富士山噴火スタンバイ状態
← 昨夕は一週間ぶりに銭湯へ。庭仕事での汗や垢を洗い流した。体重も変化なし(望むらくは微減してほしかったが)。自転車を転がしては、いつも通りだが、ジャンパーのジッパーは開けたまま。靴下ははいているけど、サンダル。それでも火照った体に夜風が心地いい。[画像は、裏の畑の隅に咲く水仙。]
富山市、コンパクトシティとかで、路面電車沿いにマンションやホテルを並び立てて、一見賑やか。でも、夕方の帰宅ラッシュアワーが過ぎると、閑散。繁華街のはずなのに。一方、山あいの村や町は寂れるだけ。人口減少に歯止めがかからない限り寂れるしかない。太平洋側から日本海側へ人が移らないと。地方なら人らしい生活が可能になる。人の数からして、濃厚接触などは望んでも難しい。
← ウラジーミル・ナボコフ 著『ナボコフのロシア文学講義 下』(小笠原 豊樹 訳 河出文庫)「トルストイ「アンナ・カレーニナ」ほか、チェーホフ、ゴーリキー作品。独自の翻訳論も必読」
ウラジーミル・ナボコフ 著の『ナボコフのロシア文学講義 下』を昨日、車中での待機中に読み始めた。
ああ、我がチェーホフを絶賛してくれている。大好きなチェーホフ! 彼の作家としての不可思議は、とってもとってもいい人、主義主張じゃなく、ただ世のため人のため骨身を惜しまず尽くした、苦学生で医者だった彼はただで千人もの貧しい人々を診た、学校、図書館、あれこれ建てた、結核なのに呼ばれたら講演する、囚人の実状を確かめるため私費でサハリンへ。兎に角、いい人、人付き合いのいい人。なのに作家として超一級。作家って、大概、性格悪いってのが相場なのに。
夢:ゲロを吐く夢はしょっちゅう観る。何処から湧きだしたか滲みだしたかしれないが、石灰……石灰石がいつの間にか口の中いっぱいに広がっている。苦いような作り損ねた豆腐のように味気ない。固まって口蓋や歯茎や咽頭便にこびりついている。なけなしの歯が埋もれちまってる。口中の異変……違和感で目覚めたのか。違う! こんな時に誰かが訪ねてきたんだ! まるで、当てつけみたいに! 知らん顔に限る。が、何故かいつもドアは呆気なく開かれる。図々しく奥のほうまで、寝室まで入り込む。が、奴等、目線は合わさない。
見て見ぬふりの奴等の脇を通り過ぎ、台所へ、トイレへ。兎に角、奴等に気付かれる前に口中の醜い鍾乳石を引き剥がさないと。バラバラに破壊して破片にして取り出すか吐き出さないと。
石灰は粘膜にへばりついている。焦って剥がすと、皮膚までが剥ける。石灰と粘膜と血肉のペーストが流しを埋め尽くす。ああ、奴等、近付いてきた。覗き込みそうだ。秘密がバレる!
← 鎌田浩毅著『富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ』(ブルーバックス)「2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は、富士山の様相をも決定的に変えてしまった。津波や原発事故に人々の目が奪われているなか、ある重大な異変が富士山で生じた可能性に、火山学者たちはひそかに青ざめた。いまや富士山は、いつ噴火してもおかしくない「スタンバイ態勢」に入ってしまったのだ」
鎌田浩毅著の『富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ』を本夕読了した。今日、過日の膀胱結石の手術を受け、その術後検査に日赤へ行ったのだが、その落合の間にも読んでいた。ちなみに、医師には術後は順調で在り、完治と告げていただいた。
『富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ』は、今のコロナの驚異の中で大方の関心の対象の他だろうが、前日の日記にも書いたが、著者も言うように、2030年前後に南海トラフの地震、連動する富士山噴火の切迫は変わらない。宝永の噴火以来300年余り。マグマが溜まっている。ひしひしと危険が迫っているのだ。
多くは語らない。ここでは、「富士山火山防災マップ」を示すにとどめておく。
← 木瓜。裏庭に続く小道の脇……昔は稲作資材(竹竿、丸太などなどの稲架材料)置き小屋があった一角に、今は竹や三重カナメ、杉、南天、柘植などと共に咲いている。三重カナメ以外は、みんな勝手に育ってきた。資材小屋撤去作業は一人で。命懸けだったよ。
大相撲。今場所は、いろんな意味で感銘深かった。こんな厳粛な思いで観たことはない。一般人はもちろん、親方衆にしても、こんな大相撲は観たことはないのでは。理事長、よくぞ開催を決断した。
最後の横綱同士の相撲も良かった。
朝乃山 大関へ!
白鳳の気迫が際立った。白鳳のことをあれこれ云う奴がいるけど、長年、白鳳で持ってきたよね。責任感、使命感。
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