喰っちゃ寝に読書に
← ヨハネ・ベル著『ベル神父のフランス食物誌』(近代文芸社)
今日も雨。よく降る。庭仕事できず。運動不足が困る。体重増え気味。買い物へも雨のため、車で。ますます体を動かさない。家では、食っちゃ寝の生活。夏目漱石(「文学論」)と、川端康成(「水晶幻想・禽獣」)と、今日からはスティーヴンソンに取り掛かる。
雨…。今の時期には必要なんだろう。草木が育つ。雑草が勢いを増し、虫が湧く。ナメクジを家の中で何度も見かける。こんなことは今まであっただろうか。
ヨハネ・ベル著の『ベル神父のフランス食物誌』を読了した。
友人に戴いた本。フランス人にとって、パンは主食ではない。日本人とは、料理……飲食の考え方が違う。そもそも主食(ご飯)に味噌汁など副食(おかず)という発想が日本風……日本人の常識なんですね。と云いつつ、我輩は料理をしない。個食……孤食。料理……調理するって、恋人などの連れ合い、仲間を歓待するウェルカムの営為。友らとの時間を濃密に楽しみたいという思い。悲しいかな我輩には縁遠い世界。眩しい思いで読んでました。
フランス出身のカトリック司祭。料理好きで料理教室を開いていた。驚くのは、最初は料理を知らなかったのに(テキストを観ながら)教えていたってこと。
云うまでもないけど、書き手は神父さま。土台に歴史や宗教上の理解や考察がある。が、肩肘張らずに、神父さんの話を会食の座談として楽しめばいいかな。
大きな声では書けないが……。現下の状況を気にしつつも、温泉施設で同僚の送迎会を行った。当然ながら、会食の前に風呂へ。一週間ぶりの風呂。お湯に深く浸かって、気持ちいい。が、ふと、左手首を観たら、なんと、腕時計したまま。更衣室で浴衣に着替えた際、ロッカーのカギを左手に。うーむ、その際、気づくはず。一週間経ってこのドジを晒すのは、温泉に漬かった腕時計が今のところ無事動いていることが確認できているから。
← 更科 功 著『若い読者に贈る美しい生物学講義 感動する生命のはなし』( ダイヤモンド社)「最新の知見を親切に、ユーモアたっぷりに、ロマンティックに語る。あなたの想像をはるかに超える生物学講義」
更科功 著の『若い読者に贈る美しい生物学講義 感動する生命のはなし』を今朝、読了した。
『残酷な進化論: なぜ私たちは「不完全」なのか』 (NHK出版新書)をつい先日読んで気に入ったので、本書にも手が出た。
といいつつも、本の装丁がやや地味。書店で生物学など自然科学関係の書架を眺めた時も、普通なら見過ごしてしまったかも。著者名に目が行ったので、手にしたのだ。本書は初学者向けの本。生物学に限らず自然科学に関心を持ってもらいたいと書きおろしたらしい。大人にも科学に親しんでほしいという思いが伝わる。読みやすいし理解しやすい。お茶を飲みながら気楽に読める本である。
『スティーヴンソン ポケットマスターピース 08』 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)を読み始めた。
高志の国文学館にて開催された中島敦展の売店で購入。解説などを含めると、819頁。これでも、「宝島」は入ってない。中島敦は、英作家スティーブンソンがサモア島で過ごした晩年を日記調で描いた小説「風と光と夢」を書いているほど、スティーブンソンを評価していた。売店で本書が売られていたのも、わけがあるのだ。ちなみに、ナボコフはスティーブンソンを高くは評価してない。仮にナボコフが中島敦作品を知っていたら、どんな評価しただろうか?
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