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2020/06/03

英文学 ハーンから漱石へ

Satuki_20200603203501 ← 画像は、オダマキとサツキの小道……あと一歩かな。

 30日に一度の内科医院へ。わりと数値が良かったからか、先生、機嫌がよくて、(まだほかの患者も居なかったからか)雑談も。前回聴かされていた若先生と対面。ハンサム! 女性患者(ファン)が増えるぞ、きっと。

 病院帰り、ちょっと庭を散策……のはずが、過日、裏の庭の角に発見した枯れかかった木にまた異変。その日、かなり大胆に病害虫に侵されていた枝葉をカットした。が、久しぶりに見たら、枝葉が繁茂……したのはいいが、やはり病害虫にやられ、緑の葉っぱの大半が黄色に、さらに腐りかけていた。

 掌で軽く葉っぱを擦るだけで、呆気なく千切れたり零れたり。已む無く、植木鋏や高枝鋏を持ち出してきて、カットに次ぐカット。かなりスッキリ。裏庭の風通しが良くなった。あるいは、藪みたいに繁茂していたので、枯れる木が出たのか。

 庭仕事、外出着のままでやっちゃった。頭には枝葉の屑。手や腕もヒリヒリする。食後の腹ごなしに、作業着に着替えてやればいいのにって、内心ずっと思っていた。気が付いたらすぐやらないと気がすまない、せっかちな性分。そのくせ、室内の掃除はしない。我が家の掃除は(前回いつやったか)忘れた頃にやる。それも、生活ラインだけ。客の来ない家なので、誰にも見えないし、迷惑にならないから……というより、掃除が嫌いなのだ。
 これだけ朝から動いてるのに、万歩計の指数190って、おかしいじゃないか。

 以上は昼過ぎの話。夕方五時過ぎから庭仕事。作業着に着替えて本格的に。ようやく、納屋の中の枝葉はほぼ片付いた。

Sosek-2 ← 『夏目漱石全集〈15〉』 (角川書店1974年) 「英文学形式論や文学評論などを所収」

夏目漱石全集〈15〉』 を書庫から引っ張り出してきた。英文学形式論に文学評論。後者がメインだが、評論というより、18世紀英文学史。ハーンの19世紀英文学史を読んだ流れ……勢いで読む。岩波版の漱石全集で読んだ……よふな。英文学史を勉強するというより、漱石の個人授業を受講しているつもりで楽しむ。ある意味、贅沢の極み。

 富山 自粛緩和。やや人の出が増えている。山王さんの祭りで賑わうはずだったが、残念。夏の祭りも八尾の「おわら風の盆」も、マラソン大会も、花火大会も、夏の高校野球も、みんな中止。せめて、3密を避けて、町へ山へ海へ、高原へ。町中もいいし。

 昨夜、たまたまチャンネルをひねったら……BSで視聴。「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿 選「ビタミン×戦争×森鴎外」 」 実に、実に面白かった。
 森(陸軍)と高木(海軍)との対照的な取り組みなどは、昔、ホームページなどで特集したことがあります。でも、鈴木のことや、鈴木のノーベル賞の可能性を東大医学部が阻んだこと、高木の名を冠した岬のあることなどは初耳。疫学的解明やメンツの厄介さなど考えさせられました。 エリートたる森鴎外の自負、プライド、自信……過剰。だからこその責任感なのだろうけど、メンツを棄て間違いを認める勇気が何より大事だと思った。

Hen_20200603205701 ← 『ラフカディオ・ハーン著作集 (第12巻)』(野中涼/野中恵子訳 恒文社 1982/12/1)英文学史2

ラフカディオ・ハーン著作集 (第12巻)』を読了。英文学史なんて、普通のハーン、八雲ファンには地味な内容の本。正直、吾輩も書庫の奥に放置したまま。が、現下の状況に鑑み、書店へ足を運ぶことも侭ならない中、在庫の中から未読を探して読んでいる。読みだしてみると、ハーン節が炸裂。当時にあって、英文学は仏文や独文と並んで、最先端の文学だった(アメリカ文学はまだ歴史が浅かった)。東大にあって日本の学生相手の英文学史講義。幅広い勉強と読書体験から読むべき本を取捨選択して読むべき本を推奨する。未読や名前しか知らない英文学者が多く、刺激になった(が、では実際に読めるかというと、覚束ないのが淋しい)。

 新型コロナと闘う医療関係者を応援する、その思いに異論などありえない。ただ、だったら、介護関係者はどうなんだ? 保育や先生や。現場で懸命だった数多くの人達。医療関係者に限定しているかのような表現に違和感あり。配慮が足りないと感じるのは我輩だけか?

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