外出自粛…庭仕事に汗を流す
← 夏目漱石/著『坑夫』(新潮文庫) 「漱石の許を訪れた未知の青年の告白をもとに、小説らしい構成を意識的に排して描いたルポルタージュ的異色作」。
仕事。会社で休業の指示があり、乗務員らは順番に休んでいる。時間ができたので、せっかくだから庭仕事をたっぷり。荒れた庭の奥の部分を中心に。十年ほど前、苦し紛れに古いトタンや古い板戸、古いカーペットなどを防草を意図して庭のあちこちに敷いた。それらをせっせと引きずり出した。さらに、昔、草むしりして、雑草のやり場に困った挙句、ビニール袋に詰め、庭の奥のあちこちに敷き詰めた。それらは、中身が草がすっかり土に代わっている。ビニール袋も腐り始めている。そのビニール袋を回収など。
土壌にはドクダミなどが蔓延っている。カマで根っこを断ち切りながら、ドクダミ退治。五時前から始め、気が付くと七時。汗だく。シャワーを浴びて爽快。
今日は25度ほど。浴室を温めることなくシャワーを浴びられる。寒い思いをせずに浴びられるのは嬉しい。
今日は30日に一度の内科医院通院。症状は相変わらず。悪化はしていないが、改善もしていない。先生が(2年後)交代するという話があった。息子さん?
夏目漱石著の『坑夫』を昨日から読み始めた。今度で二度目…三度目?
物語の舞台は、足尾銅山。言うまでもなく、足尾銅山鉱毒事件の舞台である。「1885年10月31日、下野新聞が前年ごろから足尾の木が枯れ始めていることを報じ、これら2つが足尾銅山と公害を結びつける最初期の報道と考えられる」。漱石はこの事実や報道を知っていた? 明治41年、作品を新聞に載せるに当たって何か考えた?
以上は、本書を読み始めた頃にメモしたもの。60頁ほどを残して昨日、車中での待機中に読んだ。この段階で、足尾銅山事件は関心の外のようだ。今夜中には読了しそう。
書庫からG.W.F. ヘーゲル著の『精神現象学』( 長谷川 宏 訳 作品社)を引っ張り出してきた。トルストイの『戦争と平和』を読了し、次に何か大作を読みたい、その候補として。
『精神現象学』は、学生時代、樫山欽四郎氏訳で読んだ。分からないなりに、若きヘーゲルのパッションを感じた。98年、長谷川氏訳にトライ。今度は内容を理解したいと。長谷川氏訳は中途で断念したという苦い記憶が残った。
が、その記憶は勘違いだった。挫折したのは「哲学史講義(上中下)」。あまりに長かった。本書は(理解はともかく)読了していた(その証拠が残っていた)。書庫から本書をリベンジとばかり引っ張り出してきたけど、さてどうする。
我が家の庭木の花は、近隣と比べ、開花が遅い。陽当たりの問題か、土壌の貧困さの故か。庭木に肥料なんて撒くのか?
← 司馬遼太郎/上田正昭/金達寿 編『日本の渡来文化』(中公文庫)「朝鮮半島からいくたびも渡来してきた人々の実存を確かめ、そのいぶきにふれることにより渡来文化の重みを考える」
司馬遼太郎/上田正昭/金達寿 編の座談会『日本の渡来文化』を読み始めている。
中で西琳寺が気になった。「西琳寺は、大阪府羽曳野市にある高野山真言宗の寺院」(「西琳寺 - Wikipedia」より )。
「西琳寺は、7世紀前半に百済系渡来人の王仁博士の後裔である西文(かわちのふみ)氏により創建されたとみられる。創建時は現在よりも一回り大きい寺域(東西109m、南北218m)を有し、難波宮と飛鳥を結ぶ日本最古の街道である竹内街道に面していた。境内の庭に置かれた高さ2m近い塔礎石は重量は27tを超え、塔礎としては飛鳥時代最大のものである」(「西琳寺 - Wikipedia」より )。元の寺は廃仏毀釈で真っ先に壊されたとか。
今の内だからと、書庫を数日かけて少しずつ整理した。が、やはり、中途半端。単行本と文庫、親書をそれぞれまとめただけ。これまで買った本を書庫の隙間に埋め込んでいくだけ。だから、同じ作家でもあちこちに分散している。ジャンルも書き手も国別も関係なし。今のところ、作家(書き手)毎に集めるという難関には挑戦していない。
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