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2019/12/24

冬……どうやって干せばいい?

Moture  ← ルイーザ・ギルダー著『宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか』(監・訳:山田克哉 訳:窪田恭子 講談社ブルーバックス)「一人の天才の独創が生んだ相対論に対し、量子論は多数の物理学者たちの努力によって構築されてきた。その精緻化のプロセスで、彼らを最も悩ませた奇妙な現象=「量子もつれ」。因果律を破るようにみえる謎の量子状態は、どう理解されてきたのか。EPRパラドックス、隠れた変数、ベルの不等式……。」

 冬ともなると、困るのが洗濯。何が困るってどうやって干すか。雨の日は外に干せないのは仕方ないとして、晴れていても冬だと外に干せない。干したって乾かない。さすがに凍結ってことは富山じゃ心配ないけど、干せないのは辛い。また、部屋干しか…うんざりだ。

 ルイーザ・ギルダー著の『宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか』を一昨日より読み始めた。
 必ずしも偶然というわけではないが、「2019年4月10日――奇しくもアインシュタイン生誕140周年にあたるこの節目の年に、一般相対性理論に基づき存在を予言されていたブラックホール撮影成功の報が世界中を興奮させた。本特集ではブラックホールや重力波、量子情報などをめぐる最先端の知見から、歴史・哲学・倫理まで多様な観点をもって巨人の足跡を辿り直し、そのアクチュアリティを探る」といった内容の、「現代思想2019年8月号 特集=アインシュタイン -量子情報・重力波・ブラックホール…生誕140周年-」も並行する形で読み始めている。

現代思想2019年8月号 特集=アインシュタイン -量子情報・重力波・ブラックホール…生誕140周年-」の中の、筒井泉氏による「アインシュタインと量子論」によると、量子情報時代を迎えて、アインシュタインらによるEPR論文は、アインシュタインの論文の中で、(相対性理論や光電効果の論文をはるかに凌ぐ)最大の引用数を誇る論文になっているとか。アインシュタインの偉大さが改めて再認識されている。

 昔、あるコメディアンが、丸ぶちの眼鏡を鼻の頭までずらしていた。滑稽に見えるようにという工夫かなと思ってた。あれ、老眼鏡なんだね。いちいち外すのが面倒になって、鼻の頭に引っかけておく。無くさないし。
 事情の分からぬ他人には剽軽に見えても、当人にすれば、必要に迫られてってことかな。

 過日、通販で毛糸のセーター買った。失敗だ。洗濯機じゃ洗えない!

 カジノを巡る外為事件。中国絡みが摘発された。アメリカの利権は中国には渡さないという政府の意向か。

 富山市の永楽町近くの八田橋での長~~い工事。サイトによると、平成32年春までだとか。平成32年って、西暦何年だ? どうやら、来年のようだ。昭和生まれのロートルとしては、昭和からの通算で計算する癖が付いている。

富山市 八田橋と架替について」「富山市 施工状況について
拙稿「由緒ある八田橋が危ない

盆栽入門の本を観たことから:

 盆栽の本をつぶやきで初めて見た。そうだった、帰郷した際には、我が家には盆栽(の鉢)が一杯並んでいた。場所は茶の間の窓外直下。そのための立派な2メートル(幅30センチ)ほどの細長いテーブル2脚に並べてあった。言うまでもなく父の趣味。多趣味だった父が特に力を入れていた趣味。念のために断っておくが、我が家には庭がある。樹木が少なからず。松や杉、泰山木、紅葉、柘植、棕梠 、アオキ、ヒイラギ、山茶花、ツバキ、ミカン、木瓜、満天星ツツジ、柿などなど。が、盆栽は格別らしい。丹精込めてきた盆栽だが、我輩が帰郷する頃には父は、世話する気力は萎えていた。どの盆栽も青息吐息。母は父より前から車椅子状態。では、吾輩は?
 父は我輩には全く期待していなかったようで、盆栽の世話を頼むとはひと言も。自分も興味を示したことはない。というか、庭木にも畑にも全く。庭には、花々が随所に。母は、畑と植物の世話をするのが役割。
 畑も含め庭には、各種の植物が色とりどりに咲いていた。吾輩はというと、帰省の折りに、申し訳程度に草むしりするだけ。東京暮らしの我輩、植木にも花にもまるで興味なし。さて、帰郷した08年からは、我輩が庭木などの世話をする。やれと言われたわけではない。せめてものことである。春には草むしり。帰省の際の気軽なものではなく、庭や畑全般の世話。草むしりは、シャカリキになって。春には、雑草か大切な花かは判別できない。
 緑の植物の芽や草は、片っ端から根っ子から毟しり取る。帰郷した最初の数年で母が丹精していた花は死滅。帰郷した当初の数年のブログには、今では観る影もない珍しい花の画像がいろいろ載っている。消えた花たち。その一方、毎春、買ってきたいろんな花の苗を植えたものである。ただ一年草なので毎年植えないといけない。しかも、草むしりはほぼ終年。一生、我が家の草むしりに生涯を送ることになる!
 帰郷して3年目頃から、本格的に雑草対策に取り掛かった。除草剤は極力避ける。敷地に砂利を撒こう! が、庭の土を見ると、結構砂利が混じっている。どうやら、父も雑草に手を焼いたようだ。砂利も撒いたのだろう。が、砂利は人が歩けば、雨が降れば、すぐに地面に埋もれていく。そこで、思慮の浅い我輩、考えた。防草シートを張ろう。納屋に仕舞ってあるブルーシートでもマットでも、車のフロアーマットでめなんでも敷く。その上に砂利だ。
 数年を掛けてシートを張り、砂利を撒く作戦が続いた。更に、ホームセンターには、固まる土があると知った。雑草を毟しりそのあとに固まる土を敷く。水を適度に散布しておけば、半日で固まる。しかし、庭全面に固まる土は、金が掛かりすぎる。あくまで要所にだけ。
 この悪戦苦闘ぶりは、随時ブログに書いたので略す。いずれにしても、一人ではできることに限界がある。そもそも盆栽にはまるで興味なし。盆栽が全て死滅するのに、帰郷して数年も経ることはなかった。畑のほうも、野菜嫌いの自分である。口に入る見込みのない野菜作りに熱が入る訳もない。人にあげるのも面倒。とうとう、今年はせっかく作った野菜だけど、全く収穫しなかった。全て、コンポスト行き。
 畑は、野菜の畑じゃなく、果樹の園に。盆栽の鉢は、庭の片隅に重ねられたまま、雨に打たれている。

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