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2020/03/18

「星屑から生まれた世界」に痺れる

Sugi ← 本日は晴天なり。自転車を駆っての買い物も爽快。帰宅してからは、手袋をはめて、庭仕事。落ち葉拾いのあと、今日も杉の倒木崩し。刈り倒した杉の幹は、庭の方々に何本も。トングで少しずつ削り取っていく。形がなくなるには、気の遠くなる日々。こういう作業をやるのは、真面目だからじゃない。足腰を鍛えるため。やるといっても一時間余りだけ。週に2度、3度やれば、いい運動になるはず。

 昨日は仕事、暇。マヒしそうなほど、暇だ。肥満になりそうなほど、暇だ。ピーマンが欲しくなるほど、暇だ。ヒマナスターズのリーダーになれそうなほど、暇だ。画像の木で棕梠縄を綯いたくなるほど、暇だった。 

325508_20200318202501 ← ベンジャミン・マクファーランド 著『星屑から生まれた世界  進化と元素をめぐる生命38億年史』(渡辺 正 訳 化学同人)「かのグールドは偶然性にとらわれ,生命のテープを再生しても人類(ホモ・サピエンス)が現れる可能性はゼロに近いとみた.けれど著者は,生物が使える元素は地球の地質史が決めたため,何度テープを再生しても,進化はほぼ同じ道をたどると主張する」

 ベンジャミン・マクファーランド 著の『星屑から生まれた世界  進化と元素をめぐる生命38億年史』を本夕、読了。
 化学の視点から見る宇宙史、生命史。
「免疫にからむ遺伝子の一部をネアンデルタール人からもっとも多く受け継いでいるのは日本人ーーを、2016年2月にドイツの研究者が発表した」という一文に遭遇。調べてみると、以下のデータが見つかった:
最もネアンデルタールに近いのは日本人? 免疫システムに残る人類の歴史」(山下祐司)
 この一文には、「多くの人を悩ます花粉症。その原因は免疫システムの暴走だが、免疫システムの一部がネアンデルタールからの「プレゼント」だと判明した」とある。「ネアンデルタール人由来のTLR1とTLR6、TLR10遺伝子を最も多く持つのが日本人。どの集団よりも高く、約51%が持っていた」というのだ。
 高校時代から苦手な化学。しかし、本書の一貫したテーマが、「かのグールドは偶然性にとらわれ,生命のテープを再生しても人類(ホモ・サピエンス)が現れる可能性はゼロに近いとみた.けれど著者は,生物が使える元素は地球の地質史が決めたため,何度テープを再生しても,進化はほぼ同じ道をたどると主張する」とある以上は読まないと。吾輩、書店ではこの「星屑から生まれた世界」という題名が我が目(ハート)を射た。ユニークな記述が続き、面白かった。

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