姉倉比売から帝龍寺 直坂遺跡 そして温泉へ
← 姉倉比売神社(あねくらひめじんじゃ)へ。姉倉比売神社は、富山市呉羽と富山市舟倉とにある。吾輩が向かったのは、舟倉のほう。数ヵ月ぶりのバイクでのツーリング。ナビに載ってなくて、アバウトで探していたら、いきなり出会ってしまった。風はあったけど、晴れてたからね。梅雨晴れ。チャンスは少ない。この神舎については、「姉倉比賣神社 (富山市舟倉)」が詳しい。
新型コロナ禍の中、県境を超えての移動は未だに控えられているが、せめて地元の有名無名のスポットを訪れることは、3密に反しないし、積極的に推奨したい。地元の方でも知らない、しかし知っていい場所は随所にある。
← 姉倉比売神社の入り口には風雅な池。寺家公園池。滝もある。「この舟倉の地一帯は神代の昔から拓け、古事記・日本書 紀によると紀元前三十年頃に姉倉比売がこの辺りの賊を征伐 統治され、後に農耕と養蚕を地元民に広め特に機織の 神として尊崇されたと記してある。 神苑は老樹うつ蒼とした高陵に拝殿があり、また県の 天然記念物に指定されている赤樫林に囲まれた本殿、 そして入母屋造りの社務所がある。 この社は昔の神佛混交の名残りを今に留め、本地仏 虚空蔵菩薩を護持して三十三年に一度の御開扉が 今も伝承されている」(境内への入り口、寺家公園前の立て看板より)
← 姉倉比売神社(あねくらひめじんじゃ)の参道というか石段。大した坂じゃないのに、心臓バクバク。日頃、庭仕事して汗は流してるが、心拍数の上がる運動はしてない。もっとドキドキする運動をしないと。
← 姉倉比売神社の奥には赤樫林……自然林。
コンクリート製の休憩所がある……が、閉鎖されていた。コロナの影響か、訪れる人が少ないからか。ハイキングコース自体は、ゆるやかな木漏れ日の道。歩く分には気持ちいいはず。紅葉の時期もお勧め(公園が整備されたら、だが)。吾輩としては、富山県の方たちに、もっと地元のいいところに関心を払ってほしいという思いです。
← 姉倉比売神社(あねくらひめじんじゃ)近くの帝龍寺へ。「船峅山帝龍寺のページ」によると、「大宝二年(西暦702年),文武天皇の御連枝真福上人によって開創され,勅願所であったと伝えられています。当時は,姉倉比売神社本地佛の嵯峨虚空蔵菩薩を本尊とし,帝立寺と称していました」とか。県内でもかなり古く創建された寺ということで、今回のツーリングの目玉として期待してたが、入り口が施錠されていた。がっかり。
← 直坂(すぐさか)遺跡へ。国指定史跡! 旧石器時代から縄文時代の集落跡。
「英文学形式論」や「文学評論」などを所収の『夏目漱石全集〈15〉』 (角川書店1974年) を今朝読了した。
「文学評論」が面白い。講義のためとはいえ、馴染みの薄い18世紀の英文学を徹底研究している。文学は勿論、世相風俗から哲学まで。漱石は創作したかった、研究じゃなく。大学は辞めたかった、既に「吾輩は……」を書き始めていたのだ。講義しつつ、文学とは創作とはを試行錯誤していた。本書の極め付けは、スウィフト論。未曾有の風刺家を狷介孤高の漱石が徹底分析。それは自己分析でもある。お薦め。
← 直坂遺跡。立て看板はあったが、遺跡は見当たらず。「旧石器時代から縄文時代の集落跡です。周辺には野沢遺跡、八木山大野遺跡、直坂Ⅱ遺跡、直坂Ⅲ遺跡、直坂Ⅳ遺跡など同様の旧石器時代から縄文時代にかけて営まれた集落跡が多く存在」するというのだが。スキー場ということで、埋め戻されたのか。遺跡の一つも拾いたかった。
← 帰りは八尾にある「八尾ゆめの森 ゆうゆう館」へ。日帰り。宿泊もできる。垢すりじゃなく、着替えを持っていくべきだったか……。余裕があったら、一泊したいなー。「施設案内 【公式】富山県 八尾ゆめの森 ゆうゆう館 おわら風の盆」
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