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2020/06/12

塩素系ガス漏れ事故再び

 午後四時半過ぎから庭仕事。最初は固まる土を蔵前に敷いた。先日、オレンジ色の土を敷いた、その続き。だが、主に畑の果樹の剪定作業。この二日の雨のお蔭なのか、栗の木やキウイフルーツ、杏子など、庭木の枝葉が伸び放題。十日余りの休業なので、体を動かさないとまずい。外仕事でしっかり汗を流した。

 梅雨入りしたせいで、雨模様。気温が高くなく、野菜ラーメンが作れるのがうれしい。扇風機回してラーメン啜る日々も間もなく終わる。夏間近。
 
 書庫漁りの日々が続いてる。父の蔵書やら昔の本など。再読が癖になったり。ああ、でも新刊読みたいの!

 ……今日は、ディケンズの「二都物語」を読了した(『世界文学全集 (6)ディケンズ 二都物語 クリスマスキャロル』(河出書房新社 (1989)))。さすがの筆力。近代小説の嚆矢的作品。出来過ぎのストーリー展開だったりするが、それでも、18世紀終わり、フランス革命(1789年5月5日 – 1799年11月9日)という時代、特に1789年7月14日のバスティーユ襲撃を背景にしての物語。フランスのパリとイギリスのロンドンの二都を絡めての物語。ディケンズからしても遠くない過去の、時代を画する事件だっただけに力が入っただろうことは想像に難くない。

 今朝、富山市の広報車が拡声器で何やら。また、新型コロナ……外出は自粛してくださいの話かと思ったら違った。

「富山西署【工場から有毒ガスの発生について】(富山市)  現在、富山市笹倉地内にある日産化学工業株式会社の富山工場から、塩素性ガスが発生している模様です。  付近を通行する予定の方は迂回するようにして下さい。  付近の住民の方は窓を閉めて外に出ないようにして下さい」だって。

 八時頃だったか、早速、ネットで検索したが、詳しい情報は分からない。
 夜になって調べると、「工場火災で一時塩素系ガス発生|NHK 富山県のニュース」(15時30分):

12日朝早く、富山市婦中町の化学工場で火災が発生し、一時、塩素系のガスが発生したことから警察などが周囲の住民に外出を自粛するよう呼びかけました。現在、火は消し止められ、ガスの拡散もおさまっているということです。
12日午前5時前、日産化学の工場で「倉庫から煙が出ている」と従業員から通報がありました。
消防は化学消防車など16台を出動させ、火は約4時間後に消し止められました。
消防によりますとプールなどに入れる塩素系の薬剤が何らかの原因で化学反応を起こして発熱し、薬剤が入っていた容器などが燃えたということです。

 塩素ガス漏れ事故ということで、小学四年の頃、自宅の近くで起きた事故を思い出した:「昭和39年9月14日,富山化学工業KK富山事業所において発生した塩素ガス漏洩事件も,公害問題などに関心のうすい,裏日本の中都市の真只中で起った事件であった
 我が家は当該事業所から歩いて数分だが、猛烈な匂いに息が詰まりそうだった。その事業所からそれこそ数十秒という場所に同級生の家があり、その友達が病院に担ぎ込まれたという話をその日か翌日に仄聞した。
 富山市の広報車のアナウンスが自宅のガラス窓超しではよく聞き取れず、富山化学…高倉町…塩素ガス漏れなどの単語が聞き取れたようで、また同じ事業所で事故かと警戒したものだった。実際は、日産化学であり、笹倉町だった。

 

 

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