椿にムスカリに水仙に雪柳
← 本日は晴天なり。しかも無風。ツーリング日和。でも、元気が出ず、ゴロゴロ。外に出ないのは勿体ないと、庭仕事。目立ってきた雑草むしり。足腰の鍛練? 椿や木瓜、水仙の他、ムスカリも咲いてきた。車道沿いの花、咲き誇ってる。名前、度忘れ。つい先日まで覚えてたんだけど。……SNS上の仲間より「雪柳」だと教えていただいた。ありたがい。
医師で作家となった方は結構いる。無論、そうでない方も多い。高校生の時、同じ学年で東大の医学部を出て医者になった方がいた。高校時代、彼が生徒会新聞だったかに短編を載せた。何処か太宰を思わせる作風。当時の我輩に作品の出来など分かるはずもなかったが、読んで脳裏にキラキラ光るものを感じた。生意気ながら、上手いと思った。彼は医者になったようだが、その後、何か書いたりしているのだろうか。
自宅では、『世界文学全集〈47〉トルストイ (1978年)戦争と平和 1』(原卓也/原久一郎訳 集英社 )と、E・ナーゲル/J・R・ニューマン 著の『ゲーデルは何を証明したか 数学から超数学へ』(林 一 訳 白揚社)とを交互に読んでいる。まるで違う世界なので、本を取る都度、頭の切り替えが大変。どちらも当たり前の日常とは違うステージだが、ある意味でのリアルなる世界だと感じている。
← ウラジーミル・ナボコフ 著『ナボコフのロシア文学講義 下』(小笠原 豊樹 訳 河出文庫)「トルストイ「アンナ・カレーニナ」ほか、チェーホフ、ゴーリキー作品。独自の翻訳論も必読」
ウラジーミル・ナボコフ 著の『ナボコフのロシア文学講義 下』を今朝未明に読了。
チェーホフ「犬を連れた奥さん」分析が素晴らしい。科学者でもあるナボコフだからこそ、医者のチェーホフの観察眼が分かるんだろう。
下巻ではトルストイの「アンナ・カレーニナ」や「イワン・イリッチ」を扱っている。「アンナ」は素晴らしい作品で二度も読んだが、近い将来三度目のトライをしたい。「イワン」については、これも二度は読んでいるが、ナボコフの激賞にも関わらず印象が薄い。これは再再読必須だ。「マクシム・ゴーリキー」も若いころは読んだが、再読したいとは思わなかった。人間的には素晴らしいと再認識させてもらったが、再読は「どん底」だけかな。
ナボコフの「文学講義」もだが、「ロシア文学講義」は、ロシア語を母語とするナボコフならではの、単なる講義ではない文学体験を可能とさせてくれる作品だ。
過日の手術。今日、術後の検査へ。完治と医師に太鼓判を押された。帰り、嬉しくてお目当てのラーメン屋さんへ。ドアが開かない。今日は休みだった。がっかり。
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