ハーンのイギリスへ嘗ての中国へ
← 村山 孚(まこと)著『中国 考古と歴史の旅』 (中公文庫 1985) 「始皇帝陵・馬王堆・河姆渡・殷墟・周口店・永楽宮・紀南城・など主要遺跡を現地に取材し、文革以後の最大の学問的進歩といわれる中国考古学の成果を豊富な発掘挿話をまじえて明かす」
昨日は仕事の日で夜半に帰宅したこともあり、天気はよかったが、外仕事は水遣りなど最小限にとどめた。休養と読書。
村山 孚著の『中国 考古と歴史の旅』を主に車中での待機中に読了した。父の蔵書。篆刻に打ち込んだ父らしく、蔵書印に肖生印までが押印してある。篆刻と云えば本場は中国。いつかは中国を訪ねたいと思っていた……が、夢は叶わなかった。中国の秘境を巡る豪華版の写真集も父の蔵書にある。せめて本書で中国を旅する。内容については上記の通り。情報が古いかもしれないが、それでも門外漢の吾輩は十分に楽しめた。
パーシー・ビッシュ・シェリー(かのシェリー夫人の旦那)の詩が素晴らしい。本書で紹介されている作品を今夜にもブログにアップしたいと、一昨日書いた:「シェリー:ヘラスとアドネイスより」
ハーンによると、「奇妙な話」や「幽霊屋敷」は傑作だとか(特に「幽霊」)。エドガー・アラン・ポーは、リットンの(実質)弟子だという。「奇妙な話」の翻訳が見付からない。さらにハーンによると、「奇妙な話」や「幽霊屋敷」は傑作だとか(特に「幽霊」)。エドガー・アラン・ポーは、リットンの(実質)弟子だという。
フィールディングの「トム・ジョーンズ」。ハーンが褒めてた。題名(名前)が気になっていたけど、なかなか手が出なかった。時間のある今こそ! サッカリーの「虚栄の市」も、褒めていた。読んだことがあるかもしれないが、もう一度読みたい。
← ひょっとして、バラじゃなくて、カーネーションってこと、ないよね、今さらね。ちゃんと、トゲあるし。
『ラフカディオ・ハーン著作集 (第12巻)』(野中涼/野中恵子訳 恒文社 1982/12/1)を一昨日から読みだしている。本巻は、英文学史Ⅱ。だが、ただの文学史じゃない。サッカレイもディケンズも、ジョージ・エリオットもブラウニングもテニスンもラスキンもハーンが読み耽った頃には生きて活躍していた。スティーヴンソン、キップリング、ハーディ、ワイルド、ショー、コンラッドらとは多少は年齢差があっても同時代を生きた。徹底してハーンの主観で描いた、解説者に依ればほとんどハーンの文学的自叙伝。面白くないわけない。
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