荷風の韜晦趣味?
← メアリー・セットガスト著『先史学者プラトン―紀元前一万年‐五千年の神話と考古学』(山本 貴光/吉川 浩満【訳】 朝日出版社)「戦争も、信仰も、アートも、先史時代に始まった。(中略)神話と考古学の最古層に「文明以前の人類世界」を探る刺激的試論」
床屋さん 行くべきか 行かざるべきか 不要不急と云えば返す言葉もない。また、ハサミで切るか。鏡二つ使って。ま、もっと長くなって切羽詰まったら考えよう。
昨日の呟き……というか愚痴……というか悲鳴:
営業開始七時間余り。仕事、全くなし。やったこと:スマホいじり 読書少々 居眠り ラジオやワンセグテレビ ラバトリー4回(散歩) 背伸び お喋り 呆然と空を眺める 面影を追う 将来を悲観する 過去を悔いる 。
延々16時間、同じ状態だった。全く売り上げがなかった。
← 多田蔵人編『荷風追想』(岩波文庫 )「文豪・荷風と遭遇した同時代人の回想50数篇を精選、巨人の風貌を探る。荷風文学への道案内」
多田蔵人編の『荷風追想』を今朝未明読了。大半を車中での待機中に読んだ。自宅では30頁ほどを読んだだけ。
荷風が亡くなったのは、1959年(昭和34年)4月30日。つまり今日。もう60年以上。書店でも彼の本はよく見かける。今も読まれている人気作家であり続けている。直木賞や芥川賞受賞者でも、ちょっと前になるとすっかり忘れられている作家もいる中で、何故荷風は読まれるのだろう。本書は追想ということで、荷風を多少なりとも知る人たちが書いたもの。巨象を凡人が…じゃなく、それなりの著名人ばかりだ…荷風の評価がそれぞれで随分と違う。若き日はともかく、戦後は荷風は作家として廃人だという書き手もいれば、家風でなければ書けない境地を開拓したとか。とんでもなく吝嗇だという方もいれば、何処からそんな誤解が生じたかと不思議がる人まで。あるいは荷風自身が韜晦趣味に走っていたのか。ま、要は読み手たる我々自身が決めればいいことだが。
教科書風の「ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか――宇宙開闢から138億年の「人間」史」と、奇抜な説の本書メアリー・セットガスト著の『先史学者プラトン―紀元前一万年‐五千年の神話と考古学』とを平行して読んでいる。たまたま話題が重なった。教科書は定説を無難にそつなく。本書は思い付きを大胆に。両極に股裂き状態。裂けそう!
なんて、昨日、呟いたが、そうはいっても、読むと得るものもある…ということで、以下の一文を昨日の日付で書いた:
「チャタル・ヒュユクは世界最古の都市か」
← デヴィッド・クリスチャン/シンシア・ストークス・ブラウン /クレイグ・ベンジャミン 著『ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか――宇宙開闢から138億年の「人間」史』(長沼 毅 日本語版監修 石井 克弥 /竹田 純子 /中川 泉 訳 明石書店)
コロナなる名称の由来が気になった: 「この名称は電子顕微鏡によるビリオン(感染性を有するウイルス粒子)の特徴的な外観に由来する。ビリオンは大きな球状の表面突起の縁をもち、樹冠や太陽コロナを思わせる像をつくる。この形態はウイルスのスパイク (S) ペプロマーによってつくられる。ペプロマーはウイルスの表面にあるタンパク質で、宿主の向性を決定する」(「コロナウイルス - Wikipedia」より)
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