吹き溜まりの庭
← 『20世紀ラテンアメリカ短篇選』(野谷 文昭 編訳 岩波文庫)「20世紀後半に世界的ブームを巻き起こした南米文学の佳篇16篇」
『20世紀ラテンアメリカ短篇選』を読了。表紙のの絵は、リベラの「アラメダ公園での日曜の午後の夢」だとか。南米文学は、それなりに読んできたが、大半は長編。長編の読み応えは断固ある。でも、本書に限らず短編も注目すべきと知った。中でも、マリオ・ベネデッティ作の「醜い二人の夜」には参った。気持ちが分かるだけに痛いほどに感じた。愛には勇気が必要だ。他にも傑作が幾つも。
鶴の一声で、戦闘機100機買う。だったら、鶴の一声で電柱の地下化、決めてみたら、どう?
電力網を、巨大な発電所からつなげるのではなく、電力も地産地消を目指す。地域毎に水力か太陽光か風力かバイオマスの発電所を設け、その地域で消費する。長い長い送電線は時代にそぐわなくなっている。浄化槽も、早くバイオマス化の技術を開発すべき。地産地消だよ。国が力を入れるべきは。
日本。失われた20年。消費税が上がる。失われた30年、確定。明日なき日々が続く。
今日は自転車を駆って書店へ行く……つもりだったけど、強風で止めた。風の中、走る自信がない。近所にも(それでも歩いていくには遠い)本屋あるけど、少なくて選択肢が乏しい。散歩がてらに本屋に寄れた、東京時代が懐かしい。というか、書店が減っちゃったんだなー。
車の中に何かの虫。居着いて既に何日も。餌は何? まさか、車の中で世代交代?
近所の庭には、なぜか棕櫚が。昔、農家だった名残かな。昔はほんとに棕梠縄、編んだのかな。親に聞いておけばよかった。そう言えば、昔は我が家でも麦を作ってってこと、いつぞやの親戚らとの雑談で初めて知ったっけ。昔は、馬を飼っていたってことも、雑談で知ったっけ。馬小屋があったのだけは、辛うじて覚えてる。やけに、藁が多いし天井の高い小屋だった。そう言えば、ニワトリ小屋もあった。肥溜めも。ハンモックもあったらしい。農作業の間、小さかった我輩はハンモックに揺られていた……らしい。土間もあった。大城な竃。秋には脱穀など。年末には餅搗き。
強風が吹き荒れると、庭にゴミが溜まる。樹木やあれこれの置物が枝葉やゴミの吹き溜まりとなる。吹き溜まりの庭って、風流じゃないね。
今日は富山、35度の予報。強風だけど、9月下旬になってこの気温はやばい。
夜中にこっそり、愚痴を。昨日も庭仕事やった。でも、まだまだやることがあります。庭のない家の方からは、贅沢な悩みに思われることも。頑張っても庭の景観、改善しないのも遣り甲斐の欠如の一因。簡単に例を挙げて言うと、松など樹木の剪定でも、どう刈り込めばいいのか分からない。よって、やってもザンバラ髪に。
← テレサ・オニール著『ヴィクトリアン・レディーのための秘密のガイド』(松尾 恭子【訳】 東京創元社)「衣服、トイレ、入浴、ダイエット、結婚、初夜、避妊など、約200点の図版を交えて、ヴィクトリア朝時代のイギリスやアメリカの女性のありのままの暮らしを紹介」
テレサ・オニール著の『ヴィクトリアン・レディーのための秘密のガイド』を読了した。
『ダウントン・アビー』や『嵐が丘』、『風と共に去りぬ』などの背景を知る。我輩はあくまで好奇心で。映画「風と共に去りぬ」の一場面でもありましたが、黒人の侍女の手伝いでコルセットを装着する苦労! あれじゃ食事も喉を通らない。紳士の前では、慎ましやかな食事にならざるを得ない。出産は、命懸け。麻酔もないし、そもそも手術なのに滅菌、清潔にするという発想がない。が、結婚すると、子供を何人も作る圧力がかかる。夜の娯楽は他にないし。
本書は19世紀の英米の、女性たちの置かれた、風俗を中心にした社会状況を描いたもの。上記したような個々の作品を具体的に例示しての説明ではない。
最終章は、マスターベーション。女性の全ての病気は、マスターベーションが原因という、当時の宗教的偏見(を真に受けマスターベーションを指弾する偏見)に満ちた学者らを著者は感情をむき出しに非難する。秘所は見るのも障るのも許されない。結果、不潔になって病気になる。その病気もマスターベーションのし過ぎと非難する。女性に出口なし。
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