無生物か非生物か
← 富山の郊外をドライブ… 画像は、拙稿「ニューヨークの振動(前編)」参照。
スーパーへ行ったりして、セキやクシャミしたくなると、困る。マスクはしてるんだが。自粛警察に追い出されるんじゃないかと、ヒヤヒヤする。別に卑屈になる必要はないのだが。
本夕、銭湯へ。一週間ぶり。汗もだが、垢も落とした。ただ、背中の一角がどうやっても手が届かず、垢すりできない。長年の課題である。
今日は、ほとんどウグイスの鳴き声を聞かなかった。曇天だから?
☆庭を見て回っていて、野草の奥の庭に育っていた樹木の一本が枯れているのを発見。文字通り、枯木に。葉っぱもだが、枝も萎れて、突っつくとパキパキ折れる。害虫らしきものは見当たらなかったところを見ると、何かの病原体にやられたようだ。昼食後、腹ごなしにと、サンダルのまま、高枝切鋏でせっせと枝落し。幹や太めの枝を残して、ほとんど刈り落した。
☆は昨日の呟き。今日、買い物の帰り、伐採した枝葉を拾い納屋に運んだり、風で舞い落ちた枯れ葉を拾い集めたり、サンダル履きのままで一時間ほど作業。それでも、汗だくになった。扇風機の風が心地いい。
← 福岡 伸一【著】『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書) 「生きているとはどういうことか―謎を解くカギはジグソーパズルにある!? 分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色をガラリと変える」。本書についての感想は、たとえば、「生物と無生物のあいだ (内田樹の研究室)」が面白い。特に、「福岡先生がオズワルド・エイブリーとルドルフ・シェーンハイマーとロザリンド・フランクリンいう三人の「アンサング・ヒーロー」(unsung hero、すなわち「その栄誉を歌われることのない、不当にも世に知られていない英雄」)に捧げた本」という件は、同感である。実際、本書を読んでこれらの科学者への関心を掻き立てられた。
福岡伸一著の『生物と無生物のあいだ』を読了した。再読である。現下の状況を鑑み、この十年以内に読んだウイルス関連本の再読の一環である。
感想にならないようなメモ書きは初読の際に纏めて書いた。
ただ、十年ぶりに読んで、こんなに面白い本だったとは、改めて感心。初読の時、何を読んでいたのやら。福岡氏は、研究者としても有能なのだろうが、なかなかの書き手だ。何か大著を書いてほしいな。
ただ、題名の「生物と無生物のあいだ」というのが引っ掛かる。何がって、「無生物」という表現。非生物なのではないか。無生物だと生物が無い状態ないし空間などを意味しがち。非生物でこそ、生物じゃないという意味になると思える。例えばウイルス学者というより分子生物学者の中屋敷均氏は、非生物と表現されている:「生物と非生物の境界、ウイルスとは何か 中屋敷均 / 分子生物学」ま、細かいところが気になるので、全くの余談である。
「ニューヨークの振動(前編)」
「ニューヨークの振動(後編)」
「「生物と無生物のあいだ:ニューヨークの振動」余談(前編)」
「「生物と無生物のあいだ:ニューヨークの振動」余談(後編)」
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