仕事の合間に読んできた。
筆者の本を読むのは何冊目だろう。初めて同氏を知ったのは、工作舎を設立し、雑誌『遊』を創刊した頃だから、大学生になって間もない頃か。『遊』や『現代思想』などを熱心に読んでいた。付き合い(?)は長い。
吾輩は本書を仕事の合間に読んできた。そう、知の巨人なのだろうが、あくまで知の編集者であり、必ずしも知の地平を切り開いた存在という認識は持っていない。本書は、「正剛が五十年にわたって読んできた科学書の中から宇宙論と素粒子論をめぐる代表的な本を厳選」したもの。吾輩の嗜好に叶うだけ、興味津々で楽しめた。
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