« 一週間ぶりの庭仕事 | トップページ | 水の哲学 »

2020/07/21

柳に風の対処の仕方

Pleo-2 ← 古山 高麗雄 (著) 『プレオー8の夜明け』 (講談社 1970年) 「表題作は、第2次大戦後、戦犯容疑でサイゴン刑務所に抑留された日本兵の鬱屈した日々をユーモア交えて描いた第63回芥川賞受賞作」や、筆者処女作「墓地で」や「白い田圃」の3作収録。

 古山 高麗雄 作の『プレオー8の夜明け』を読了した。書庫の奥にあるのは知っていたが、自分は買った覚えがない。父の本? 姉? まして読んだ記憶もない。化粧箱入り。パラフィン紙でカバーされている。昔らしい装丁。表題作と、処女作など二つの作品を合わせて一冊の本に仕立てた。 プレオー8(ユイット)とは、ヴェトナムの捕虜収容所中庭第八号。

 筆者が芥川賞作家だと知る人は今日どれほどいるのだろう。我輩が高校時代に受賞したので、印象には残っている。あるいは吾輩が覚えていないだけで、買って読んだのかもしれない。正直、当時の自分が仮に読んだとしてもどれほど理解できたか。何かなよなよしているようで、捉えどころがない。
 作家のことを調べてみた。これが驚き。かなりしたたかな人物だった。
 「新しい歴史教科書をつくる会の賛同人であったが、それは「憲兵にも良い奴はいたし、一等兵にも嫌な奴はいた。また、将校と結婚し幸せになった慰安婦もいる」という認識のもと、従来のステレオタイプな戦争史観への反発からであった。」(Wikipediaより)。これこそ気骨のある人。吾輩は、「新しい歴史教科書をつくる会」など眼中にないが、中にはこういう人物もいるんだね。作家より編集者たろうとした(だから作家デヴューも遅かった)。軍人直喩の暗唱を拒否して一兵卒に。こりゃもっと知らないとあかん!
 作家の戦争体験に基づくもの。大岡昇平などいろんな戦争体験文学があるが、こういう柳に風の粘り腰の対処の仕方もあったのだと学んだ。

 録画で高校生天才マジシャンM.Hの神業を観た:「スーパー4Kマジック第5弾 独占取材!驚異の神業 天才高校生マジシャン BS朝日」笑っちゃうほど凄い。中学生の頃には既に注目されていたが、舞台度胸もできて一層飛躍しそう。

 一昨日、一週間ぶりの庭仕事。汗だくになった。シャワー! と思ったら、シャワーのお湯が出ない。仕方なく、瞬間湯沸かし器のお湯で髪を洗った。これで、来月のガス料金が基本料金って夢が頓挫。とんざことだ。
 昨日は仕事。夜半過ぎに帰宅し、瞬間湯沸かし器のお湯で髪を洗った。

 今日は、明日は仕事なのに、やはり庭仕事。樹木の育ちが盛んで、枝葉や雑草が伸び放題。運動不足解消の意味も込めて、せっせと庭仕事した。夕方近くの二時間の密度の濃い作業。汗だく。作業後、シャワーが機能するかなと試してみたら、今日はそれなりにお湯が出た。嬉しい。

 庭仕事、疲れが残るので、仕事の前日はしない方針。が、雨続きでたまの晴れ間なので、一昨日の夕方は敢えてやった。二時間の密度の濃い作業。案の定、昨日の仕事に響いてる。なんたって、夕食後は、ブログを書いたら、数頁の読書で寝落ちってのが辛い。

|

« 一週間ぶりの庭仕事 | トップページ | 水の哲学 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書評エッセイ」カテゴリの記事

恋愛・心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 一週間ぶりの庭仕事 | トップページ | 水の哲学 »