夕方の風に火照った体

　←　黄水仙かな。もうすぐ！ 庭の方々で群生してる。ラッパ水仙とか。まだ開花には早いのかな。吾輩が気が早いのか。花の少ない我が庭なので、彩を豊かにしてほしいです。

　我が家の梅の木、やはり今年も開花せず。というかまるで芽吹かなかった。近所の梅の木の見事な開花ぶりを見るたび悲しくなる。なぜなの？

　夕方、久しぶりに銭湯へ。自転車を駆って。日中は寒くはなかったが、サンダルでは夕方の風が冷たい。脱衣場では早速、体重測定。これは欠かさず行ってきた。この頃、シャワーどころか、瞬間湯沸かし器での洗髪続き。髪の毛だけならお湯での洗髪で十分だけど、ボディは冬とはいえ、洗わないままに何週間も。広々した湯船に深々と浸かる。垢を擦る。垢がボロボロ。

　火照った体で自転車を濃いでゆっくり帰る。夜空には三日月、星も点々と。うーん、気持ちいい！

　姉も関係するある集りがコロナウイルスの影響で中止と決定。関係者への連絡係が姉。だが、一軒だけ何度電話しても繋がらない。たまたまその方は我輩の近所。姉は車で３０分ほどの違う町。なのでその方に伝えてくれと姉に頼まれた。住所を聞いてその家へ。86歳の御婦人の独り暮らし。何となく不安な気持ちで歩いて数分のスマホ(グーグル)を頼りにその家へ。
　歩いて数分で近くに来たんだけど家が分からない。
　すると、ミニパトカーが吾輩の眼前を通り過ぎて行った。まさか近所の人が吾輩を不審者として通報したとか？　ま、気のせいだと思っておく。とりあえずは通り過ぎて行ったし。

　たまたま近所の方が外出のため、外に出てこられた。名前を告げて家を教えてもらった。用件を言うと、その方、先月(２月)亡くなられましたよ、だって。電話が繋がらないのは、旅行か高齢で耳が遠いのか、入院か、それとも部屋で倒れているか……あれこれ妄想が膨らんでいた。だから、姉に頼まれた際、すぐに当家に向かったのだ。亡くなっておられた……。一件落着というのも変だし、あとは姉に事の次第を告げて、我輩は忘れることにする。もやもや……。