木の皮を剥ぐのは巣作りのだめ?
『ラフカディオ・ハーン著作集 第7巻 文学の解釈 2』(池田雅之/〔ほか〕訳 恒文社)を読み続けている。
本書(講義)で一番力が入っているのは、シェイクスピアかロングフェローか。アメリカの詩人なのに英文学講義に、なぜ。評価が当時低くなっていたから、肩入れしたくなった? 今日、人気はどうなのだろう。
長い休業明け。久しぶりの仕事。万歩計、忘れた。マスク、危うく忘れるところだった。本だけは、しっかり用意。
長い休業の日々。生活のリズムがすっかり狂った。辛うじて午後5時過ぎから7時半まで庭仕事ついでシャワー食事ブログ更新という、夕方から夜のメニューだけは毎日。が、それも雨続きの3日間が狂わせた。夜中……明け方に寝落ちから目覚め読書のはずが、今日は仕事。6時半には出勤。寝不足どころじゃない!
← ジュディス・ヴェクスラー 編『科学にとって美とは何か 形・モデル・構造』(金子務 監訳 白揚社)「数学・量子論・進化論・結晶学・物理学から心理学に至る第一級の科学者たちが,今まで見すごされてきた科学における「美」の役割をさまざまな角度から解説し,科学的想像力の核心に迫る。無味乾燥な科学を親しみやすいものにする刺激的な論集! 『形・モデル・構造』の改題新装版」
ジュディス・ヴェクスラー 編の『科学にとって美とは何か 形・モデル・構造』を改めて読みだした。一度、読みだしたが、冒頭の一篇がどうにもまとまりを感じられなくて中座。が、コロナ禍の現況を鑑み、勿体ないので読もうと。読み辛いのは相変わらず。訳の問題か、内容なのか、吾輩の理解力か。テーマ的には大好物なのだが。自宅では、上掲書と交互に読んでいる。
← ドナルド・キーン 著『ドナルド・キーン自伝 増補新版』(角地幸男 訳 中公文庫)「日本文学を世界に紹介してきた著者。ブルックリンの少年時代から、日本国籍取得まで、三島由紀夫ら作家たちとの交遊など、秘話満載で綴った」
ドナルド・キーン 著の『ドナルド・キーン自伝』を十日ほど前に続いて読み続ける。
以下、車中で読みながら、断続的にスマホにメモしたもの:
大学で何語を専攻するか迷ったあげく、ひょんなことで日本語を選んだ。すると間も無く日本軍による真珠湾奇襲攻撃。キーンは海軍語学校を経て真珠湾へ派遣。日本語文書の翻訳作業。日本兵の日記に感動。そもそも日本に関心を抱いたのは、ウエイリー訳の源氏物語。戦後、中国を経て日本へ、日光へ。除隊後、元の学生に戻るも、途方に暮れる。日本は先が見えず、日本語から中国語に切り替える仲間も。が、敢えて日本語を選んだ、自分の運を信じて。日本研究者のライシャワーと知り合う。ライシャワーの円仁研究、円仁の日記訳。バードランド・ラッセルのケンブリッジでの最後の講義に出た。かのウェーリーと知り合う。彼の訳したアイヌの叙事詩に蒙を拓かれる。谷崎や、特に三島由紀夫との親交。能、歌舞伎。
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