モミの木にスズメ
← 我輩の願望ではスイカ、みんなが云うにはカボチャ……の花。実らしきものが生っていた。まだ、どちらか分からんぞ。
昨夜は風呂場にナメクジ出現。嫌だなー、そんなに我輩の裸が見たいのかい? えっ、俺らも裸だよ、だって? ごもっとも!
だからというわけじゃないが、夕方、自転車を駆って銭湯へ。ショックなのは、数日前より体重が0.6キロ増えたこと。思えばこの三日間、雨で外仕事をサボったから。減らすのは至難だが、増えるのはあっという間。
← 強い雨の一昼夜明け。昼頃、野菜を収穫したついでにコスモスの様子を見てきた。よくぞ耐えた。咲くの早いんじゃないの?
ピエール・ビネトリュイ著の『重力波で見える宇宙のはじまり』(副題:「時空のゆがみ」から宇宙進化を探る)を読了した。興味深いし、この数年ホットな話題なので、関連する本はあれこれ読んできた。
約百年前、アインシュタインが予言した重力波の存在が、ついに観測された。本書(原書)が書きあがった頃に、そうした朗報が飛び込んできたので、本書も一部慌ただしく書き直したとか。タイムリーというべきか。
← ピエール・ビネトリュイ著『重力波で見える宇宙のはじまり 「時空のゆがみ」から宇宙進化を探る』(安東 正樹 :監・訳/岡田好惠訳 ブルーバックス)「重力――もっとも弱く、謎に包まれていた力が、この宇宙に大きな影響を与えている。アインシュタインが重力波を予言してから100年。重力波天文学によって、我々の宇宙観はどう変わるのか? インフレーション、ブラックホール、量子真空、ダークエネルギー、量子重力理論……。宇宙を理解する上で欠かせない問題をやさしく解説しながら、宇宙誕生と進化の謎に迫る」。
重力波は極めて幽かな波なので検出するには技術の積み重ねが必要だった。日本も検出競争に名乗りを上げていたが、海外勢に先を越されたわけである。ブラックホール、あるいはビッグバンなどから発する重力波信号を検出し微細に分析することで、土台となる観測データが得られる可能性が期待され、説が百出しているインフレーション、ブラックホール、ダークエネルギーなどについて議論の方向性が見えるかもしれない。今まで水と油だった量子力学(確率論的力学)と相対性理論(決定論的性格を持つ理論。ブラックホールなどの内部では一般相対性理論が破綻をきたす)とが統合され量子重力理論が生まれるかもしれない。
著者によれば、重力波望遠鏡による重力波信号の観測で、どんなタイプの重力発生源が見つかるか、その探求は始まったばかり。この探求は、「宇宙における私たちの存在、時間と空間の本質、そして宇宙の起源からその未来まで関わる、いくつかの根源的な疑問に迫る重要な探検」なのである。
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