ロボットに心はあるか
← ダニエル・C・デネット 著『心はどこにあるのか』 (土屋 俊 翻訳 ちくま学芸文庫) 「 動物に心はあるか、ロボットは心をもつか、そもそも心はいかにして生まれたのか。いまだ解けないこの謎に、第一人者が真正面から挑む最良の入門書」
今月の資源ステーションの当番、昨日で終了。あとは、簡単に掃除して次の方に鍵を渡せば……と、そうは問屋が卸さなかった。今回も、当日はプラスチックの日なのに、ルール破りのゴミが。どうしたものか。規則を破る奴は、例によって知らん顔。我輩が片付けるしかないのか。クソ、糞、屎、
ダニエル・C・デネット 著の『心はどこにあるのか』 を読了した。車中での待機中に読むには重い、かといって自宅で読むのも億劫。
デネットにしては愚直な省察が展開されている。哲学者デネットへの、あるいは哲学とはいかなるものかを体験する上での入門書にふさわしい。
ロボットは心を持つか。ぬいぐるみに心がないのは明らか。でも、ぬいぐるみへの愛着は、まさに我が子かペットを愛玩するようでもある。ロボットに限らず、動物に心があるかを問う際には、注意すべき点がある。それは、人間との関りである。ロボットが誰もいないところで黙々と働くこともあろうが、それにしても、人間社会の一員であることに変わりはない。人が関わる限り、ロボットに人間味を嗅ぎ取ってしまう。ぬいぐるみですら、手にする人はどれほど大事にすることか。
動物に心はあるか。その前に知覚はあるのか。知覚の定義にも依ろう。ただ、昆虫にしろ、あるいは小魚たちにしろ、他の昆虫や魚や餌や天敵の存在を感じ取っているのは明らか。あるいは、動く上での障害物も感知している。そうでなければ、ぶつかってばかりだろう。音か匂いか振動か光か、いずれにしろ、何かの信号を感じ取り、動いている。
知覚は否定しようがない。では、心は? 心の定義がない以上、話を進めづらいが、動植物はどれも自己中心に生きている。あるいは仲間たちとの相関で生活している。である以上、相互間の認識や情報の遣り取りはないわけがなかろう。それが心とは呼べないとしても。
← 「バスキア展 メイド・イン・ジャパン 」が、森アーツセンターギャラリーにて。ジャン=ミシェル・バスキアを初めて知った時は衝撃だったなー。バスキアファンの吾輩、ブログでも何度となく特集したことがある:「バスキアの剥き出しの詩情の傷ましき」
以下は、昨日の呟き:昨日、スーパーで怪我した指、今もズキンズキン。汁物を持ち帰るのに、カウンターにある半透明の袋に入れようとした。袋は切り離し式なので、剥がそうと機械に手を伸ばした。すると、思いもよらぬ傷み。器械の端っこの金具に右手人差指の先が突き刺さった。肉を裂かれる感じが生々しく。見ると、あっという間に血がポタボタと。袋詰めもやっと。自転車の右側のハンドルに血の痕。夕方、入浴時も、右手を湯船に浸けないように。想像以上に傷、深かったみたい。あの器械、金属製なのだが、角、あんなにギザギザなんて、ひどい!
一昨日の右手人差し指の怪我。今日、また、同じスーパーへ。改めてじっくり、ケガした器械を眺めてみた。すると、なんと、器械の両端にセロテープ(カッター)があった。袋は、引っ張れば一枚ずつ取り出せる。何故、セロテープが要るのか。何年もスーパーに通っているけど、セロテープ(カッター)が付いていると初めて知ったよ。
吾輩は、今日まで全く気が付きませんでした。老眼のせいなのか、単に不注意なのか。指は力が入りません。何もしないと大丈夫だけど、何かを掴むとズキッときます。困ったのは、ポケットへの財布の入れ出し。指一本は伸ばしたままなので、財布を掴み辛い耳の穴も掘りづらい。
健常者や若い人には、何でもないことでも、障碍者や高齢者となると、思いもよらない危険物となる可能性が、何処にも潜んでいると痛感させられた。
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