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2020/07/18

炭酸水に活路?

Kibo ← 漱石の「文学論」にて参照されていた画家とその作品: ジョージ・フレデリック・ワッツの作品 「希望」 – 寓意的な作品の中に人生の真実をうったえる (画像や説明は、「ジョージ・フレデリック・ワッツ - Wikipedia」より) 

 炭酸飲料 数年前まで日に1本以上。この頃は、週に1本か2本。糖分やカロリー摂取を控えるため。ところで炭酸水は構わないのか。月に1度の内科医院へ行くたび、尋ねようと思ってるのだが、つい忘れてしまう。次こそ!

 今年は、「おわら風の盆」祭は中止。夏祭りもなし。淋しい夏だ。夏に向けて何か知恵を絞って欲しい。花火大会を開催して、みんな車の中から観るとか。堤防や橋の上から、あるいは特別に電車を走らせるとか。広い河原を車で埋めるとか。

 我が家が善意で燃えるゴミ置き場として提供している庭の一角。堂々とルール破りする奴がいる。火曜と金曜が燃えるゴミの日なのだが、なんと、今朝早くも出していたのだ。ポリ袋がカラスに食い破られ、誰かが見かねてネットを設置してくれたようだ。近所の方や町内会長らに相談。どうやら見かけた人が注意しに行ったようだが、逆切れされたとか。前の町内会長らも諦め顔。我輩としては黙ってられない。対処しないと。

Kinjuu ← 川端 康成著『水晶幻想/禽獣』(解説:高橋 英夫 講談社文芸文庫)「青い海黒い海」「春景色」「死者の書」「それを見た人達」「散りぬるを」等、前衛的手法のみられる初期短篇8篇。“死への強い憧憬”を底流とした著者の文学の原点」

 川端康成作の『水晶幻想/禽獣』を読了した。ほとんど車中での待機中に。
 初期から彼の作風が徐々に形成されていく様子が分かる短編集。「青い海黒い海」「春景色」「死者の書」などは実験的。「水晶幻想」などは、意識の流れ風な当時としては先鋭的な作品。正直、川端ファンとか研究者には興味を持てるだろうが、吾輩は退屈だった。「それを見た人達」から「禽獣」になると、読み応えがある。川端文学が始まったと感じられる。死の予感。世の柵の虜となっている若い女性へのやや一方的な思い入れ。鳥籠の鳥へのこれまた飼い主の勝手な思い入れ。弄ばれる弱気立場の生き物たちの死にざまを冷たい目で観察する。つまりは己の孤独な過去の姿を投影しているのか。

 これが目当てで本書を手にした「禽獣」。その冒頭に、久しぶりに名を目にする、太宰春台。
「江戸時代中期の儒学者・経世家である太宰春台の墓は天眼寺にあります。春台は17歳の時儒学者、中野撝謙に師事し、朱子学を学びました。「経済録」・「聖学問答」・「弁道書」・「三王外紀」など数十巻を著し、日本に「経済」という言葉を広めた人物でもあります。延享4年(1747)に没しました。」 そういえば、東京在住時代のある時期、天現寺に遠くない地に10年ほど住んでた。知ってたらお墓を観に行ったのに……と思ったら、天現寺じゃなく、天眼寺。我輩の居住していた地域じゃなかった。

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