ドラム式洗濯乾燥機を注文
← トニ・モリスン著『「他者」の起源 ノーベル賞作家のハーバード連続講演録』 (森本 あんり/荒 このみ訳・解説 集英社新書)「過去の白人作家たちが作品に隠蔽した人種差別を暴き、その欺瞞を鋭く突きながら、一方で自著の解説と作品の仕掛けも大胆に明かしていく」
今年2度目の銭湯(風呂)へ。湯舟にどっぷり。体重、前回は76.1キロ、今日は76.6キロと、微増。調べてみたら、一月は一度も銭湯に行って(入浴して)いない。消費税のアップで生活防衛。それが銭湯にも現れている。
今日、「ジャパネットたかた」の、この日限りという大々的なCMに、つい、日立のドラム式洗濯乾燥機の購入を決心注文した。安くしたとはいえ、我輩には高い買い物。洗濯が楽になり、何と言っても乾燥(干す作業)が楽になりそうなのが、ポイント。実際、脱衣所暖房機を買ったが、洗濯物を乾かすのに時間がかかり、結局、今はエアコンの下にぶら下げるという従来の方法に戻ってしまっているのが実情。
問題は、商品が届くのが4月3日になる点。先は長い。
トニ・モリスン著の『「他者」の起源 ノーベル賞作家のハーバード連続講演録』 を昨日読了した。
70年『青い眼がほしい』で作家デビューし、アフリカ系アメリカ人として初めてノーベル文学賞を授与された。人種差別の問題は白人作家も扱ってきたが、その中には巧妙に、あるいは築かないままに隠蔽された差別の構造があり、欺瞞がある……といった論考なら、いろんな学者がもっと鋭く分析して示しているかもしれない。同じ黒人でも生粋の黒人か、白人の血の混じった黒人か。ブラック・イズ・ビューティフルという表現はあり得る(あった)が、ホワイト・イズ・ビューティフルはない。それはなぜなのか、などなど。トニ・モリスンの本書は、作家ならではの視点もだが、文学作品という形でないと表し得ないと指摘している点に特色がある。実例に基づきながらも、小説化するにあたってモリスンは如何なる脚色を行ったか、その辺りに本書の面白さ、モリスンファンなら一読はしたい理由がありそうだ。
← 「日立ドラム式洗濯機」(画像は、「【ジャパネット公式】ジャパネットチャレンジデー」より)
ブラック・イズ・ビューティフルという表現はあり得ても、ホワイト・イズ・ビューティフルという言い方はなぜないのか。まさにここに差別問題の根源がありそうだ。つまり、ホワイト・イズ・ビューティフルなのは主張せずとも自明なのである。断固、真実なのだという思い込みがあるのだ。貧困層だろうが、白人である限り、肌の色だけで既に優位性が保たれ、侮蔑の対象が常に確保され、なけなしのプライドが保たれる。
宗教(宗派)差別といい、民族差別といい、出自やカラー差別といい、自分らが正しい…あるいは純粋で高みにあるという思い込み。つまるところ、そこでしかプライドを保てない悲しさをつくづく感じる。
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