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2020/06/04

M.K.ローリングス 発見

Hanabi ← 今日は庭仕事は避けたのだが、昼前、ちょっと庭散策…見回り。伸びて車道にはみ出してきた枝葉、手で引き千切る。そのまま庭へ。堆肥…腐葉土になれよ と。生け垣の樹木たち、次々と開花。真っ白な花火のよふな。

 朝方、資源ステーションへガラス瓶を。その帰り庭散策。枝葉の伸びかた、半端ない。ようやく、作業小屋の枝葉の始末が終わったのに。 オダマキとサツキの小道が、かなりできてきた。ただ、オダマキ が早朝のせいか、未だ目覚めてなかった。

 今日は暑い。32度超え。庭仕事は敬遠した。野菜に水遣りしただけ。夕刻 銭湯へ。たっぷり汗を流した。垢擦りで体を捩って可能な限り垢を落とそうとした。しかし、どうやっても背中は擦れない。ああ、長年の解けない課題。でも、いい柔軟体操になる?! 何が気持ちいいって、自転車をゆっくり走らせて、夕風で火照った体を癒す感覚。湯船より、この感覚を味わいたくて銭湯へ行くような気がする。

Matu_20200604202601   ← 画像は、内庭(築山)に育つ、誰が名付けたか首斬りの松。カットしただけでも、数メートル。残った木の高さも10メートル近い。カットした際には、木の延命も危ぶまれたが、なんとか生存し、枝葉も繁茂してる。

コレクターズ版 世界文学全集 29』を読了した。読了の余韻も熱いままに銭湯へ。
 前にも書いたが、50年前は未だ、文学全集ブームの余熱のあった頃で、粗製乱造気味。この全集も、装丁を豪華らしくして買い気をそそろうとする魂胆が見え見え。吾輩が買ったのかどうか覚えていないが、書架に並べるといい家具になる?! 長年、箪笥…書棚の肥やしになっていた本を引っ張り出してきた。現下の状況でないと、ずっと読まなかったはず。

Dsc_3501_20200604202801 ← 『 コレクターズ版 世界文学全集 29』 (佐藤亮一訳/解説 日本ブッククラブ 72年刊)  本巻は、現代アメリカ傑作短編集。スタインベック、フィッツジェラルド、フォークナー、ボルト、ローリングス、ハーシー、ラードナー、ブロムフィールド等が収録。画像は、我輩の蔵書(75年版のもの)を撮影。真ん中の白いおぼろ月は、フラッシュ。

 上記してあるように、50年近い昔の当時ホットだったスタインベック、フィッツジェラルド、フォークナーなど、錚錚たるアメリカの当代人気作家が集められている。訳者の好みで。今日読んだこともあって、M.K.ローリングスの短編集が印象に残った。中でも「ヤコブの梯子」が秀逸。「豆の収穫」や「森の女」も鮮烈。男がどうしようもなく、しょわしない一方、男に振り回される女性たちの心理や行動が丁寧に、共感的に描かれてるなと思ったら、作家は女性だった。マージョリー・キナン・ローリングス(Marjorie Kinnan Rawlings、1896年 - 1953年) 。そう、かの「仔鹿物語」の作家だ。「1928年にフロリダ州奥地クロスクリークに74エーカーの土地を購入し移り住み、以後、自然とそこで暮らす人々を題材とした作品を発表する」とある。だからこそ風物詩をありありと描けたのだろうか。「仔鹿物語」は、我輩は未読だと思う。読んでみたくなった。

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