大腸菌と人間の危うい共生
富山県内で新型コロナ感染者確認1号。例の京産大の県内在住者。
昨日、残念なニュースが飛び込んできたと思ったら、今日、早くも、続報: 富山の20代女性が感染 新型コロナウイルス|北日本新聞ウェブ[webun ウェブン]
暖かくなってきた。月に2度くらいは、バイクでツーリングしたい。名所巡り……富山の人間にも忘れられたような旧跡を訪ねたい。観光地でなくていいのだ、歴史を顧みる小さな旅へ。
富山県内で新型コロナ感染者確認1号。例の京産大の県内在住者。
昨日、残念なニュースが飛び込んできたと思ったら、今日、早くも、続報: 富山の20代女性が感染 新型コロナウイルス|北日本新聞ウェブ[webun ウェブン]
暖かくなってきた。月に2度くらいは、バイクでツーリングしたい。名所巡り……富山の人間にも忘れられたような旧跡を訪ねたい。観光地でなくていいのだ、歴史を顧みる小さな旅へ。
昨夜来、朝方までの風雨。窓がびりびりし、木立がしなる。空き缶か何かが転がりぶつかるカン高い音。明け方、風が弱まって嵐が過ぎ去ったかのような静けさ。カーテンを開くと、外は既に明けている……いや、雪が降ってるぞ、富山。半信半疑だった天気予報、的中! 疑ったりして、ごめんなさい。
富山県は、幸いなことに(?)未だに一人も新型コロナ感染者が確認されていない、全国でも稀有な県の一つ。昨日、内科医院へ。折角なので、今も富山、感染者、確認されていないんですよね、(更に云わでもがなの一言)検査、やってるんですかね? って。先生、ピシャリと「やってます!」と。
← デヴィッド・クリスチャン / シンシア・ストークス・ブラウン / クレイグ・ベンジャミン 著『ビッグヒストリー われわれはどこから来て、どこへ行くのか 宇宙開闢から138億年の「人間」史』(石井克弥/ 竹田純子 / 中川泉 訳 長沼 毅 日本語版監修 明石書店 ) 「最新の科学の成果に基づいて138億年前のビッグバンから未来にわたる長大な時間の中に「人間」の歴史を位置づけ、それを複雑さが増大する「8つのスレッショルド(大跳躍)」という視点を軸に読み解いていく。宇宙論、生物学、化学などの自然科学と歴史学、地理学、社会学などの人文社会学が融合した「新しい学問」、ビッグヒストリーのオリジナルテキスト」
今日は午前、30日に一度の内科医院への通院の日。今回は、過日の膀胱結石手術の結果報告を兼ねて。相変わらず血糖値が高いが、手術結果の良好さに安堵されていたようだ。これからはまた地道な内科治療の日々に戻るわけである。
← 本日は晴天なり。しかも無風。ツーリング日和。でも、元気が出ず、ゴロゴロ。外に出ないのは勿体ないと、庭仕事。目立ってきた雑草むしり。足腰の鍛練? 椿や木瓜、水仙の他、ムスカリも咲いてきた。車道沿いの花、咲き誇ってる。名前、度忘れ。つい先日まで覚えてたんだけど。……SNS上の仲間より「雪柳」だと教えていただいた。ありたがい。
医師で作家となった方は結構いる。無論、そうでない方も多い。高校生の時、同じ学年で東大の医学部を出て医者になった方がいた。高校時代、彼が生徒会新聞だったかに短編を載せた。何処か太宰を思わせる作風。当時の我輩に作品の出来など分かるはずもなかったが、読んで脳裏にキラキラ光るものを感じた。生意気ながら、上手いと思った。彼は医者になったようだが、その後、何か書いたりしているのだろうか。
← 昨夕は一週間ぶりに銭湯へ。庭仕事での汗や垢を洗い流した。体重も変化なし(望むらくは微減してほしかったが)。自転車を転がしては、いつも通りだが、ジャンパーのジッパーは開けたまま。靴下ははいているけど、サンダル。それでも火照った体に夜風が心地いい。[画像は、裏の畑の隅に咲く水仙。]
富山市、コンパクトシティとかで、路面電車沿いにマンションやホテルを並び立てて、一見賑やか。でも、夕方の帰宅ラッシュアワーが過ぎると、閑散。繁華街のはずなのに。一方、山あいの村や町は寂れるだけ。人口減少に歯止めがかからない限り寂れるしかない。太平洋側から日本海側へ人が移らないと。地方なら人らしい生活が可能になる。人の数からして、濃厚接触などは望んでも難しい。
『世界文学全集〈47〉トルストイ (1978年)戦争と平和 1』(原卓也/原久一郎訳 集英社 )を読み始めた。40年ぶりで再読となる。
最高峰の文学作品でありながら……あるいはだからこそか……難解さは皆無。深く広大で且つ透明な湖。ちなみに、冒頭にインフルエンザにかかった皇太后が登場する。インフルエンザは19世紀始めの頃の新語。ふと書庫の本書を手にした。何かが我輩に読むようにと告げた……?
今、車中で読みだしているナボコフの「ロシア文学講義」に刺激されたのも、「戦争と平和」を読み出した動機。まだ、下巻で扱うトルストイの講義に入ってないんだけど、トルストイへの言及は上巻でもしばしば。「アンナ・カレーニナ」とどちらを読むか迷ったけど、こっちは数年前に再読したばかり。なので、数十年ぶりの「戦争と平和」へ! 来月いっぱいには読み終えたい。
← 鎌田 浩毅著『富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ』(ブルーバックス)「2030年代の発生が予想される次の南海トラフ巨大地震に「令和の大噴火」が連動すれば、西日本が壊滅的な打撃を受けた直後に首都圏の機能が停止し、国家的な危機に陥るおそれがある。私たちはこれにどう備えればよいのか?」
曇天、折々の雨。庭仕事、ちょっとやり過ぎ。夕方、ほんの仮眠のつもりが、気が付いたら九時近くに。やはり、体に堪えている。今日やったのは、例によってトングを使っての杉の倒木崩し。雑草むしり。バケツに4杯か。庭木の根元周辺に撒いた。堆肥になってほしい。
← 画像は、「Blood Falls - Wikipedia」より。マクファーランド著の「星屑から生まれた世界」にて知った。「氷に混じった酸化鉄が赤い色を出し、その根元に古来の生物活動がひそんでいる。」「Mystery of Antarctica's Blood Falls finally solved HD - YouTube」「南極の氷河を流れる「血の滝」 カラパイア」参照。
我が家の裏庭の木瓜。悲しくもほんとにそう。今年はほとんど咲かないぞ。たった今、みんなの呟きの添付画像の木瓜を観た。こんなに見事に咲くのか! と呆れ果てた。我が家の木瓜よ、負けるな!
← 黄色の水仙に負けじと、周りが淡い黄色の水仙もあちこちに。真向かいの家の庭の白木蓮の蕾がはち切れそう。今夜からは雨なので、次の晴れ間にも開花となるかもしれない。我が家の裏庭の木蓮の様子はどうかな。
石川県輪島市で震度5強の地震。まさに丑三つ時の2時18分。富山も久々の震度4。我輩は、1時頃に寝入り3時半に尿意で目覚め。地震での揺れは全く感じず。たまたま眠りの一番深い頃合いだったようだ。天気情報を見ようとテレビをオンにして「輪島市で震度5強」との画面の表示で知った。5強だとかなり揺れはひどいはず。被害情報は明るくなってからか。
東京在住30年、関東の地震の多さを知ってます。富山に帰郷して、いかに富山が地震の少ない地域かと実感しています。輪島市の被災情報、徐々に報じられています。一部、断水の可能性も、とか。
11日午前10時過ぎ退院。雨の予報で、実際、朝から雨だったが、退院時、幸いにも晴れた。安心して自転車を駆って帰宅。ナースたちに見守られる生活から、また独りぼっちの生活へ。静かな日常。
あれこれ片づけるのに一時間以上。ひとしきりついたあと、床屋さんへ。ボサボサだった髪をすっきり。その足でスーパーへ。空っぽの冷蔵にあれこれ詰め込む。昼食にラーメンを食べるか迷ったが、焼きそばを作った。野菜パックでのいつもの我流焼きそばを久しぶり。
← 二宮敦人/著『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』(新潮文庫)「 卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か?」
本、3冊持参したのに、売店でつい衝動買い。芸大なんて縁なき世界。……そう言えば、大学のサークル仲間の一人、卒業後、芸大に。クール奴だった。何の科目でだったのか。芸術志向なんて、つゆほども匂わせなかった。哲学や音楽、芸術談義に明け暮れる我輩たちを呆れ顔で見ていた? その後の消息は全く不明。生きてるのか?
結局、手付かずのまま、持ち帰ることに。車中の友にするつもり。
← ダシール・ハメット作『マルタの鷹〔改訳決定版〕』 (小鷹信光訳 ハヤカワ・ミステリ文庫)「ハンフリー・ボガート主演映画で知られる、ハードボイルド小説の不朽の名作」
ダシール・ハメット作の『マルタの鷹〔改訳決定版〕』を病床にて読了した。読み止しだったので、敢えて病床に持ち込んだ。
世評高いが未読だった。私立探偵もの。ハードボイルドの典型……元祖か。とことん己れの流儀を押し通す。その頑固さゆえに刑事や悪漢らも一目を置く。優しくなければ……と嘯くチャンドラーとは好対照。この主人公は女性(美女限定か)が好きなのは好きなのだが、たとえ愛する美女であっても、自分を騙したり嘘をつく奴は(恋情を殺しても)切り捨てる。この点は優しさ至上の現代にはそぐわないか。逆に云えば、こうでないとという熱烈なファンが好くなからぬ所以なのかな。
← 庭のあちこちにある椿。陽光を浴びて、花や葉っぱが嬉しそう。
庭仕事すこし。庭の片隅に切り倒した杉の幹を寝かせてある。太い。マツタケかシイタケでも生えないかと見守ること十数年。ただ朽ち果てるだけだった。棒で突っつくと、皮が剥がれ中身もボロボロと。せっかくなので、庭の方々に堆肥代わりに撒いている。巨木だったので、庭中を覆いそう。
明日は入院。ということで入院準備に大わらわ…じゃなく、準備は大方は終わっている。今日は、読書に専念しつつ、用意し忘れていることを思い出すたびに追加する。例えば、昨年の入院でスリッパが必要だった。未使用のスリッパはないが、比較的新しいスリッパがある。埃をかぶっていたので、洗濯。衣類を今日のうちに洗濯。持参するバッグは昨日洗濯しておいたので、持参するものを次々とバッグに詰め込んでいく。
← カルロ・ロヴェッリ著『時間は存在しない』(冨永 星訳 NHK出版)「“ホーキングの再来”と評される天才物理学者が、「この世界に根源的な時間は存在しない」という大胆な考察を展開しながら、時間の本質を明らかにする」。
入院が明後日に迫ってきた。明日、仕事の予定だったが、休むことに。入院の前に入浴しておきたいが、日曜日のお昼の入院で、当日は入浴は叶わない。今日では早すぎる。怠惰な心もあって、休んで明日は入浴。
お昼前からパソコンでの確定申告に挑戦。何度かの失敗を経て、ようやく成功。それも二度も。が、文書の保存に失敗してやり直し。次は、保存はしたんだけど、文書を読み込めないとメッセージが出て愕然。敢え無く沈没と相成った。あとは印刷だけだったのに。
← 庭の水仙(ラッパスイセン?)が咲き始めた。今朝未明には冷たい雨……やがて霙や雪に。こんな寒い日に咲かなくても。でも、咲いてくれてうれしい。
ギー・ド・モーパッサン作の「脂肪のかたまり」 (岩波文庫 その他)は、若い頃、何度となく読んだ。最近のある新聞の記事を読んでいてこの作品が浮かんできてしまった。
敗戦後、シベリアに抑留された多数の日本人(そう、抑留されたのは日本兵だけじゃない、従軍看護師らも)。厳しい環境下で亡くなった方が多かったことは語られる機会もある。が、少しでも日本人(女性)の犠牲を減らすために、ロシア人(兵)に供され、犠牲となった夜の女たちのことは語られることはない。当人たちは猶更沈黙を守るだろう(生きているとしても)。我輩は、新聞の記事で初めて認識した。恥部なのか。
夜陰を通り過ぎ行く人影。折々の月光が沈みがちな影をこの世に引き戻すように浮かび上がらせる。しなだれた木立や崩れかけた板塀は懸命に光を遮っている。黒い塊は痕跡を残すことを恐れているのか。
何を恐れることがあろう。抉るつもりで地を蹴っても素知らぬ顔のまま闇の中の異物を滑らせているだけ。傷一つ残すことはできやしないのだ。
お前は光を嫌っているのか。何か疚しいことがあるのか。何処から逃げている。何処へ逃げていく。辿り着く宛てなどないくせに。
凝り固まった蝋、それとも松脂。琥珀か。命の源が封じ込められているとでも? 嘗めたら水飴の味がするとでも?
← ディケンズ 作『荒涼館 (四)』(佐々木 徹訳 岩波文庫)「 レトリックを駆使し,ユーモアと批判を込め,英国社会全体を描くディケンズ芸術の頂点」とか。
消費税不況に追い打ちをかけている新型コロナウイルスの恐怖…猛威。姿の見えない敵。
たがためか、仕事 暇! 町中に人影も車も疎ら。お陰で(悲しいことに)読書が捗る。というか、面白い。車中に持ち込んだ、ディケンズ 作の『荒涼館 (四)』(佐々木 徹訳 岩波文庫)である。 あと350頁、読み終えるのが惜しい。チビリチビリ読んでいく。
明日は、麻酔科の先生による麻酔の説明と、泌尿器科の先生による手術の説明。姉の立ち合いで。親族を立ち会わせての説明だなんて、よほど症状が深刻なのだろうか。
← 黄水仙かな。もうすぐ! 庭の方々で群生してる。ラッパ水仙とか。まだ開花には早いのかな。吾輩が気が早いのか。花の少ない我が庭なので、彩を豊かにしてほしいです。
我が家の梅の木、やはり今年も開花せず。というかまるで芽吹かなかった。近所の梅の木の見事な開花ぶりを見るたび悲しくなる。なぜなの?
夕方、久しぶりに銭湯へ。自転車を駆って。日中は寒くはなかったが、サンダルでは夕方の風が冷たい。脱衣場では早速、体重測定。これは欠かさず行ってきた。この頃、シャワーどころか、瞬間湯沸かし器での洗髪続き。髪の毛だけならお湯での洗髪で十分だけど、ボディは冬とはいえ、洗わないままに何週間も。広々した湯船に深々と浸かる。垢を擦る。垢がボロボロ。
火照った体で自転車を濃いでゆっくり帰る。夜空には三日月、星も点々と。うーん、気持ちいい!
高村さんの作品「我らが少女A」を初めて読んだのは、懸案を果たした気分。ナボコフの文学講義を再読。さすが。この講義でも扱われている、ディケンズの作品で最後の未読作品「荒涼館」に着手。なかでも、畏敬する思想家ホフスタッターの大作「わたしは不思議の環」に挑戦し読了したことに達成感。
最後のホフスタッターの書だけで一か月を要した。最初、ゲーデルを扱っていることもあり、難解な書と警戒気味。だが、案ずるより産むが安しで、著者は初学者たる吾輩へも配慮した記述になっていた。
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