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2020/08/31

月に科学のロマンを追う

Tuki ← デイビッド・ホワイトハウス[著]『月の科学と人間の歴史 ラスコー洞窟、知的生命体の発見騒動から火星行きの基地化まで』(西田美緒子[訳] 築地書館)「地球に最も近い天体である月は、古代エジプト、イスラム、ルネサンスから近現代の科学者まで、無数の人びとを魅了し、科学研究を動機付けてきた。天文学への造詣の深い著者が、先史時代から現代までの、神話から科学研究までの、人間と月との関係を描いた異色の月大全」

 デイビッド・ホワイトハウス著の『月の科学と人間の歴史 ラスコー洞窟、知的生命体の発見騒動から火星行きの基地化まで』を読み始めた。

 著者のホワイトハウス氏は、NASAのミッションにも参加経験のある、イギリスのサイエンスライター。王立天文学会会員。小惑星にメディアへの貢献を称えて同氏の名前を取って名付けられた、「ホワイトハウス」がある。

 

 

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2020/08/30

ナメクジ嫌い でもナメクジ本を読むよ

Tbita ← 黒岩 重吾 著『飛田残月』(ちくま文庫)「飛田界隈をただよう流れ者たちの激情と吐息。酷薄さとやさしさの溶けあう筆致で淪落の者たちへの愛を描き切る傑作八篇」

 黒岩 重吾 作の『飛田残月』を仕事の合間に読んでいた。
 著者は、証券会社、闇ブローカー、同人誌「文学者」のグループに参加など、さすがに濃厚な人生経験の持ち主(Wikipedia参照)。多額の借金を抱え、「帰るべきところがなくなったために、退院後は釜ヶ崎(あいりん地区)のドヤ街、飛田商店街に近い東田町に移り住み、トランプ占い、キャバレーの呼び込み、「水道産業新聞」編集長などさまざまな職業を経験。飛田の娼婦たちとも顔なじみになる」という。本短編集は、特に飛田商店街に近い東田町に移り住み、飛田の娼婦たちとも顔なじみという経験が裏うちとなっている。

 

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2020/08/28

書店でレジ袋を買わされる

Saraba ← リチャード・ドーキンス著『さらば、神よ──科学こそが道を作る』(大田直子訳 早川書房)「未来を歩むための勇気は、科学にもらった方がいいんじゃない?」

 30日に一度の通院の日(貰う薬が30日分なので)。血液検査の数値は思わしくない。
 今日、衝撃の事実が! 体重が2キロ増えた。我輩は(自宅にも体重計があるが古い)銭湯の体重計で体重を測っている。が、過日の検診で測ったら銭湯より2キロ多い。おかしい、銭湯でしばしば測ってると先生に主張したら、その場で体重量られた。検診の数値が裏書き。クソ、銭湯の体重計は何なんだ? 体重計、買い替えるしかないか。
 家にある体重計は、十数年前、年賀はがきで当たって両親と相談して選んだもの。さすがに耐用年数は過ぎているね。

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2020/08/26

本を求めてミニツーリング

454625 ← 井波律子著『書物の愉しみ 井波律子書評集』(岩波書店)「中国の古典・歴史書から,ロックンローラーの伝記まで.好奇心と素直な驚きにあふれる三十年間の書評を編む」

 本夕、銭湯へ。一週間ぶり。昨日一昨日と二日続けて庭や畑仕事で汗を流したし、今日のバイクツーリングでも、炎天下で汗だく。しっかり汗を流す。洗い髪を夕暮れの風に乾かす快感。体重は減らないまでも、増えなかったのはささやかな朗報か?

 今日、バイクでのミニツーリングで地方の大型書店へ。本を物色する楽しみを味わう。そんな中、Hな本を探していたら、ありましたよ、ビニール本が。ビニ本! それも、岩波書店のコーナーに。

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2020/08/25

銀河鉄道の旅 北前船の旅

Chocho-2 ← 今日(24日)は久しぶりに庭仕事を夕方近い17時から始めた。それほど気温がそんなに高くなかった。作業の途中で、倒れ込むことも、水を飲む必要もなかった。作業を切り上げ、さあ戻ろうとしたら、蝶々が。揚羽蝶? 姿は何度も見かけたが、近付くとサッと飛び去るので撮れなかった。今回は余裕で撮影。もしかして、蝶々も活力を失ってきた? 作業中はカメラ(スマホ)を携帯しない。以前、デジカメを携帯していて、汗でカメラがカビだらけになったから。なので、蝶々を見かけた吾輩は、ダメもとで、スマホを置いてある玄関へ戻り、手にしてまた現場へ戻った。もう、何処かへ飛び去っただろうなと思いつつも、その場を見たら、まだ居る!

 今日(23日)は、半勤。通常なら夜半過ぎに帰宅するのが、夕方7時のニュースに間に合って帰宅した。瞬間湯沸かし器洗髪もやったし、洗濯の第一回もやっている。仕事の日にはアップできないはずのブログも当夜に更新。一服したら、読書もできそう。たまの半勤は時間のありがたさを痛感させられる。

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2020/08/24

漱石と猫と鼻

Soseki2 ← 『夏目漱石全集〈2〉』 (角川書店 1973年) 「吾輩は猫である」を収録。

夏目漱石全集〈2〉』 (角川書店 1973年)を読んでいる。1995年頃、古本市で買った全集本の一冊。この度読むのは2冊目。本巻は、「吾輩は猫である」を収録している。面白い。実に面白い。今回で3回目だが、これまでになく楽しんでいる。多分、自分に厳しい、妥協を許さない性分の漱石。それがここまで書けるのは、自己分析の能力が高いのと、江戸文化である諧謔というか滑稽のセンス。それを自分の周りにも、そして特に自分に適用できるからだろう。徒名のセンスは人を見る目のセンス。読む人を楽しませるセンスも含め、漱石の傑出した才能が横溢しているよ。

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2020/08/23

虹の七色……せきとうおうりょくせいらんし

Kenji ← 谷口 義明【著】『宮沢賢治『銀河鉄道の夜』と宇宙の旅―天文学者が解説する』(光文社新書)「『銀河鉄道の夜』をテーマに賢治の宇宙観に迫る。このユニークな童話はどのように構想されたのか。賢治は宇宙に何を見ていたのか。天文学者による、これまでにないアプローチ」

 今日は、半勤。通常なら夜半過ぎに帰宅するのが、夕方7時のニュースに間に合って帰宅した。瞬間湯沸かし器洗髪もやったし、洗濯の第一回もやっている。仕事の日にはアップできないはずのブログも更新。一服したら、読書もできそう。たまの半勤は時間のありがたさを痛感させられる。

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2020/08/22

鳴海章作「密命売薬商」にて寿都に遭遇

4087455718 ← 鳴海 章【著】『密命売薬商』(集英社文庫)「時は幕末。富山藩の薬売り、於菟屋藤次が帯びた使命は薩摩への販路開拓。交渉の切り札“昆布”を求め、北前船で大坂から蝦夷へ。死と隣り合わせの道中、秘伝の忍の技で難局を切り抜けていく。一方、支藩の動きを察した加賀藩が放った刺客は必殺剣の使い手、馬渕洋之進。北から南へ呉越同舟の決死行」

 一昨夕は銭湯へ。ただでさえ混まない銭湯だが、夕食時なので尚更 空いてる。脱衣場で、いきなり明菜。有線から。タップリ汗を流し垢を擦った。体重も増えていない(減ってもいないが)。自転車をゆっくり転がして髪を乾かしながら公園を抜ける。夕焼けのあとの、静まり返った夜景。一番のんびりできる時。週に一度なのが残念である。

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2020/08/20

タカサゴユリよまた来年

Yuri_20200820202401 ← 我が家の庭で咲いている最後のタカサゴユリかな。元気なし。暑すぎる!

 今年は(も)蚊が少ない……気がする。猛暑で蚊も元気がないのか。雨が少ないので、水溜まりも少ないからか、ま、少ないほうがありがたいのだが。 

 昨夜の仕事からの帰宅は、夜半過ぎ。明日も早朝から仕事。日中は36度の予報。外仕事はパスする。代わりに床掃除やらトイレ掃除。結構、きつい。床が輝いている!

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2020/08/18

伊能忠敬らが我が町(村)をも

Cosmos_20200818203301 ← 今日は暑くないうちにと、朝の8時から庭仕事。裏の畑の草むしりがメイン。半月前にやったばかりなのに、雑草が繁ってひどい。珍しく周辺の畑の持ち主が先週せっせと草むしりされていた。お陰でいつもなら我が家の畑が一番きれいなはずが、初めて我が畑の惨状が目立つように。やるっきゃない! さすがに作業の途中で座り込むってことはなかった。用心のため、途中で水を飲んだりはしたが。

 今日は暑さ対策で、朝の8時から庭や畑仕事。2時間余りの作業。我輩としては初めての試み。今までは、日中か少なくとも夕方五時過ぎから開始していた。でも、もうそんな時間でも暑い。それに読書が乗り始めている時間帯でもある。そこで早朝の開始。作業後、シャワーを浴び、一服後、買い物へ。それでも午後の一時過ぎ。午後はまるまる空く。なんだか、一日が長く感じられた。早朝の作業が昨日のようだ。

 

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2020/08/17

久方ぶりに海王丸パークへ

Kai2 ← 仕事で久しぶりに海王丸パークへ。練習帆船海王丸きっときと市場 北陸地方随一の斜長橋・新湊大橋などがある新湊(射水市)の大きなパーク。内緒ですが、アイス禁止の我輩、ソフトクリームを食べました。何年ぶりか分からないほど、久しぶり。たまらん!

 今日は明けの日。明日は休み。気温が異常なほどに高いわけじゃないので、外仕事するかと思ったが、仮眠居眠りで疲労を除くことと、漱石の本を読むことに時間を費やした。夕方までに本文は読了。
 読んでいた本というのは、『夏目漱石全集〈1〉』 (角川書店 1973年)である。昔、古書市で全集をまとめ買い。但し、巻11は欠。ほとんど手付かずだったのだが、コロナ禍での時間を生かして書庫から引っ張り出してきた。

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2020/08/15

ロートルは淋しくなるばかり

Iseki ← 陳 舜臣 (著)『続・中国発掘物語』 (講談社文庫―中国歴史シリーズ)「馬王堆の生けるがごとき夫人の遺体の発見、「孫子はふたりいた!」と明らかになった新事実、仏教伝来前後の事情等々、次々と行われる発掘調査によって解明される最新中国史事情」 

 今日、とうとう書店へ足を運んだ。まだ本格的な物色じゃなく、仕事の合間に読む本の補充の意味合いが強い。何か月ぶりの書店だろう。

 渡哲也さん 亡くなられていた。好感度絶大だった。ショック。冥福を祈るばかりです。

 上掲の話題に関連して……

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2020/08/13

イラガの波に…

 夏なんだからと、帰宅した真夜中に洗濯。外干し。ん? 不気味な音。もしや……雨。取り込むのは面倒。止まない雨はない。……確かに一旦は上がったけど、朝方また降り出して……その後、上がったので、昼前には干せていた……と思いたい。匂いは確かめない。

  暑い日々が続く。今日は庭仕事はしていない。疲労が残るようになってきたので、仕事の日の前日は作業しないことに決めている。せいぜい、午前中の柿の木の病害対策作業だけ。でも、一週間以上入浴していないので、垢を流したい。銭湯、空いていた。夕食の時間だったからだろうか。

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2020/08/11

漱石と自転車との不幸な出合い

Yuri_20200811203901 ← あ~ち~ち~あ~ち~ち~♪ 自転車でちょっと買い物に行っただけなのに、 あ~ち~ち~あ~ち~ち~♪ 庭先ではユリたちが風に踊りつつ送迎。今年はユリの当たり年? (高砂ユリとの指摘を頂いて:)そうそう、やたらと伸びる茎が目障りだとばかりに、草むしりの勢いでつい折ったものも。そんな我輩の蛮行にもめげず 高砂や~♪と今日の晴れ姿。感無量です。

 銭湯へ行こうと立って外を窺うと、雨。ダメだ。風呂は諦めましょうね。

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2020/08/10

屋根裏部屋や蔵を見て回ったら

Kouko ← 高校時代の本が残ってて、ちとうれしい。中学時代の本も残ってた。教科書も。引出しには、テストの答案用紙すら。出来が悪かったのに。捨てられない性格。ただ、16歳から書き始めた日記は、二十歳の時に手紙共々燃やしたから、この世にない。今になると惜しい!

 昨日今日と、何度も洗濯機回す。外干しできるし、すぐ乾く。それだけは、夏の暑さの長所。でも、汗での着替えも頻繁。

  モーリシャスで日本のタンカーが坐礁し、大量の原油流出 というニュースを昨夜知った。あの美しい海。サンゴ礁や多様な生き物たちの危機

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2020/08/09

真夏の夜の夢風なモノローグ

Tin_20200809204401  ← 陳 舜臣著『中国発掘物語』(装丁:菊地信義 講談社文庫 1991年)

 陳舜臣著の『中国発掘物語』を読了。
 感想は、昨日書いた:父の蔵書。広大な中国。数千年の有史を持つ中国。欧米や日本の頸木を脱し、愛国心や誇りの自覚もあり、自国の遺跡を発掘調査しつつある。本書は、自国の手による発掘が始まる前から始まっていく段階のエピソードが書かれ面白い。掘れば掘るほど、『史記』などのお話が実は本当だったと分かってくる。古い本だという留保を前提に楽しんだ。

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2020/08/07

子犬たちをもらう…夢

Yuri_20200807212601 ← 庭先にはユリが十数本。一昨日1本咲いているのを発見。昨日の猛暑で一気に皆開花かと思ってたら、今日までに2本だけ。昨夜来の雨に祟られたのか。

 富山。昨日は驚きの全国最高の37.5度。今日は平年並み。曇天だし雨がちだから。それでも蒸す。扇風機じゃ物足りない。

 台所、ガスコンロ周辺や直下のゴミ置き場を一応は片付けた……が、何だか代わり映えしない。ハタと気付いた。換気扇だ。換気扇の周りが長年の油汚れで真っ黒なのだ。コード紐も触るのが憚られるほどに薄汚れてる。一番の汚れの元兇は換気扇周りだったんだ。蓋をするわけにはいかないし、ほっとくしかないか。

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2020/08/05

夏はロートルには辛い

Yuri_20200805203401 ← 買い物へ行こうと庭先に立つと……ユリが1本 咲いていた。まだまだ咲きそう。

 夏はロートルには辛い。ただ、洗濯物がいつでも干せる……いつでも洗濯できるのが助かる。

 ゴーヤチャンプルーの画像が載っていた。懐かしいな。帰郷して数年はゴーヤを毎年植え育てていたっけ。ドンドンできる。近所の人や親戚にあげようとするけど、断る人が多かった。我輩、せっせとゴーヤチャンプルー。余るので、冷凍庫に刻んだゴーヤが溜まる。そのうち嫌になった。久しぶりに来年トライするか。育てる本数は減らして。

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2020/08/03

ハーンと漱石の2本立てで

 今日は夏の空じゃなく、薄日あるいは薄曇りといった空模様。山かどこかにあるいは夕立で雨が突如降ってもおかしくない。

 昨日と同じで、午後の早めに庭仕事して、五時過ぎには着替えを持って銭湯へとも考えたが、連日の銭湯は吾輩には贅沢過ぎる。働かざる者 銭湯へ入るまじでもある。家のお湯の出ないシャワーで我慢である。

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2020/08/02

我が家の最後の秘境を片付ける

 過日の燃えるゴミ置き場トラブル。回覧を回して以降、今のところトラブルはない。ただ、トラブルを巻き起こした当人は、常識的なルールに不満なよう。彼はゴミが溜まったら袋に入れて、いつでも自分の都合で出す(前はコンビニに出していた。警察に通報され、我が家のゴミ置き場に随時 出すようになった)。

 奴、我輩の行動を監視しているのか、我輩が自転車などで出掛けると、その先で擦れ違う、あるいは姿を見せる。脅しのつもりか? 直接我輩の家に怒鳴り込む勇気はないようだ。そのうち嫌がらせがエスカレートするかな。

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