2020/01/31
2020/01/29
「三体」から「わたしは不思議の環」へ
← ダグラス・ホフスタッター 著『わたしは不思議の環』 (片桐恭弘/寺西のぶ子 訳 白揚社)「認知科学の大家でありベストセラー作家でもある著者が、自身の知見と経験をすべて注いだ新たなる知の金字塔。これぞ本物の読書体験!と言えること間違いなしの、知的な歓びが詰まった一冊」
久しぶりに銭湯に行こうと思った。が、日中の晴れが嘘のように、今日はダメよと言うように、夕刻になって雨が。
昨夕より、ダグラス・ホフスタッター 著の『わたしは不思議の環』を読み始めた。
「ゲーデル・エッシャー・バッハ」とはうってかわって、冒頭の数十頁は、入りやすい。それにしても上記の世界的ベストセラーとなった処女作を27歳で書いたとは。畏れ入る。
2020/01/28
流動そのものが砂なのだ
← 今日は晴れ。午後の3時過ぎから庭仕事。庭の通路へのシート張りの続き。雑草退治のため、数年かけて砂利を撒いた。これでもかというくらいに。が、落ち葉が散ると、掃除が大変。砂利に落ち葉が紛れて、葉っぱを一枚一枚手で拾わないといけない。そこまで考えていなかった。思慮が足りなかった。なので、せめて通路にだけはシートを張っているわけである。が、なんと始めて30分もしないうちに雨が。あれー、である。鍔の広い帽子や作業着を着ていたこともあり、作業続行。シートが足りず、あと一息で頓挫。作業二時間ほどで汗だく。日も暮れてきたので、風邪を引きたくないし、山茶花の花びらの掃除を簡単に済ませて家に。急いでシャワー!
2020/01/27
「藤氏家伝」を読む 藤原氏の謎
← 『現代語訳 藤氏家伝』(沖森 卓也 /佐藤 信 / 矢嶋 泉 翻訳 ちくま学芸文庫)「藤原氏初期の歴史が記された奈良時代後半の書。藤原鎌足とその子貞慧、そして藤原不比等の長男武智麻呂の事績を、明快な現代語訳によって伝える」。
今日は午前中、歯医者さんへ。歯の治療法が一部、随分と変わっていた。ただ、いろいろあって、治療に一時間ほど。仕方ないけど、長い。
午前、無理して歯科医院へ行ったので、丑三つ時に仕事から帰ったこともあり、寝不足。午後はぐったりして、夕方五時頃、ようやく目が覚めた気がする。
自宅では、劉 慈欣著『三体』(大森 望/光吉 さくら/ワン チャイ【訳】/立原 透耶【監修】 早川書房)と、フィリップ・ボール著の『流れ──自然が創り出す美しいパターン2』(塩原通緒訳 ハヤカワ文庫NF )とを交互に読んでいる。
2020/01/25
2020/01/23
「シルトの岸辺」を発見!
← ジュリアン・グラック 作『シルトの岸辺』(安藤元雄訳 岩波文庫)「最大の長篇かつ最も劇的な迫力に富む代表作 宿命を主題に,言葉の喚起機能を極限まで追求し,予感と期待とを暗示的に表現して見せた」
ジュリアン・グラック 作の『シルトの岸辺』を読了した。名作。本を漁りに書店に行き、ふと岩波文庫の棚で本書に目が行った。パラパラと捲って、いいという直感。知る人は知っているのだろうが、我輩には全く未知の作家で、まさに発見と言える。自分の真贋を観る目を褒めたくなる。
本書の解説にもあるが、ブッツァーティ作の『タタール人の砂漠』 (岩波文庫)のカフカ的不条理を彷彿させるが、あのいい意味での素っ気なさを詩情溢れる情景描写や心理描写で、人の手にはどうしようもない運命の潮流に流され、避けがたい破局へ向かっていく様を丁寧に描いている。それなりに小説を読んできた吾輩だが、この味わいは初めて。年初からこんな作品に出合えて幸せである。
2020/01/22
超ド級SF劉 慈欣作『三体』を読みだした

納屋(農作業小屋)に溜まっていた枝葉。本日たった今、一部を持っていってもらった。薪に使えるような枝を中心に。枝葉から葉っぱや細過ぎる枝を削ぎ落とす事前の作業に一時間、軽トラで引き取りに来た彼との枝の積み込み作業に一時間、都合二時間の作業だった。納屋の中の枝葉の山が半分に減った。ちょっとだけ、肩の荷が下りた気がする。
お礼に庭のミカンを一袋あげた。
2020/01/21
2020/01/20
最後の1本に
← アレックス・バーザ著『狂気の科学者たち』(プレシ 南日子【訳】新潮文庫)「科学発展の裏には奇想天外としか言いようのない実験数々があった。(中略)信念に基づいて真実を追究する科学者たちを描いた戦慄(と笑い)のノンフィクション!」
カレー、一時期手作りに凝った。ビギナーズラックで、たまたま作ったら上出来だっから。あれこれ工夫していったら、段々目も当てられないカレーに。今は、身の程を知ってインスタントオンリー。リッチなカレーが食べたくなったら、二袋にしたり、ホタテ貝柱を足したり、最小限の手間で。
年初からシャワーの際、シャンプーを使わず、お湯だけ。頭髪頭皮ともすこぶる快調。痒みもフケも以前より格段に減った。やはり、シャンプーは不要だし、むしろないほうがよかったんだ。体にも石鹸も何も使わない。シャワーなどだけ。垢擦りも回数を減らした(入浴の回数が減ったからだが)。
2020/01/18
胃カメラは嫌だ! バリウムは嫌だ!
← 実重重実 著『生物に世界はどう見えるか 感覚と意識の階層進化』(新曜社)「細菌から植物、カビ、動物まで、あらゆる生物は感覚を持ち、世界を認識している。それはどんな世界だろうか。私たちの意識は、そこからどのような過程を経て生まれてきたのだろうか。最新の知見に基づきつつ想像力も駆使して生物の中に潜り込む探索行」
買い物帰り、雨の心配もないので、格好はそのままに庭仕事。雨の日が多いので、チャンスがあったら外仕事する。昨日の風雨でまた落ち葉が狼藉状態。手袋してトングとバケツを手に、いざ! 気が付くと二時間の濃密な作業。足腰の鍛錬にはなっているはず。庭仕事で体を鍛えられるのは、有り難いことだよね。
2020/01/16
この世で一番汚いものは
← ロバート・カレン著『子供たちは森に消えた』( 広瀬順弘訳 ハヤカワ文庫NF )「八年間に五十人の少年少女を手にかけた異常殺人者の素顔を暴く、犯罪心理ノンフィクション」
この世で何が汚ないって、おカネほど汚ないものはない。お札は、手垢まみれ。おっさんなんかは、指に唾して数える。財布(札入れ)は、たまったもんじゃないね。可哀相。ぬくぬくってわけにはいかないね。
若き日の愛読書に『初期ギリシア哲学者断片集』がある。哲学者らの語りの断片の数々。哲学的思弁、省察なのに、どんな詩集より透徹した美しさを感じた。気紛れに開くと、夢想を誘ってやまない。邪道かもしれないが、至上のアフォリズム集として、座右の書だった。
2020/01/14
2020/01/13
読み手を置いてけ堀に
← ジュリアン・グラック 作『シルトの岸辺』(安藤 元雄訳 岩波文庫) 「「この小説は,その最後の章まで,決して火ぶたの切られない一つの海戦に向かってカノンを進行する」――宿命を主題に,言葉の喚起機能を極限まで追求し,予感と期待とを暗示的に表現して見せた」
本日は雨。堂々と庭仕事サボれる。
一瞬、雨があがって焦った……が、すぐにまた降りだした。小降りなら、カッパを羽織って作業するつもりでいたけど、もう今日はやらない。冷たい雨で 体を壊したくない。
結局外出したのは、ホットモットへの買い物だけ。
2020/01/12
お洒落なコインランドリー登場
← ロバート・カレン著『子供たちは森に消えた』( 広瀬順弘訳 ハヤカワ文庫NF )「八年間に五十人の少年少女を手にかけた異常殺人者の素顔を暴く、犯罪心理ノンフィクション」
冬の洗濯は憂鬱。晴れていても外には干せない。暖冬といっても、洗濯物の湿気はただ冷えるばかり。部屋干し。ヒーターからの温風が頼り。何度も洗濯物の向きなどを変える。半日を要する。なんとかならんか。
コインランドリーを使ったらどうか、というコメントを頂いた。それに対し吾輩は、以下のように答えた:
毛布などの時は使います。ランドリーで、終了を待ちながら本を読んだり。ただ、近所の店は小さい。台数が少ない。且つ、故障が多い。つまり、空きが少い。正直、行くのが面倒なのと、女性の利用が多く、我輩が粘っていると、不審者を見る視線を感じるので、切羽詰まらないと行きません。
2020/01/10
宇宙も我が庭ももつれてる
← コーヒーをブラックで。外は雨。次第に上がりそう。今日は読書三昧したいな。あ、洗濯しないと。午前中、部屋着のままで庭仕事したので、衣服が汚れた。洗濯機は二回、回すことに。
昨日夕方は、今年初めての銭湯。しっかり温まってきました。銭湯へ行く際、必ず体重を量る。昨年末より一キロ以上減ってる! 正月明けだし、増えてると覚悟してたんだが。一瞬喜んだが、ヌカ喜びと気付いた。昨日は日中忙しくて、昼飯は抜き。腹が減っていたんだ。
ちなみに、自宅にはちゃんと体重計がある。十数年前、お年玉付き年賀葉書で当選。もう古くて、今では人に(特に我輩に!)優しくなっている。多分、一キロくらいはサバ読んでくれる。なので、たまの銭湯で正確な体重を知る!
2020/01/08
町内会の存続の前提は
← 和田 竜著『のぼうの城』( 小学館)「外見からはおおよそ窺い知れない坂東武者としての誇りを持ち、方円の器に従う水のごとき底の知れないスケールの大きさで、人心を掌握していた。武・智・仁で統率する従来の武将とは異なる、新しい英傑像を提示したエンターテインメント小説」
読書メーターでの呟きで、和田竜著の『のぼうの城』が登場していた。
本書は、時代小説歴史小説の好きな父の指示で買いに行った。帰郷して間もない頃のこと。自分で買いに行くのは難儀になっていたのだ。多分、父が手にした最後の新刊じゃなかろうか。父の書斎には、打ち込んでいた篆刻関連本の他、時代小説歴史小説が多数。本棚で3つほど。生前入手しえる関連本はほとんど買って読んだんじゃなかろうか。
2020/01/06
風景の石または廃墟大理石 パエジナ
← 山田 英春 著『風景の石 パエジナ 不思議で奇麗な石の本』(創元社)「風景石パエジナの言語に尽くし難い魅力を存分に伝える、今までにないヴィジュアル本。メディチ家やハプスブルク家はじめ、王侯貴族の間でもかつて大流行した」
日中は晴れ。絶好のツーリング日和。でも、所要が多く、バイクは買い物の足になっただけ。ガソリン入れて、生協へ行って(場所間違えた)、書店行って(今日のメイン)、最後にスーパーで買い物。我が愛車よ、ゴメンよ、近場ばかりで。ただ、真冬のはずの今の時期にバイクに乗れるなんで、あり得ないはずなんだが。ありがたいことではあるが、何か心配でもある。
2020/01/05
2020/01/03
2020/01/01
語りえないことについては、沈黙するほかない
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。大晦日は仕事で年越しそばは食べられなかった。帰宅して、カップ麺を食べた。
野菜も果樹も、農薬や除草剤は一切使わない場所で作っているので、食べるのは安心。ただし、肥料も一切、与えていない。コンポストで作った土だけ。実が生ったら収穫なので、形も大きさも不ぞろい。売るのは難しい。収穫するなら、勝手に持っていけというスタンスで行きます。
昨年末、親戚の方に頂いたお歳暮。高級な白みそ堤のブリやタイなどに、昆布モチ、ローストビーフのスライスなど。今日は、昆布モチをインスタントの味噌汁で煮て、雑煮。あとは、ミカン。
2019年の読書メーター
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。旧年中はお世話になりました。
目標の150冊は読めたから、ま、いいか。平家物語や「失われた時を求めて」の読了など、読書のエポックの年だったというと、大袈裟かな。
2019年の読書メーター 読んだ本の数:151冊 読んだページ数:52696ページ ナイス数:41779ナイス
12月の読書メーター
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。旧年中はお世話になりました。
12月はデネットの大著、ダ・ヴィンチの大著、平家物語などを読んだので、冊数は少ないけど、頁数は割と多いかも。
12月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:5455
ナイス数:4747
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