「病む、生きる、身体の歴史」
← 田中祐理子 著『病む、生きる、身体の歴史 -近代病理学の哲学-』(青土社 )「科学者たちは顕微鏡のなかの小さな生きものを、どのように病原菌としてとらえたのか。近代は病いについていかなる言葉で語ってきたか。微生物の発見。ワインの味。臨床医学の誕生。エイズとその隠喩。「らい」と戦後日本。疲弊と回復――。病いとその表象の向こう側にある、生きているわたしたちの歴史」。
田中祐理子 著の『病む、生きる、身体の歴史 -近代病理学の哲学-』を昨夜半から読み始めた。気になる題名の本があるなと、書店で見つけ、手に入れた。
医学や医学史の本はあれこれ読んできた。哲学(科学史)の専門家の書は、久しぶりかな。フーコー以来か。この著者の病原菌の歴史……『科学と表象「病原菌」 の歴史』を先に読みたかったのだが。
今日は秋晴れというほどの快晴ではなかったが、風もなく絶好のツーリング日和。でも大人の我輩、大人しく読書に居眠りに(洗濯や買い物は云うまでもない)、何と云っても庭仕事。納屋に溜まっている枝葉をボリ袋に詰める。
葉っぱはポリバケツに容れ、枝は手で折ってポリ袋に出来るだけ沢山押し込みたい。枝は乾いていて、パキパキと小気味いい音が鳴る。手で折れない枝や幹は、後日、紐で括る。
さて大変なのは落ち葉拾い。先週、せっせと拾ったばかりなに、またこの数日の風雨で見るも無惨に散っている。せっせと拾って、今年はコンポストじゃなく、果樹などの樹木の根元に敷き詰める。堆肥になるはずだし、冬は地面の掛け布団となる……はず。
今日のチャレンジは、バラの枝葉拾い。昔やって、棘で痛い目に遭った。以来、敬遠気味。トングで摘まんで、そのまま特設のコンポストへ。バラの棘は枝のようには1年や2年では脆くならない。
さて、チャレンジというのは、拾ってそのままポリ袋に詰め込もうというもの。云うまでもないが手袋は、ホームセンターで手に入る一番厚手の奴。それでも、枝の部分を注意深く摘ままないとやばい。ポリ袋に入れる際、作業服に棘が引っ掛かったりして、ヒヤッとする。
チャレンジしてみるものである。案外と上手くいった。1度も痛い目に遭わなかった。これなら、今後、後始末を気にせず、バラの剪定ができる。バラは、枝が実によく伸びるし、分岐する。生け垣なので、道路にはみ出すのも困るし、我が家の壁面に擦れるのも困る。トタンの壁。塗装はかなり剥げている。バラのせいばかりじゃなく、歳月による風化の結果なのだろう。とにかく、強風だと、柘植や三重カナメ、杉、バラなどがモルタルやトタンの壁面を擦る、削る!
← 「新版 平家物語(四) 全訳注」(訳:杉本 圭三郎 講談社学術文庫)「「おごれる人も久しからず」――討たれた平家一族の首は都に曝され、捕虜となった重衡は六条を引き回される。平家の没落は、誰の目にも明らかだった。三種の神器を持ったまま敗走を続ける平家と、追う源氏、壇の浦でついに最後の戦いが始まる――。」
今日読んだところは、ついに、敗北が決定的と悟った二位尼(清盛の妻)は、神器を身につけ、安徳帝を抱いて(紐で我が身にくくりつけて)悲壮な最期を遂げる。従うものもあれば、海に飛び込みつつも周りの様子を窺う家臣、あるいは、力なく源氏につかまったものも多数。
今日でようやく第四巻の半ば。長い旅だったが、来月上旬には旅も終わるかな。
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