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2020/05/16

新型コロナ感染症が我々の生活を一変

Image_20200516210601 ← 武村 政春【著】『巨大ウイルスと第4のドメイン―生命進化論のパラダイムシフト』(ブルーバックス) (画像は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より) 「次々と発見される巨大ウイルスは、サイズが大きいだけでなく、多彩な遺伝子を持ち、細胞性生物に近い機能を備えているものもいる。これらの新発見により、「ウイルスは生物ではない」という定義が揺らぎ、巨大ウイルスは未知の生物グループ(ドメイン)ではないかという議論が湧き上がってきた」 

 武村 政春著の『巨大ウイルスと第4のドメイン―生命進化論のパラダイムシフト』を読了した。現下の状況を鑑み、ウイルス観連本の再読の一環である。

 5年前に読んだ際、「宇宙論も恐竜学もウイルス学も、あるいは過日、紹介した本にあるように、政治学も、世界情勢の流動化に観られるように地政学的状況も、恐らく哲学も含め、何もかもが大変貌しつつあることを、日々の読書から(も)痛感している」と書いた。本書の内容案内にあるように、ウイルス学についても知のパラダイムは揺らいでいる。 

 

 今朝、蝶々の夢で目覚めた。何か別のものを撮ろうとしてシャッターを切ったら、画面一杯に写っていたのだ。ふむ。我輩、確かに庭の花や虫たちを撮りたいと常々思ってはいる。が、デジカメを止めてスマホ(のカメラ機能)に切り替えてからは、虫についてはほぼ諦めている。というか、あの蝶は何て種類だったろうか。

 今日も休み。読書と居眠り三昧。だが、体のためには運動をしないと。日頃は庭仕事でもって運動と見なしている。が、雨。風邪を引くのは御免被るので、原則、雨中の作業はしない。納屋か藏で片付け作業でもやるか。

 昨日、腰に付けてる万歩計、不思議な指数を表示した。お昼頃で2000を越えていた。それなのに夕方、庭仕事後に数値を見たら数百だった。なぜ? 数字をリセットするには、裏面の某所を先の尖ったもの(大概ボールペンの先)で突っつく必要があるのに。300円の万歩計じゃあかんのか?
  パオロ・ジョルダーノ著の「コロナの時代の僕ら」が読まれているようだ。我輩も一部だが読ませてもらった。新型コロナ感染症が我々の生活を一変させた。何年か先にはワクチンも出回るだろう。一旦は安堵の気分も漂うかもしれない。ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で天体を観察し月にはアバタがあり天蓋には想像されてきた天使も神も存在しないと知った。レーウェンフックやコッホが顕微鏡を覗いて、1滴の池の水にも数知れない微細な生物が蠢くことを知った。世界は我々人間だけじゃない、逆に実に多彩多様な生き物たちが犇めいていると知った。
 パストゥールは、生命の自然発生説を完璧に否定した。生き物は生き物からしか誕生してこない。神が作ったわけではないことは、ダーウィンがダメ押しした。多様な生き物たちはこの地上(地中)で進化したし、これからも進化し続ける。神の手のつけ入る隙はない。
世界は目(肉眼)で見えるものか全てじゃない。放射能の恐怖は我々日本人に(広島・長崎の辛酸を嘗めたはずの、だが、大方の人はあっさり忘れた日本人に)福島原発の弩級の悲惨を見舞わせた。目に見えない何かの恐怖。
 我々人間に限らず凡そ動植物は細菌と共生している。共生は綺麗すぎる認識かもしれない。細菌は38億年を生き延びてきた。動植物は細菌の海に漂わせてもらっている。人間に限っても、人体を構成する38兆個に対し、その10倍の細菌が人体の内外に犇めいている。腸内細菌はその一部であり、細菌なしには人と言えども生存は不可能に近い。そしてウイルスだ。海の水1滴に1億ものウイルスが見付かる。空中だろうが地下だろうが人体の中、細胞の内外に数知れないウイルスが潜んでいる。
 放射能にウイルスに宇宙。世界はとてつもなく拡張された。極大へ極小へ際限もなく広く深く世界は広まってしまった。広く深いと知ってしまったのだ。このことの意味することは未だ認識されていない。受け入れ可能なのかも分からない。ただ一つ言えるのは、我々は、一望が可能だったかのような、昨日の古き佳き世界へは戻れないということ。

 マスクをするようになって、行き交う女性は目元しか見えなくなった。眉と目元をしっかり化粧してる。うーん、みんな美人に見える。いいのかこれで……。ま、いっか。

 冒頭で、雨なら納屋か蔵で作業するかと呟いている。案に相違して……。今日は雨の予報だったのに、夜は多少降ったみたいだけど、日中はちょぼちょぼ。お蔭で堂々庭仕事をサボれるはずが、四時半過ぎから七時過ぎまでしっかり。かなりハードな作業に。この二か月の熱心な作業で、庭、かなり片付いた。汗びっしょり。風呂に入りたいけど、ダメなので、シャワーですっきり。

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