畑を維持するモチベーション
← ダニエル・C・デネット 著『心の進化を解明する -バクテリアからバッハへ-』(木島泰三 訳 青土社)「原始的生物バクテリアはいかにしてバッハの創造性を手に入れるに至ったか」。
つぶやきに「罪と罰」を読み始めた(読んだ)ってのを折々目にする。吾輩の青春の書。日本語訳だけでも5回は読んだ。何故か英訳でも一度。マルメラードフや、特にスヴィドリガイロフに感情移入。
パソコンを立ち上げると、「MSN Japan - ニュース」が出る。それはいいけど、なぜか、女性の下着のCMが。吾輩、女性の下着なんぞ、買わないぞ。商売にならないよ。でも、CMの下着姿の女性モデルたちは、しっかり見るけどね。
ダニエル・C・デネット 著の『心の進化を解明する -バクテリアからバッハへ-』を本夕ようやく読了。充実したというより、難行苦行の日々だった。一体、何日かかったことやら。最先端の哲学事情を信頼できるデネットの書で自分なりに理解したい一心。
哲学者は文系理系を問わず古今の裁量の文献に接していないといけない。あらゆる知を見渡した上で、人間を生命を世界を考え尽くすこと。言うは易く行うは難しである。古典もだが、最新の科学を知悉するのは、至難のわざである。現代のように科学がどこまでも細分化している中にあって、その筋の専門家でも自らの分野の全体状況を把握するのは困難になりつつある。
一方、ディープラーニングなどAIの進化は加速度を増すばかりである。いつかどこかでAI(人工知能)が人間の知を超えるか、という声も仄聞する。哲学者や科学者らは、知の総合的展望を持つ必要にも迫られている。
本書において、デネットは、進化の果ての極にある我々の脳が蓄えてきた理解力は、人工知能に圧倒されたり翻弄されたり、いずれにしても慎重に対応せざるを得ないとしても、人工知能は「依然として私たちに依存し続けることになるだろう」と、力強く結論している。
買い物の帰り、庭の落ち葉が目についた。サザンカの鼻が車道に散っているし。竹箒を持ち出し、車道の掃除。それから庭の落ち葉拾い。買い物姿だけど、さすがに作業用手袋をはめて。落ち葉を樹木の下に敷く。来年は、樹木は緑濃い立派な樹になるはず。
昨日、内科医院へ行った。糖尿病の悪化が怖い。食生活を大胆に変えないとダメだって。食べられないものがやたらと多い。というか、食べられるものが少ない。そもそも野菜が嫌い。なので、畑を果樹園にした。が、ミカンも栗もアンズも柿も食べるのはダメ。カロリーが大きすぎるって。ああ、来年の果樹作りはどうする。一切、食べられないのに作る? 作ったら人にあげるって手はあるけど、畑するモチベーションは限りなくゼロだ。
快晴。新年に読みだす本を買いに行こうと、読みたい本から物色。が、悲しいかな、読みたい本であっても値段(予算)と相談。断念した本が多々。仕方ないな。
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