正夢だったら嫌だ
とんでもなく大作の夢を観た。あれこれあった揚げ句、我々三人キョウダイ(姉らと弟)が裁判に負けて全てを失ってしまう。三人は家の管理人同然の暮らしへ。悄然と家に帰り、私は2階(屋根裏?)へと上がっていく。
夢の大半は起きた瞬間、忘れた。かなり錯綜していたっけ。正夢だったら怖い。ま、今は我輩独り管理人同然なのは既に現実だな。借金はないはずだが貯金もない。築70年近い家は朽ち放題。為すすべもなく茫然と。雨風をしのげるだけありがたい……休みの日は広い庭の世話に明け暮れる。
今日の天気は、朝の時点ではほぼ終日の雨という予報。それが変わって夕方には雨にと。昨日今日と連休なので、朝までこれでもかと寝ることが出来た。昼前、雨が降り出す前に庭仕事やっちゃうかと思い始めた。この数年、外仕事は夕方早くても四時か五時に開始。日没で作業を終えるというパターンできた。やりだすとムキになる性分で、とめどなくやっちゃう。でも、暗くなったらさすがにできないだろうというわけである。
今日は、昼前から作業開始。例によって長袖の上着に長靴、マスク、厚手の手袋、鍔の広い帽子。その上、最近は、防虫剤を胸ポケットに収めての完全装備である。足りないのはゴーグルだけ。これだけは作業中の汗ですぐに曇ってくるので断念している。
作業は、表の車道沿いの側溝やそれに沿う細長い花壇。今年早々に徹底的に雑草退治作業をやったので、久しく草が生えてなかったが、ついに目立ち始めた。それと、生垣が生い茂って車道に枝葉が食み出している。歩行者にもだが、車、特に集配車には邪魔になる。書道といいつつ、車同士がすれ違うには、どちらかが道の隅に寄らないと、困難な細い道なのである。
雑草退治も生垣の剪定も徹底してやった。一応の目途が付いて、長靴などを洗って玄関の棚に置いてあったスマホを観ると、14時過ぎ。つまり、二時間余りの密度の濃い作業だったわけだ。汗だくなのはもちろんだが、作業してて、思ったより暑かったこともあり、側溝に腰かけて休憩を余儀なくされたりした。でも、作業後の側溝や花壇を観て、自己満足。他人が見たら、何をやったか分からないだろうけれどさ。
ちなみに、夜の八時を過ぎても雨は降っていない。話が違うよ。
読書のほうは、『スティーヴンソン ポケットマスターピース 08』 (辻原 登 (編集), 中和 彩子 (翻訳), 大久保 譲 (翻訳), 吉野 由起 (翻訳) 集英社文庫ヘリテージシリーズ)をせっせと。本夕、本文は読み終えた。なかなか充実していた。750頁。今夜半過ぎ、解説などを読むかな。感想は明日にする。作家の再評価を迫られるなかなかの読書体験となったとだけ、今は書いておく。
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