チャタル・ヒュユクは世界最古の都市か
← 「チャタル・ヒュユク母神像。二匹のライオン(ないし、猫科動物)が脇にいる」 (画像は、「チャタル・ヒュユク - Wikipedia」より)どことなく我が日本の縄文式土器の土偶…ビーナスを連想させる。
昨日(29日)は、死ぬほど暇だった。とうとう営業中に一度も客が来なかった。売上ゼロ。読書ばかりがはかどる。読んでいたのは、日本の朝鮮よりの渡来文化の本と、永井荷風を追想する本。
さて、気分一新。
チャタル・ヒュユク は、「チャタル・ヒュユク(ホユックあるいはフユクとも)は、アナトリア地方南部、現在のトルコ共和国、コンヤ市の南東数十km、コンヤ平原に広がる小麦畑をみおろす高台に位置する新石器時代から金石併用時代の遺跡である。その最下層は、紀元前7500年にさかのぼると考えられ、遺跡の規模や複雑な構造から世界最古の都市遺跡と称されることもある」(「チャタル・ヒュユク - Wikipedia」より転記)。
← メアリー・セットガスト著『先史学者プラトン―紀元前一万年‐五千年の神話と考古学』(山本 貴光/吉川 浩満【訳】 朝日出版社)「戦争も、信仰も、アートも、先史時代に始まった。(中略)神話と考古学の最古層に「文明以前の人類世界」を探る刺激的試論」
メアリー・セットガスト著の『先史学者プラトン―紀元前一万年‐五千年の神話と考古学』を過日より読み始めている。
一昨日も書いたが、「およそ40年ほど前の知見に基づいて書かれていること。その後の先史考古学の発展で否定されている箇所が多いこと」(「 30年前の本であることをお忘れなく」(なおたろう)より)なる評もあって、やや疑心暗鬼気味に読んでいる。
たまたま、先月初めより、歴史を俯瞰気味に縦断する教科書的な記述が特徴のデヴィッド・クリスチャン/シンシア・ストークス・ブラウン /クレイグ・ベンジャミン 著の『ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか 宇宙開闢から138億年の「人間」史』(長沼 毅 日本語版監修 石井 克弥 /竹田 純子 /中川 泉 訳 明石書店)を読んでいることもあって、両者を照らし合わせることができるのが幸いである。本書にも、エリコは世界最古の町かという章がある。次いでチャタル・ヒュユクは世界最古の都市かもと記されている。「初期農耕時代にはこの地に自然の水路が網の目のようにめぐらされて、水と堆積土と葦原という地の利が、農業に有望な環境条件をもたらしていた」というのだ。古代の町が都市になり国家になる条件を記述している章にて(p.136-7)。
← 「チャタル・ヒュユク祠堂復元模型」(画像は、「チャタル・ヒュユク - Wikipedia」より)
「チャタル・ヒュユクの遺丘は、チュルサンバ (Çarsamba)・チャイ川の旧河床を挟んで東西にあって、東側は、長径500m、短径300m、高さ20m弱の卵形で西側に比べて規模が大きい。うち新石器時代の文化層は15mに達し、14層の文化層が確認されている。年代的には放射性炭素年代測定で紀元前6850年から同6300年にあたる時期のもので、チャタル・ヒュユクの本体である」とか(「チャタル・ヒュユク - Wikipedia」より転記)。
← 「チャタル・ヒュユクの遺構検出状況。家屋がすし詰めのように築かれている様子がわかる」画像は、「チャタル・ヒュユク - Wikipedia」より)
詳しいレポート(画像も豊富)が右記サイトで楽しめる:「9000年前のマンション!!チャタルヒュユク遺跡 │ よわくてニューゲーム 〜世界旅行記〜」
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