ヒトはなぜ海を越えたのか
昨年、かなり大胆に伐採したのに、一年で伸びる伸びる。その植物は、そこたら中に生えてくる。成長力もだが、繁殖力も旺盛。大概、数十センチのところで抜き取るのだが、目の行き届かない場所に生えたものがあった。吾輩が帰郷した時には既に数メートルの木になっていた。最近になって、それはそのやたらと繁殖力の激しい植物の成れの果てだと分かった次第である。
作業後には、シャワーで汗を流す。これが快感。このために頑張っているようなもの。風呂に入れないのが残念。
← 裏庭にひっそりと咲く紫陽花。ほとんどが眺めるられることない内側に咲く中、ひとふさだけ通路側に。通路側の花が少ないのは、春、通路側に出刃っていた枝?蔓? をバサバサ切ってしまったから。
日本の国債残高1100兆円。今後、四半世紀あるいはそれ以上の期間、日本の景気回復はありえない。景気が上向くと、国債の利率が高まり、利払いが増える。政府は懸命にそうした事態を避ける。株価は高値安定させて表面上は景気がよさそうな演出するが、国民の大多数は貧困の一途を辿る。覚悟しないと。
インフレが望みだが、国民の貧困化が進むから、景気の浮上はあり得ず、25年はインフレはない。あるとしたら、日本の国債が投げ売りされるとき、つまり日本経済が破滅するとき。
我が電子機器たちの正体: ツボに触れると感じるパソコン……あ、そこン 元気過ぎるパソコン……デスク飛ぶパソコン すぐ謝る携帯……スマホことした 錠剤好きの電子器機……タブレット 一歩間違えると転落しそうなカメラ……デバガメ タッチに敏感なパソコン……悶えるパソコン
← 海部陽介著『サピエンス日本上陸 3万年前の大航海』(講談社)「「最初の日本列島人は、当時陸続きだった大陸から歩いてやってきた」――これは今や間違ったイメージだ。我々の祖先は、何らかの手段で海を越え、日本列島へたどり着いた。しかし、その事実には不可解な点がある」
海部陽介著の『サピエンス日本上陸 3万年前の大航海』を一昼夜で読んでしまった。面白いし、読みやすい。画像や図も豊富。
昨日は、余談めいたことを書いた。
さて、台湾から一番近い琉球列島の島である与那国島への航海。マスコミを入れての公開実験となった。葦などの草束舟や筏舟と失敗を重ね、丸木舟でついに成功した。丸木舟で渡海しただろうという有力な説の浮上である。その渡海への試行錯誤のドキュメント自体が本書の読み物である。同時に、吾輩の関心は、何故、後期旧石器時代のホモサピエンスは広大な海を越えていったのか。
4万7000年前あるいはもっと古い6万5000年前頃にオーストラリアとニューギニアにホモサピエンスが登場した。さらに4万3000から3万4000年前頃には、ニューギニア北東部のビスマルク諸島やソロモン諸島へ到達。日本列島周辺へは、3万8000から3万5000年前の間に、少なくとも3つの海峡で到達していた(詳しくは書かないが、インドネシア方向より日本列島への渡海のほうが困難だとか)。
最終章は、「祖先たちはなぜ島を目指したのか」である。やはり、大方の関心はそこにある。どうやってという疑問は当然だが、とにかく海を越えた事実は厳然とある。だとしたら、なぜという疑問が湧くのが当然である。
この度の壮大なプロジェクトの意味は、何万年も前の人々が海を越えるのはいかに至難かということだ。吾輩などは、本書を読む前は、「それは好奇心なのか、部族(集団)間の争いなのか、飢饉などでの新天地移動なのか、理由や動機は分からないようです。とにかく生存する領域を広げる意欲は強かったとは」思うと書いている。
だが、筆者は、単なる好奇心や、漂流して気が付いたらという説は筆者らは採らない屈強な男たちだけじゃなく、男女が協力しないといけないこと、海峡を越えるには、相当な準備が必要なことが今回の実験で示されたからだ。
吾輩が思うに、5万年前頃からのホモサピエンスの東アジアへの拡大の動き全般を検討し、その動機を勘案して総合的な判断をするのが有効な気がする。
ところで、筆者は、与那国島は小さいというが、渡ってみて初めて期待に反して小さいと分かったのではなかろうか(台湾の山から眺めて島影は何とか見えることもあるが、それが島なのか大陸の一部なのか、判別できるものか、その点の記述はなかったような)。だからこそ、その先の島へ、また小ささに落胆し、その先の島へと渡り、ついに琉球列島全てを制覇していたのではないか。余談だが、この壮大なプロジェクトが昨年のうちに終了してよかった。今年に架かっていたら、どうなったことやら。やれやれである。
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