芥川に続け
← ボーモン夫人 著『美女と野獣』( 鈴木 豊 角川文庫)
ボーモン夫人 作の『美女と野獣』を読了した。仕事の日を挟んで、実質一昼夜で。
主に子供たちへの教育用に書いたという。勧善懲悪というか、明確な教育的意図が。面白いのは、フランス生まれのボーモン夫人だが、イギリスに滞在していた十年の間に子供向け童話を多作したという。母国であるフランスじゃなく、イギリスの風土が彼女の想像力を開花させたようだ。
今日は父の月命日。住職に来ていただいて、お経。それはいいけど、お布施に本山への割当てとか、負担が大きい。悩みはお墓の改装のこと。
思えば、野菜嫌いの我輩、畑での野菜作り面積を徐々に縮小し、今や畝一筋だけ、茄子、胡瓜、ミニトマトなどを作るだけになっている。残りは、ネーブル、アンズ、キウイ、栗の果樹園と化している。果樹なら野菜を収穫しなくて済む。
浅はかだった。実は、果樹園化を目論んだのには、ある目的もあった。防風林である。築65年以上の木造の農家。庭木が多少はあるが、畑の一角は当然ながら庭木のない空間。ただ以前は稲作用資材(竹竿、稲架など)の小屋があった。小屋が風避けになっていたのだ。が、その手作りの小屋も老朽化。今にも倒壊しそうに。なので数年前、せっせと解体。いざ壊すとなると、頑丈な造りに驚いたものである。
さて、倒壊しそうな小屋がなくなったのはいいが、茶の間からは畑の方角が、まるで前歯数本が一気に抜けたように淋しい、風がスースー抜けてくる。
そこで熱心になれない野菜作りは縮小し、果樹園(← 大袈裟)化し、つまりは建物を守るための防風林にしようと目論んだわけである。が、浅慮な我輩、キウイも栗もアンズも、木枯らしの季節となると、葉っぱが一斉に舞い散ることは予見していなかったのだ。迂闊。今になって枝葉の剪定、それ以上に落ち葉攻撃に苦慮しているというわけである。
← 『芥川竜之介紀行文集』(山田 俊治編 岩波文庫)「芥川の国内の旅行記と中国紀行をまとめる」
『芥川竜之介紀行文集』を主に仕事の車中での待機中に読んだ。密度の高い純文学の作家で、やや高邁な風な印象を持っていたが、紀行文ということで、芥川の素養はもちろんだが、人間味を感じられて興味深かった。繊細過ぎる神経を自覚していたようだが、旅でその感性を少しでも和らげたいと思ってもいたらしい。ブラジルでのサンバはなかなかの見物だったと思うが、感性を撓めることはなかったか。芥川がストリップ(ヌードショー)を高く評価していたのは、嬉しい。吾輩も後に続くぞ。
桜を見る会。総理と悪徳商法の奴が仲がいい。家族ぐるみの付き合い。そんな奴を招待してる。役人がデータを焦って消した一番の理由。政権の支持者らは、恥ずかしくないのか。
何年も前から政治案件だった。でも、よりによって総理案件なので悪徳商法野郎の摘発が遅れた。遅れたどころか、招待状を使って最後の荒稼ぎをさせた。させたのは、総理、あんただよ。支持者の皆さん、それでも総理を逃げ切らせるのかい?
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 楽しむだけの本もいいね(2024.09.17)
- 昨日の雄姿は夢と潰えた(2024.09.16)
- オレは…待つだけの男!(2024.09.13)
- いまだにアゲハ蝶が一匹で舞ってる(2024.09.12)
- 我がブログ日記20周年!(2024.09.10)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 楽しむだけの本もいいね(2024.09.17)
- 昨日の雄姿は夢と潰えた(2024.09.16)
- オレは…待つだけの男!(2024.09.13)
- いまだにアゲハ蝶が一匹で舞ってる(2024.09.12)
- 我がブログ日記20周年!(2024.09.10)
「恋愛・心と体」カテゴリの記事
- 楽しむだけの本もいいね(2024.09.17)
- 昨日の雄姿は夢と潰えた(2024.09.16)
- オレは…待つだけの男!(2024.09.13)
- いまだにアゲハ蝶が一匹で舞ってる(2024.09.12)
- 我がブログ日記20周年!(2024.09.10)
「写真日記」カテゴリの記事
- 楽しむだけの本もいいね(2024.09.17)
- 昨日の雄姿は夢と潰えた(2024.09.16)
- オレは…待つだけの男!(2024.09.13)
- いまだにアゲハ蝶が一匹で舞ってる(2024.09.12)
- 我がブログ日記20周年!(2024.09.10)
コメント