大腸菌と人間の危うい共生
富山県内で新型コロナ感染者確認1号。例の京産大の県内在住者。
昨日、残念なニュースが飛び込んできたと思ったら、今日、早くも、続報: 富山の20代女性が感染 新型コロナウイルス|北日本新聞ウェブ[webun ウェブン]
暖かくなってきた。月に2度くらいは、バイクでツーリングしたい。名所巡り……富山の人間にも忘れられたような旧跡を訪ねたい。観光地でなくていいのだ、歴史を顧みる小さな旅へ。
← 更科功【著】『残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか』(NHK出版新書)「『絶滅の人類史』の著者が「人体」をテーマに、誤解されがちな進化論の本質を明快に描き出した、知的エンターテインメント」
更科功著の『残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか』を昨日、車中での待機中にほぼ読了。最後の十頁ほどだけ、自宅で。
進化(論)の無方向性をつくづくと思い知らされる。原始的なものから高度な存在へ、単純で不便なものから合理的で優れた存在へ。右肩上がりの進化……なんて幻想に過ぎない。行き当たりばったりの進化。その典型の一つが人間という存在。言うまでもないが、大腸菌も人間も、それぞれが進化の突端にいる。そしてその両者が大腸などで危うい共生を辛うじて果たしているところに、つまり現に我々の身体の中において進化の妙が垣間見えるのが面白い。
2か月ぶりにバイクを駆って書店へ。晴れ。遠出するには、目覚めが遅かった。走ると、やや肌寒い感じが爽快。車中での待機中に読む本を仕入れに。自宅では、大作を2冊読んでいるので、当分、持ちそう。
悲しいほどに仕事が暇で、読書が進む。200頁ほどの本なら、軽く。ナボコフの本を4冊再読した。さすがにトルストイの「戦争と平和」は、部厚いし活字が細かくて、車中では読むのはつらい。それにしても、歩合制だと、最低賃金保証されるのかな。ないか。今月の給料、ひどかった。来月はもっと悲惨だろう。
← 車道沿いの花壇。今じゃ花壇の面影などない。手前は雪柳、奥に見えるは三重カナメ。その先には薔薇。薔薇はまだ咲いてない。間もなくかな。
今日で町内会の班長当番(一年間)終了。仕事してるし、庭仕事もあるので、これ以上の務めは難しい。町内会にもっと関わりたいという気持ちはあるんだが。
志村けんさんがコロナ禍の犠牲となった。吾輩はガキの頃からのドリフターズファン。志村さんはずっと喜劇人として活躍されてきた。コメディアン。人に笑ってもらえることが生きがい。近年、たけしに代表されるように、文化人として扱われるようになってきている。さらに最近の若手芸人は、クイズ番組で自らの優秀ぶりを披瀝し、バラエティ番組のMCを務めたりする。お笑いタレントとはいえ、有能なのだ…。何か違和感を覚える。文化人じゃなく、あくまで人に笑ってもらえる存在。あくまでテレビなどに映る限りは、滑稽でドジでバカな存在に徹する。
その志村さんも、ドラマに出演したり、映画にも活躍の場を広げる話もあった。あの志村さんがコメディアンを脱皮して文化人になる。時代の変わり目? 吾輩は、コメディアンはテレビや舞台の上ではコメディアンに徹底してほしいと思う。間寛平とか。
← ついこの間まで枯れ木のようだった畑のアンズも、このカエデも一気に芽吹いてる。もう少ししたら若葉の季節。
春の陽気が濃厚に漂う。晴れ渡った空が広がって憂いほどだ。ここにいる何か。世界を眺めている。が、世界は頓着しない。喚いても泣き叫んでも知らん顔。このまま消え去っても気付きもしない。この無関心はやさしさなのかもしれない。
ある種の記号が明滅している。電池は消耗して最後の力を振り絞っている。光を浮かべない瞳。記憶を留めない心。世界の片隅で腐った板壁に拾った枝の先で何かを描こうとしている。形に意味があるのか。形を成さないと描いた途端、苔に呑みこまれるとでも云うのか。
まるで夢の中のようだ。忘れ去った……目覚めた瞬間潰え去った今朝の夢。人影なんてもう夢の中でしか出会えなくなった。迷子の心は泣いている。何を訴えて泣くんだ? 泣きっ面を晒して何処へ行くのだ。何処へも行きゃしない。ベクトルは異次元の時空を指している。与り知らえない虚空が手招きしている。
なんて強烈な吸引力。身を任せていいのか。何を映す当てのない瞳は池の底の鏡のようだ。潤してくれる水に満ちているのに、藻と鯉の糞とで汚れちまって、悲しむことさえ忘れてる。
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