シャワーを使って入浴
昨年末は、除夜の鐘のゴ~~~~~~~ンが、入管当局や検察当局、弁護団、警察などにはひと際重く響いたことだろう。カネの亡者の恐ろしさ。
カネの亡者らは、国家をバカにしている。法律など平気で踏みつけにする。税金を払わない富裕層が世界を崩壊させてしまう。
トゥインクル理論なんがが、アベノミクス政策を喧伝し出した頃、唱えられた。富裕層がより豊かになれば、その恩恵が下々へも、だとか。全くの嘘っぱちだった。金持ちほどがめつい奴はいない。アベノミクスの真逆へ。
← ロジェ・カイヨワ 著『蛸 想像の世界を支配する論理をさぐる』(塚崎幹夫 訳 青土社)「蛸をめぐるイメージの変遷を、神話や文学、日本の春画などからさぐる奇書、待望の復刊。カイヨワの思索の全体像を展望する辞典的解説付き」
ロジェ・カイヨワ 著の『蛸 想像の世界を支配する論理をさぐる』を本日読了。科学に限らず学問の専門化細分化が進んだ今日だが、ロジェ・カイヨワの生前(1913年 - 1978年)にあってもその負の側面は顕著になってきていた。
カイヨワは、そうした趨勢に抗った思想家の一人。総合的な知、学際的な知を目指す。志は立派である。かくあるべしと思う。しかし、現実には一つの専門分野を極めるのも至難のこと。吾輩の畏敬する哲学者であるダニエル・C・デネットも学際的な試みを行っている。可能な限りの科学を網羅乃至把握し、その中で人間の生きる価値を探る。デネットの諸著を読んで孤高を行く困難を感じる。
カイヨワはどうか。彼の諸著の面白さは認める。が、実際には、雑学的知識の披露というと、元も子もない言い方になるが、好奇心(以上の世界への関心の強さを認める必要があろう)の赴くがままの知的渉猟に留まっていると言わざるを得ない。
その上で、彼の諸著に楽しむ余地は大いにあると思う。
我輩のささやかな趣味は、カネを集めること……じゃなくて、栞や展覧会のチラシ(フライヤー)を集めること。但し、原則的にカネは掛けない(買ってまで集めない)。栞は数10年、フライヤーも30年以上。栞を集めてる人は、案外といるかも。フライヤーはどうかな。少なくとも千枚はある。クリアーファイルが20冊以上。栞も箱や抽出しに一杯。本に挟まれてる奴や、書店のレジにあるもの。本を買う際、栞を探してたら、我輩かも。
あと、絵葉書。但し、観光地で売ってる奴じゃなく、あくまで展覧会開催のお知らせの類い。こちらは、なかなか集まらない。150枚、あるかどうか。
こうした個人がささやかな個展開催を告げる葉書って、とても貴重じゃないかな。フライヤーが千枚もあると、作家がこんなにもいる、こんなにも多彩と知れて、眺めてると楽しい。クリアーファイルのポケットには、敢えて一枚だけ入れる。すると、表裏が観れて楽しい。
← フォークナー 著『アブサロム,アブサロム! (上)』(藤平 育子訳 岩波文庫)「南部の男たちの血と南部の女たちの涙が綴る一大叙事詩」
フォークナー 作の『アブサロム,アブサロム! (上)』を読了した。あまりに独得の表現手法に、少しは小説好きな吾輩も内容はともかく、登場人物の相関関係や語り手の把握に苦労した。世界に慣れたのは、上巻の半ばを過ぎてからか。念のために言い添えておくと、本書には訳者による丁寧な解説や人物紹介その他が施されている。それらを利用すれば吾輩が覚えた苦労も半減していたはずである。
学生(高校や大学生)コンクール出場者の演奏、聴いてる。ラジオで聴いてると、プロと遜色ない。というか、コンクールだと知らなけりゃ、普通に聴く。テレビで、一流芸能人・二流芸能人って番組あるけど、楽器の演奏(の音)だけで、楽器の良し悪し、分かるのかな。
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