美人と数学とに焦がれる
数ヵ月ぶりの書店で、書架の並びが配置替えされていた。がっかりしたのは、文庫本のコーナーが大きく変わっていたこと。場所だけならともかく、規模が縮小されていた! 売れない本は置かない。平家物語の第4巻がない。この書店のいいところは、岩波文庫や新書などが充実していたこと。長所(特色)がなくなったら、ただの大きな書店の一つになっちゃう(なっていた)。
書店では、ソローの『森の生活 下』など共に、ロジェ・カイヨワ著の『蛸 ―想像の世界を支配する論理をさぐる―』を買ってきた。蛸や烏賊本を読んできた我輩ならば、読まずばなるまい。というか、ずっと昔、読んだような。
さらに、ウォルター アイザックソン著の『レオナルド・ダ・ヴィンチ 上・下』を買った。本書、池上 英洋著の『レオナルド・ダ・ヴィンチ: 生涯と芸術のすべ…』と並んでいた。どちらを買うか迷った。ナショナリストの我輩としては池上氏の大著を選ぶところだろうが、読みやすさでこっちを選択。
ジョージ・エリオット著の『サイラス・マーナ―』 (光文社古典新訳文庫)も。岩波文庫で読んだことがあったような。いいんだ、ジョージ・エリオット、好きだから。
← エアハルト・ベーレンツ 著『5分でたのしむ数学50話』(鈴木直 訳 岩波文庫)「5分間だけちょっと数学について考えてみませんか.好評の新聞コラムの中から選りすぐりの50話を収録」
エアハルト・ベーレンツ 著の『5分でたのしむ数学50話』を本夕、読了した。数学は得意とはとても言えない。でも、好きである。学ぶことはできないとしても、その雰囲気は楽しみたい。中学生の頃、幾何学が好きになった。補助線を見出すと一気に解けてしまう。その醍醐味。以後、一般向けの数学書を読んでは数学の世界の奥深くに焦がれていた。美人が好き。でも、触れることなど叶わない。遠くから眺めるだけ。雰囲気だけでも楽しみたい……なんて比喩は不謹慎か。
分け入っても分け入っても本の山 なんて方がいる。吾輩は、幸か不幸か、帰郷の際、引っ越し代を賄うため、東京在住時代の本の大半を売却した。なんといっても展覧会巡りの際、必ず購入していた図録300冊を手放したこと(夏目漱石全集も手放した)。帰郷してみると、父の蔵書が幾つかの書棚にぎっしり。買う(読む)本のジャンルが違うので、父と吾輩とでは、蔵書の中で重なる本が数冊あるかどうか。これもある意味、驚き。
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