庭に水仙が咲いた
← 庭の水仙(ラッパスイセン?)が咲き始めた。今朝未明には冷たい雨……やがて霙や雪に。こんな寒い日に咲かなくても。でも、咲いてくれてうれしい。
ギー・ド・モーパッサン作の「脂肪のかたまり」 (岩波文庫 その他)は、若い頃、何度となく読んだ。最近のある新聞の記事を読んでいてこの作品が浮かんできてしまった。
敗戦後、シベリアに抑留された多数の日本人(そう、抑留されたのは日本兵だけじゃない、従軍看護師らも)。厳しい環境下で亡くなった方が多かったことは語られる機会もある。が、少しでも日本人(女性)の犠牲を減らすために、ロシア人(兵)に供され、犠牲となった夜の女たちのことは語られることはない。当人たちは猶更沈黙を守るだろう(生きているとしても)。我輩は、新聞の記事で初めて認識した。恥部なのか。
調べたら、どうやら、小柳ちひろ【著】の『女たちのシベリア抑留』(文藝春秋)の書評を目にしたらしい。本書の紹介によると、「2014年にNHK・BS1スペシャルで放送されたドキュメンタリー「女たちのシベリア抑留」担当女性ディレクターが綴る、本格ノンフィクション」とか。
← カルロ・ロヴェッリ著『時間は存在しない』(冨永 星訳 NHK出版)「“ホーキングの再来”と評される天才物理学者が、「この世界に根源的な時間は存在しない」という大胆な考察を展開しながら、時間の本質を明らかにする」。
評判のカルロ・ロヴェッリ著『時間は存在しない』を今日、ようやく読めることに。
エントロピーの秘密を完璧に極めたボルツマンがアドリア海に臨むドゥイノで命を絶ったことを今、読んでいるロヴェッリの「時間は存在しない」で知った。同時にロヴェッリの書には、チェコ生まれの詩人ライナー・マリア・リルケの「ドゥイノの悲歌」のことも言及。 ボルツマンが亡くなったのは1906年、リルケがドゥイノを訪れたのは1912年。ボルツマンの死の6年後にドゥイノを訪れたことになる。
あるサイトからの転記: 「1912年の冬、ドゥイノの城に滞在していたリルケが、海ぞいの断崖の上を散歩していたとき、突然、天の啓示のように詩想を得た」とのこと。リルケが非業の最期を遂げたボルツマン(の理論や彼の自殺)を知っていたかどうかは分からない。リルケについては、「ドゥイノの悲歌」もだが、特に「マルテの手記」は幾度となく読んできた。久しぶりに手にしたくなった。
突然の休校。あまりに発作的な要請。卒業式のために準備していた諸々がふいになった。政府の対応は、少なくとも2週間は遅れた。専門家会議は、2月冒頭にすべきだった。今になってそう考えてるんじゃないよ!
新型コロナウイルス感染症に関し特措法(民主党が昔作った法案の焼き直し)の制定成立に向けて政権側が野党側に協力を求める、だって。失政だよ。政権を明け渡さないとダメでしょ。自己中で発作的に政治運営するアベ政権に火遊びさせちゃいけない。なんとかに刃物だ。
← ダシール・ハメット作『マルタの鷹』(小鷹 信光訳 ハヤカワ・ミステリ文庫) 「ハンフリー・ボガート主演映画で知られる、ハードボイルド小説の不朽の名作。改訳決定版」
ダシール・ハメット作の『マルタの鷹』を読み始めた。あまりに有名で、いつしか読んだことがあると錯覚することがある。本書などもその一冊。題名(邦題)の「マルタの鷹」がカッコいい。
確定申告、初めてパソコンでやろうとしたが、失敗。その前に昨年の確定申告時の書類が見つからない。捜索に一時間。ダメだ。やはり、今年も(感染を覚悟で)会場へ出向くしかないか。
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