化粧とは
← 斎部 広成 撰 『古語拾遺』「老翁広成には何としても言い残さなくては死ねぬと思い定めたことがあった.斎部氏と中臣氏の携ってきた祭祀がいつしか中臣氏に集中している憤懣である.幸い平城天皇の召問を機に,国史・氏族伝承に基づきそれを「古語の遺りたるを拾ふ」と題して撰上した」(西宮 一民 校注)
台風から変わった温帯低気圧の遠い影響のあった北陸富山。雨もだが、風が一時強かった。仕事も休んでしまった。雨の中、予約していた本が届いたということで、書店へ。いつものような自転車ではなく、今日は車で。レジに立つ店員がいかにも新人。目が泳いでいる。十冊ほども買ったんだから、一冊か二冊はカバーをかけてほしかったが、時間がかかりそうだし、先方からサービスの申し出もなかったのであきらめて帰った。それにしても、消費税の10%はきつい。貧乏人には重すぎる。書店はまた遠くなった。
斎部広成 撰 の『古語拾遺』を読了した。
まずは古語拾遺の訓読文、訓読文補注、原文、原文補注、解説と続く。
普通なら、訓読文を読みつつ、補注を随時参照する。が、あまりに補注が詳しく多く(← 必要だから当然)、訓読文を読み、そのあと、補注を纏めて通覧し……と、つまりは本書の構成通りに順番に読んでいった。悲しいから十分な未読など吾輩の力量を超える。あくまで日本の古典に触れたいという一心なのである。
補注もだが、解説がまた詳しい。これだけで古語拾遺論考として独立できそうなほど。読んだが何処まで理解できたやら。それでも、古代において中臣氏の専横が目に余る現実に憤る老翁広成の気持ちは感じ取れたと思いたい。
← 「MAQuillAGE|資生堂」より
過日、雑貨を買いにドラッグストアへ。化粧品コーナーを抜けて……行こうとしたら、凄い美人の広告チラシが。思わず、1枚手に取り物籠に。アイシャドウか何かの宣伝。さぞかし有名な女優かモデルなんだろう……気になる。画像を検索。判明した。ナントカ46か48の一人。その方の他の画像と比較。まるで違う! 化粧の力か、地がいいからか。はたまた、化粧品会社の為せる奇跡か。魔力だ!
内緒だが、カットしてハガキ大にして、栞にしてる。そのうち、待受画面にするかも。……実はしてしまった。
化粧を化けると捉える発想が常識でしょうね。ただ、理想論から言うと、その人の一番いいものを引き出す意思でもあるのかなと。
メイクを楽しみましょう! お袋が健在の頃、と言ってもそこそこの年齢だったけど、普段は家事に畑にと忙しく化粧どころじゃない。が、祭事などで外出の際にはしっかり化粧、和服で決めて。女を再認識させられました。
参照:「初化粧」 化粧とは、無数の仮面を被ることなのか。「幾重にも塗り重ねられた自分。スッピンを演じる自分。素の自分を知るものは一体、誰なのか。鏡の中の不思議の神様だけが知っているのだろうか」
← 「MAQuillAGE|資生堂」より
ハーン(八雲)についての呟きを目にした。八雲の本は、若いころ、どれほど読んだことやら。八雲の蔵書は20冊以上あるかも。懐かしいという感覚。かつての日本には確かに古き良き生活があったという静かなよろこび。
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