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2020/05/31

クレーム処理の庭仕事

Dante_gabriel_rossetti__beata_beatrix_18 ← ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ画「ベアタ・ベアトリクス」 1863頃  テート・ギャラリー(ロンドン)蔵 (画像は、「ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ - Wikipedia」より)

 今日は本来なら出勤日(半勤)だが、会社の事務のミスで、急遽休みに。嬉しいような、有難迷惑のような。

 読書のほうは、『ラフカディオ・ハーン著作集 (第12巻)』(野中涼/野中恵子訳 恒文社)と、「現代アメリカ傑作短編集 コレクターズ版 世界文学全集 29」(佐藤亮一訳 日本ブッククラブ) とを交互に読んで過ごした。

 後者は、昔は、文学全集だと出せば売れる時代で、装丁は立派そうだが、中身は安直な作りってのが歴然。当今だと、まず売れないだろう。吾輩が買ったんだろうが、この手の短編集は好みじゃないし、どうして買ったのか今となっては不明。あるいは姉の蔵書の名残なのか。

 前者は、ハーンによる、日本の学生のための英文学史講義。確かに分かりやすいし、勉強の上でも役に立つ。……ところで、ダンティ・ロゼッティの訳詩集が見付からない。ないのか? いちいち調べながら読んでるので、なかなか進まない。ロゼッティの兄は、有名な画家で今も人気があるが、詩人でもあったとは知らなかった。

Dsc_3501_20200531205901 ← 「現代アメリカ傑作短編集 コレクターズ版 世界文学全集 29」(佐藤亮一訳 日本ブッククラブ 72年刊) スタインベック、フィッツジェラルド、フォークナー、ボルト、ローリングス、ハーシー、ラードナー、ブロムフィールド等が収録。画像は、我輩の蔵書で、75年版のものを撮影。真ん中の白いおぼろ月は、フラッシュ。

 今日は快晴とはいかず、曇天だったが、雨は降らない。気温も高くなく、絶好のツーリング日和。が、昨夕、畑の野菜に水遣りしていたら、隣家からクレームが。隣家は、我が家の畑とはコンクリートの壁で隔てられている。しかも、我が家の畑などの敷地からは50センチ以上、高く盛られた上に家が建っている。
 クレームとは、隣家のコンクリート壁際に蟻が湧いているというもの。畑にはほとんどが防草シートを張ってある。野菜などが植えてある区画だけ、土面が顔を覗かせている。問題は、縁。防草シートが貼ってあるものの、その縁からドクダミなどが生えてくる。シートだけでは足りないとばかりに、(以前、資材小屋だったものを解体した)角材を縁に沿って敷いてある。が、それでも、ドクダミなどの雑草が生えてくる。実に厄介である。
 問題は、その角材の下にあった。角材をずらしてみると角材の下をアリたちが格好の巣とばかりに巣食っていて、そこには卵なのか白い楕円体のものが数々見える。
 その場では、家から粗塩を持ち出して、巣の一帯に振りかけた。応急処置である。
 一晩考えた……というのは大袈裟だが、一番簡単なのは、その縁に沿って固まる土を撒いてコンクリート舗装擬きにすること。
 ということで、本日午後、ホームセンターへ。固まる土、硬い土を6袋、オレンジ色の土を6袋の合計12袋。ついでに、防草シートに、人工芝を6メートル(幅は90センチ)、剪定鋏、速乾シャツ、手袋などをまとめ買い。
 本さえ買えないのに、痛い出費である。
 今日の午後5時過ぎから庭仕事開始。ハードタイプの土を壁面に沿って撒き、ジョーロで水をかけて終了。明朝までには固まるはず。
 作業自体は簡単だが、15キロほどの土を12袋、ホームセンターで車に積み込んだり、玄関先におろしたり、さらに、そのうちハードタイプ6袋を玄関から当該の場所まで移動と、我輩にはまさにハードな肉体労働となり、汗びっしょり。作業時間は、野菜などへの水遣りを含め、2時間弱だが、密度の濃い仕事となった。
 万歩計は、ホームセンターから帰宅した直後に既に3000。夕方近くの上記の作業後、部屋に戻ってみたら、6000を超えていた。

 

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